COP15がデンマークのコペンハーゲンで閉幕しました。会議の成果はともあれ、このコペンハーゲンは後の量子物理学の巨人となるニールス・ボーアを生み、コペンハーゲン学派と呼ばれるまでに世界中の量子物理学の知能が終結した場所でもあります。
統計学というのは別に経済指標の作成のみにつかわれるのではありません。医学徒は医療統計に、数理学徒は数理統計にもつかいます。
数学とりわけ量子物理では基礎の基礎です。
アインシュタインは量子論を最後まで肯定しなかったと言われていますが彼はこうも言っているのです。
「あちら側には広大な世界が広がっている。それはわれわれ人間とは無関係に存在し、われわれの目の前に大きな永遠の謎のように立ちふさがっている。そしてわれわれはその一部しか調べることはできない」
つまり、理解は出来ていなくてもなんとなく存在することはうすうす知っていたのです。
さらにシュレティンガーの猫で有名なシュレティンガーもこう言っています。
「絡み合いは、量子力学の特徴の一つというよりも量子力学そのものである」
この量子の絡み合いは、直観的に認識できないものではないようです、最後にシモーニとクローザーの言葉です
「ベルの定理からもたらされる帰結は、哲学的に驚くべきものだ。科学者の持つ実在論を完全に捨て去るか、あるいは我々の持つ時空という概念を根本的に変えなければならない」
我々は理解できることのみを「現実」としているのです。
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