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2010年3月17日水曜日

脳の可塑性

昨日は私も妻も仕事で帰りが遅くなりそうだったので夕餉は留守番をお願いした母が作る予定でした。

家に帰ってキッチンカウンターをみるとバラバラの肉の塊が散乱しています。聞いてみると、ひき肉を炒めてしまったようです。肉がまとまりません。母ショックを隠しきれません。

年をとるとずっと作らなかったり、やらなかったりすることを思い出せないことが多くあります。それも全体は分かっているのに、細部が飛んでしまうようなことです。

脳だってもちろん老化します。仕方のないことです。

妻はそんなこと関係ないから、どんどんやった方が良いと言います。確かにその通りです。ただ、同じ失敗を重ねると本人が益々委縮して(私の母はそういう感じではありませんが!!)やらなくなってしまうこともあります。

こういうときには、レシピを見ながら確認することが大切です。それによって過去の記憶を呼び戻し、体験することで再度、脳に刺激としてインプットする訳です。

目で見て、脳で再構築して、体験する。これです。

脳は可塑性を持っています。

もちろんひき肉は今日のラザニアの材料になりましたからご心配なく・・・・・・・

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