糸井さんのブログにアマンに興味がある書いてありましたが、確かにリッツカールトンやフォーシーズンズホテルとは違う方向を目指していると思うのです。
私の仕事はごく私的なものです。私的なものを突き詰めていけば個人の理想ということになります。
つまりはその人にとっての理想的空間を作り上げることです。これは口で言うのは簡単ですが結構難しいのです。
あるときにお客様が「Sさん!!私のイメージしたのはオルセー美術館の2階のガラスの床なのよ、こういうのじゃないの」と言われたときには、参りました。つまりお客様以上にその理想的なるものを知っていなければならないのです。まあ料理も同じですけどね・・・・
高級外資系ホテルの社長だったSパパがヨーロッパには小さなでも飛びぬけて素敵なホテルがあると言っていましたが、その通りです。イタリアのポルトフィーノにあるホテル・スプレンディドもその一つ。カンヌやニースをこっそり抜け出し、隠密にスターがやってくる伝説のホテルでした。
写真はそのロビーとプールです。
逗留した時期がシーズン最終版であったことも奏し、丸一日ホテルの運転手がベージュのベンツでこの東洋人の案内をしてくれました。
そうアマンはある意味、このスモールラグジェアリーであり、個人の嗜好的要素に結実する発想です。京都の星のやも舟で渡るあたり、かなりこのアマン的でもあります。
写真は昨年のオープンしたての星のやさんです。
アマンと言えばバリにあるアマンキラ、アマヌサ、アマンダリが有名ですが、近頃注目なのはブータンやスリランカのゴールに作ったアマンです。しかしながらスリランカは政情不安ですし、近くなったとはいえブータンは遠いです。
という訳で6月の上旬、日本から一番近いアマンに行ってきます。アマンファンユです。成田から空路3時間半、車で20分です。
スモールラグジェアリーの真髄を味わってきます。
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