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2011年12月27日火曜日

グローバリゼーションのもたらすもの

グローバリゼーションのもたらすものはいくつもあるでしょうが、一つは地政学的地図が大きく塗り替えられるということです。そんなのわかってらという人は飛ばして下さい(笑)

大分前から、常々、BMWやベンツはどこの国の車ですがと聞かれるとワールドワイドということにしています。多くの工業製品が今や安い労働力と為替により海外にシフトしてOEMで生産されています。BMWだって南アフリカやチェコで生産されている部品が使われています。それに上からポンとドイツ製というラベルを貼っている訳ですから中身はワールドワイドな訳です。

昨日もこの年末にも関わらず大繁盛しているナルシマさんで多くのロードバイクを見ると、カーボンの老舗のLOOKでさえ低グレードはmade in Taiwanのシールです。

ところでA社というりんごの会社のディビジョンを驚きです。最近、同社に就業したS家のM女史から聞いた話によると日本はアジア・太平洋ディビジョンになり直接のヘッドクォーターはシドニーだそうです。

それに比して中国はアメリカが直接受け持つのだそうです。まさに先進企業が地政学的地図を取り払い、成長や可能性に合わせたニューマップを作製していることが分かります。

日本人の何パーセントがこうした地政学的でないニューマップを想定しているのか不安です。

昨日も世田谷に転勤したメルセデスのサービスフロントのT氏より車の調子は如何ですかとの電話を戴きました。しごく調子も良いのでその旨を伝えると何でも言って下さいとのことでした。

車も仕事も人です。その縁を大切にしないと地政学的地図が意味をなさなくなっている今だからこそ、失うものも多いと思うのです。

皆さんは自らの頭は昔の中華思想のように日本を中心としたありきたりの世界地図しか描けないなんてことは無いでしょうね・・・えっ、地図が描けない・・・それ以前のお話でした・・・(笑)

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