内田先生がブログで面白い事を言っていたので、興味のある方は覗いてみて下さい。
http://blog.tatsuru.com/
確かに辞任した大臣の言葉はその場、その場として聞いていれば、客人を迎えるにあたっての心得ともとれなくないし、全員がなお一層の努力をして困難に立ち向かうという趣旨と捉えれば激励の意味合いと一応の納得もできる(出来ないか)かもしれないが、全体として捉えると旧態然とした政治家の手法であり、相手を恫喝し、拒絶し、優位に立つ政治的戦略が透けて見える訳です。
ここ数年の政治の空白はお粗末そのものです。当選するのはテレビのキャスターのように露出度の高い人か2世議員です。そんな政治トンチンカンな人達です、自らの身を守るがため論戦においても論理的に相手を納得させるのではなく、感情や世論を利用します。
人を生まれで判断するつもりはありませんが、その人の歩んできた道というのはおいそれ変わりやしません。養祖父は部落解放運動の代表でもある実業家、政治家で辞任大臣にしても3世議員ですし、実弟は福岡の建築会社を経営しています。
そんな彼が今のような言動を起こしたとしても何ら可笑しくないのです。たから首相に任命責任などと騒ぎますが、固辞したのに何回も要請したというのですからこれは確信犯です。分かっていたはずですよ。
好意的でない相手は挑戦的口調でやってきます。そんなとき同じような挑戦的口調では何事も旨く行きません。相手の温度が下がるのを待ち、相手の言い分を聞いてあげ、出来ることを提示していくこれが基本です。私はこういう時ほど冷静で、相手のソックスの色や時計の趣味など様々のところを観察し、冷静で居られます。感情的発露には何一つ発展的な物事にはなりませんからね。
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閑話休題
石原慎太郎氏が雑誌で面白い記事を書いていました。
若い時に貧乏は必要だと。私もそう思います。貧乏そのものより、貧乏な生活の中でもそれを笑い飛ばせるような自由闊達な生き方の経験とでもいいましょうか、バンカラ学生の持っていたあの明るさです。
娘はまだ未婚ですが、旦那になる人が一度でもこうした経験があったらいいのにと思うのですが・・・・無理だろうな・・・・・
一方、こんな話もあります。ロックフェラーの当主で何代目かの人が、車でサーカスの前を通り過ぎたらあと30分待つと料金が2ドル安くなると張り紙がしてあったので待ってからサーカスを観たそうです。本当のお金持ちというのは案外純粋な人が多いのも事実です。
ではどんな人が一番まずいのでしょう。それは小金持ちだったのが凋落して、貧乏になり、昔を懐かしみながら世間を憂えているような人達です。
残念ながら今の日本にはこの手の人が多くいます。中流から下流に転落していった人達です。
そして必ずこういった人は他人と比べようとします。少しでも自分が劣っていると感じると強烈な嫉妬と相手を落としめてやろうという攻撃性です。ルサンチマンに他ならぬ憤怒はますます視野を狭くします。
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