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2012年5月24日木曜日

石を見つける  リテラシーの話

ブログはそうでもないのだけど、フェイスブックやツィッターをやっている人からはこんな危ない事があったとか、こんな危険な情報が平然と流れていると言った類の話が多く目にとまります。

当然、フェイスブックはオープンで原則実名です。悪用しようと思えば出来るでしょう。

ただ、私の仕事は長年、書類から事実を見分けることが要求されるのです。自慢ではありませんが1件を除いて、禍根なく20年続けています。唯一の一件は書類に書かれている事は全て真実で嘘が無く、提出した人も本人だったのに第三者が入居してきたという例です。これとて経験で今では判別できるようになりました。

しかしながら一般の人にこの経験を会得するには時間も掛るでしょうし、機会も少ないと思います。

そこで今日、糸井重里さんのブログにとても良いは記事が掲載されていましたので以下引用させていただきました。是非、それ以外にもイトイさんの慧眼ある言葉が掲載されていますので興味の方はブログに足を運んで観て下さい(指を運ぶ???)

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早野龍五さんが、霞が関での勉強会で、
「ツイッターに集まる玉石混交の情報を、
どう判断して選別するか?」という質問に、
「石を見ることが大事。
石を知らないとリスクコミュニケーションはできない」
と答えたと知りました。
なるほどなぁ、と思いました。

さまざまな危機のなかで、
ウソだのデマだのまちがいだのも、
事実や真実のように流通します。
しかし、どこかにウソやデマであるという点が、
見つけられるはずです。
それは、善意から出発して発せられたものでも、
善意のなかで流通していくものでも同じことです。
「ああ、これはデマなのか」と知ることが、
選んではいけない方向に
じぶんが進んでしまうことから、身を守れます。
これが、「石を見ることが大事」という意味でしょう。

ぼく自身が、二年間ツイッターをやってきて、
自然にやっている情報の選別が、
早野さんの語っている、この方法だったと思います。
ほんとうは価値のない、信じては危ない情報のほうが、
ハデだったり驚きがあったりね、スキャンダラスです。
そういう情報を目にした場合、
「たいへんだ!」とすぐに騒ぎ出すのではなく、
「ほんとかな?」といったん立ち止まって、
じっと見ることが大事だと思うのです。
幽霊を見たと思ったら、正体は枯れ尾花だったりします。
でも、それは、じっと見たからわかったことですよね。
「まさか!」という情報のほうが、人の興味を引きます。
でも、その「まさか!」が成り立つためには、
そうとうにたくさんの条件が必要になるはずですよ。
じっと見ると、おかしいところがかなり見えてきます。
ぼくは、ほとんどの問題にシロウトなので、
これが正しいと断言できるようなことは少ないのですが、
その情報は「石」だな、ということだけ判断しています。
「ほんとかな?」程度の勉強は、
シロウトでもできるから、そうしているだけです。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
新緑がきれいだ‥‥とか言ってると、梅雨がくるんだよな。



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