バブルの頃より、傍を見ていてこのオフバランスの経営が難しい。
多くの人はつまり持ちすぎてしまうのだ。使わないものを多く持てば、出費も掛る。
ハワイで多くのコンドミニアムを持っている人を見ていて、その維持費の高さに驚き、とても海外の不動産は買うものではないのだなと思っていた私が、マウイ島のタイムシェアを購入するにあたり、Sパパの良いアドヴァイスを戴いた。
そう「使うか使わないか」だと。そう言われて、毎年ホテルに泊まるのとタイムシェアに泊るのと比較して何年で元が取れるか計算したところ5年だった。今年がその5年目である。
そんなこんなで私の会社はオフバランスの経営を目指している。そう資産に固着しないという経営である。おかげで顧客に多大な債務を抱えさせないで今まで来ている。会社の土地だって借りものである。それ以外の不動産もすべて借入金はない。
もともと親の総取りが如く全部取りはビジネスの世界で必ずしっぺ返しが来る。私が怖がりなだけかもしれないが、みんな仲良く少しずつという気持ちでやれば気持も楽である。
空中権のビジネスもそんな一端から始まった。その空中権も4年を経過する。
今日逗子マリーナの売買契約を行う。もちろん妻も同席である。私はどんな小さな不動産でも購入するときはいつも妻と一緒に行う。この歳になるとその契約の際の経緯も忘れがちだからだ。さらにバイアスも発生しやすい。
もちろん購入する不動産についてはランニングコスト、減価償却、そして「使うか使わないか」をよく検討した。そして何よりも私の好きな場所はマウイ島と材木座である。そこに拠点を持つわけである。持つまで20年が経過し、そこで育った息子や娘は成人になりもう親とは遊んでくれない年齢になったのが唯一寂しい訳であるが、私の実力がなかったのだから仕方あるまい・・・・・・
バブルの頃ある不動産業者が言っていた「銀行からの融資は資産ですよ」とんでもない借入金は毛頭資産などではない。債務である。人のお金だ。
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