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2011年3月1日火曜日

英国王のスピーチ Bunkamura ル・シネマ

恵比寿のガーデンシネマが休館(願いも込めて)してしまい映画をゆっくりと観られるところは、このル・シネマくらいになってしまいました。

そんな中今大変良い映画が上映されています。ストーリーや内容をお話しするのはご法度ですが、最近観た中で3指に入ると思ったのでご紹介させて下さい。



一つは最近アカデミー賞を獲得したと聞きました「英国王のスピーチ」です。エリザベス女王(二世)のお父さんの実話です。

とにかく俳優が渋くて演技が上手いです。ウィンストン・チャーチル演じるティモーシー・ポールに始まり、スピーチの矯正の先生を演じるライオネル・ロータのジェリー・ラッシュも良い味出しています。

当時(ナチスとの対戦前夜)のロンドンの雰囲気も味わえます。ファッションやライフスタイルの勉強にもなります。



そしてもう一本はこの「再会の食卓」です。「千年の祈り」以降中国人の監督作品に興味を持っていたのですが、これがまた大当たりです。「トゥヤーの結婚」で金熊賞をとったワン・チュエンアン監督ですが、老齢の3人の人間模様と台湾と中国の歴史に蹂躙された人々のドラマをうまく撮っています。高層の上海と三人の姿が食卓と言う家族の原型とで見事に対比されて観る者を哀愁の世界に誘います。是非お薦めです。

良い映画を観たあとは心が豊かになります。愛用のホッチキスを机にしまい忘れた妻のことも許せる(?)心になります(笑)

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