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2009年11月10日火曜日

水餃子 朽木寒三氏




悠好」を真似てみたものの本日の餃子は30点です。皮に根性がありません。黄金比の強力粉9対薄力粉1でなかったのが敗因です。皮は真ん中を厚く、まわりを薄くつくります。


私の記憶にある父が作ってくれた手料理はこの餃子とジャージャー麺です。父は北京語を流暢に話し、生前は大陸の話はしなかったのですが、死ぬ間際に特務機関にいたことなどを病床で話していましたが、その当時は妄想か虚言ではと疑っていました。

餃子の餡を作りすぎたので藤が丘の母のところに妻が持っていったところ、父の作った茶碗とはがきを持って帰ってきました。はがきは年賀状のようで、朽木寒三氏よりのものです。

大陸小説とえば檀一雄氏の「夕陽と拳銃」が有名ですが、この朽木氏の「馬賊戦記」もベストセラーになりました。丁度その執筆をしている頃の書状でした。

父が後年、大陸には近づこうとせず、台湾で陶芸を教えていたことは何を物語っているのでしょうか。


今となっては知る由もありませんが、戦争が個人の人生を大きく揺るがしたことは事実です。


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