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2012年11月21日水曜日

拘泥と束縛

30年近く会社の代表をやっていると色々な人に出会います。

そんな経験からある経験則を持つようになりました。

それは私の人を見る基準とでもいいましょうか、まあ、ほとんど外れないのであります。

困った人たちの第一は個人商店なのに大企業病の抜けきらない経営者です。

こうした人のほとんどが大学を卒業して実家の家業と関連性のある業種の大企業に就職して、実家に戻り後を継ぐ人達です。

もちろんそうでない人もいますから、全てが全てと言う訳ではありませんが、個人経営の中に大企業のシステムをそのまま使おうとしている人達です。

私は60人以下の会社は全て個人商店だと思っています。何故、60人かって?それは従業員の仔細を詳しく理解するにはその人数程度が限度だからです。それ以上の場合には個人商店とは呼べませんので今回は論外です。

こうした人の共通点は従業員と自分は違うという特別な意識を持っています。そしてそれは経営者と従業員に垣根を作り、結果、会社は円滑に進まなくなります。

もうひとつ困った事にこうした人達は何かの劣等感を持っており、それに拘泥するあまり的確な判断が出来ない病に陥っている事です。

今放映しているキムタク主演のプライスレスというドラマでも、社長(藤木直人)がキムタクに強烈なライバル心=劣等感を持っているためにあり得ないようなミスジャッジをしています。

それと同じように自分に何かが欠けているという意識が知らず知らずのうちにそれを埋めるような判断をしている訳です。

自分が効率的な判断をしていると思っている人がいたら大間違いです。人間万事塞翁が馬、禍福は糾える縄のごとし、思うようになることの方が少ないのです。それに効率的って何を持って言うのでしょう。

出来る限りそうした閉塞的意識による物事の拘泥や束縛を解き放つことこそ、未来に向けた一歩なのですが中々いないんですよね・・・残念ながら・・・

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