カリフォルニアの南部のハイウェイには今も不法移民が国境を超えることを注意する看板が立っている。
私は20代の時一度だけメキシコに行った、それもアメリカとの国境の街ティフアナ (Tijuana)だ。
当時、お金も、何もなければ怖いことなんかないと無鉄砲の若気のいたりで国境の街に行った私はアメリカとは違う乾いたそれでいて砂のようなじゃりじゃりした感覚に怖くなった。
昼間は観光客相手に陽気なマリアッチが流れ太陽の陽ざしのまばゆいばかりの街が、夜になると豹変する。街角の背の低いメキシコ人の目からは、異様な眼光が発せられとても声をかけることなどできず、その場を逃げるように去ったことを思い出す。
アメリカに一番近い国メキシコしかし、その国はアメリカの暗部でもあるのだ・・・・・混沌と情熱、荒廃と輪廻・・・・この国の魅力でもある(写真はウィキペディアよりお借りしました)
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