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2010年3月14日日曜日

今日は何の日?

3月14日、ホワイトデーです。グーグルのデザインを見てハッと感じた方、大正解です。

3.14・・・・・・そうです。円周率の日なのださうです。毎日何かしらの日なのて゛すね!!!


ところで、今日グーグルニュースで面白い記事を見つけました。「人間の脳は単なる身体的部分としてではなく、もっと大きな繋がりを持つ」というものです。

この実験はマウスを正常に使用できる状態の時と、正常でない状態の場合とを比較したもので、正常の時には実験の結果、被験者の注意力に乱れが生じたが、これは表層的な現象などではなく、人間の認知の根源にまでかかわる問題としています。

以下抜粋*****

「人間と脳の各部分、そしてマウスとモニターは互いに強く結びついており、全体で1つのものになっている」と、米フランクリン・アンド・マーシャル大学の認知科学者Anthony Chemero氏は説明しています。この実験は、ドイツの哲学者マルティン・ハイデッガーの基本概念の1つを検証する目的で行なわれた。


人間は、扱い慣れた、正しく機能している道具については特別に意識せず、道具の向こうを「透かし見る」ようにして、目の前の課題に意識を向けるものだ、とハイデッガーは唱えた。それはちょうど、靴ひもを結ぶのにいちいち自分の指を意識しないのと同じ理屈だ。すなわち、道具はわれわれ自身なのだと。


この概念は、「用具的」[他には「道具的」「手許的(性)」「用存的」など。英語では「ready-to-hand」=手の届くところにあること。ドイツ語では「zuhanden」]と呼ばれ、人工知能や認知科学の研究に影響を及ぼしてきたが、これまでこの概念が直接検証されたことはなかった。


実験では、マウスを使った一連の動きテストが行なわれ、被験者はカーソルをさまざまな方向に導くよう求められた。そして、カーソルの動きがマウスより数秒間遅れる場合の実験も行なわれた。正しく機能する場合と、正しく機能しない場合に、マウスの動きのパターンに関して大きな違いが見られたという。

マウスが正しく機能しているとき、被験者の手の動きは「1/fゆらぎ」またはピンクノイズと呼ばれる数学的形式を示した[パワー(スペクトル密度)が周波数fに反比例するゆらぎのこと]。これは、普遍的な電磁波の「ゆらぎ」から潮汐流、DNA配列にいたるまで、自然界で繰り返し生じるパターンの1つとされる。ピンクノイズについては科学でもまだ完全には解明されていないが、われわれの認知処理がこのノイズに自然と同調することを示す証拠が存在するという。


ところが、実験で、マウスが正しく機能しなくなったとき、ピンクノイズは消失した。コンピューターの機能不全を、被験者が意識するようになったためだ。これは、ハイデッガーが「非-用具的」(unready-to-hand、ドイツ語では「unzuhanden」)と呼ぶ状態だ。実験では、マウスが再び機能を回復したときにのみ、認知も通常の状態に戻った(この実験では検証されていない説だが、被験者が立ち上がってコンピューターの使用をやめた場合も、やはり認知は通常に戻ったのではないかという推測も成り立つ)。

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ハイデカーの実証的検証というのは大変興味深い研究です。最近読み始めた、反自然主義的哲学とも通ずる問題かもしれません。何故ピンクノイズというか?それはホワイトとレッドの中間だからです。これ本当です。科学は反復的立証可能が前提です。今日、面白い本をオーダーしました。
書評は読後楽しみにして下さい。書籍の題名は「代替医療のトリック」です。

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