私の好きなプログに内田樹先生のブログがあるとお話しましたが、その中での面白い話を一つ。
友人を選ぶときの条件は「友を選ばば書を読みて、六分の侠気、四分の熱」つまり知性、気づかい、向上心というようなものが友人を選ぶときの条件であるよということであるとあります。そう完全なる客観的要素です。
では配偶者を選ぶ条件とはなんであろうかと、与謝野鉄幹のこの「人を恋ふる歌」は広く人口に膾炙した「妻をめとらば才たけて、みめうるわしく、情けある」で始まる(男性配偶者の条件については言及していないが、同列に論じてよい)。はたしてこれは「条件」と言えるか。とあります。
これは才能、美貌、情愛全て主観的価値であるというのです。それなのに今の人は配偶者の条件にこの客観性を求めているのではと危惧もしているのです。
そう結婚はそもそも、「蓼食う虫も好きずき」でよいのだと。納得です。
しかし、私には友を選ぶ基準も完全なる客観性だけではない選択要因があるような気がします。
例えば私の場合には旧友以上、戦友未満という基準が存在しています。基準だからやはり客観的なのかもしれませんが、広く人口に膾炙しているわけではありません。
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