名作のエンジンというものは数あれど、BMWが得意としていた直列6気筒(通称ストレート6)はまさに至宝と呼べるエンジンです。
アメリカ車に代表されるV8エンジンはマッスルカーと呼ぶにふさわしい低速から太いトルクでグイグイ引っ張るエンジンでそれはそれで面白いのですが、ストレート6というエンジンはこれとは少し違います。
低速のトルクこそV8に負ける(もっとも最近のBMWはターボーチャージャーでこのあたりをカバーしています)が4000回転を超えてもさらに吹けあがるエンジンはほんの少し甲高い音を鳴らしながら最後まであくまでスムースです。シルキーシックスたる所以です。
ただ難点はエンジンがどうしても大きくなってしまう事と低燃費には限界があるという事です。
そのあたりでBMWも最近では4気筒にエンジンの主流を移していて、ストレート6はほんの少数派となってしまいましたが、素晴らしいエンジンである事は間違いありません。
私の乗っていた525は自然吸気のこのストレート6が搭載された最後のモデルでした。今はスタッフのT氏が乗っていますが素晴らしいエンジンである事は変わりません。
もちろんV12気筒やW12などのエンジンは手を入れればいくらでもパワーアップ出来ますが、個人的には面白いとは感じた事はありません。
また、どのメーカーのV10エンジンにも共通して言えるのですが、このエンジンは扱いが難しいと思います。BMWもM5からこのエンジンを引き上げたのもそのあたりが原因ではないかと推測します。
ということで私の好きなエンジンはこの直列6気筒エンジンと水平対向6気筒エンジンということになりましょうか・・・・・・・・・・
BMWはバイエルン発動機株式会社という名称なのです・・・つまりはエンジン屋なのです!!!
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