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2012年4月17日火曜日

release or retain

あるきっかけで私が40代の時にMBAを目指そうとしたら、時間は有限だからもっと他の事をしようと言われました。その人もMBAホルダーですが・・私には何故なのかその時は分かりませんでした。

しかし、今になって考えると「その事」をしなかったお陰で「色々な経験」をすることが出来た訳です。

結局、人生は「幾千万回の選択の連続」です。まして時間と言うものは均一ではありません。



皆さんは本川達雄氏著書「ゾウの時間ネズミの時間」という本を読んだことがありますか。

動物はサイズによって心臓の拍動も異なり自ずとして時間も変わっていると書いてありました。

そうです時間は相対物なのです。

人間に至っては若い頃より歳をとった方が一年が早く流れると感じた人が多いのではないでしょうか。そう感じた人は全うに生きていると断言できます。

歳をとり、感化されることが多くなり、物や人との関わりが若い時に比べて格段に多く複雑になっている証拠です。

脳は確かに記憶力や多くの機能が老化します。それは生物学的な自然な流れです。

ただし老化しても強化されて行く部分もあるのです。経験や知覚というものは進化します。そしてそれらは学習を通して新たな次元に記憶は「再構成」されるのです。

ここにもう一冊の本があります。



ここにもそんな脳の不思議な事が描かれています。物忘れがひどくなったと嘆いている人には必見です。

ただ困った人もいます。それだけ処理しなければならない情報や事象が多いのにも関わらずリリース出来ない人です。

こんなはずじゃない、こんなことはおかしいといわんばかりです。

全ての事を保持する事は出来ません。忘れるべくして忘れるのです。

断捨離」も一種の物のリリースです。これが出来る人は人生においてのリリースも出来るでしょう。心配ありません(笑)

最近巷で話題にのぼる「シェア」、「公共」、「ネットワーク」も実は根っこの部分でこの「リリース」があると私は思うのです。

フェイスブックを始めるまで個人の実名制やそれに伴う様々な効果に疑問的でした。

実際にやってみると、つまり呪縛を解かれた(リリースした)ら物事の次の局面が現れてきたのです。

ですから皆さんも自身の呪縛を是非解いて見て下さい(笑)



下流社会」で有名な三浦展氏がこのたび「第四の消」という本を上梓しました。

早速購入して読み始めましたが良書だと思います。倍くらいの文章をまとめたと書いてあった通り充実して内容の濃いものです。

この「第四の消費」にも書かれていますが、「つながりを求める消費」とはつまり「リリースした消費」とも読み変えることが出来ます。

物を売りながら同時に共感や情報も提供していく。新しいスタイルです。

色々と記しましたが、結局自分自身でreleaseしているのかretainしているのか考え選択することなのです。

皆さんも如何ですか??選択していますか??





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