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2012年11月27日火曜日

シュウマイ 焼売 お初天神 阿み彦


シュウマイ お初天神「阿み彦」
私は関西人が苦手である。こんな事をいうと関東の田舎もんが何言うてんねん、こっちの方が都だったと叱責を受けるであろうが、一人の時はまだしも関西人が集まった時のあの騒々しさが苦手なのである。鉄砲か機関銃か分からないが、頭の上で次々に交わされる会話の嵐が眩暈を起こさせるのである。
しかしながら食べ物となれば話は別である。お好み焼きや串揚げはもちろんのこと、黒門市場の近くで食べたふぐは東京の半値であの身の厚さである。寒い時期には定期券を買ってでも通いたくなる。これほんと。
横浜に住んでいると中華街が近いこともあり、美味しい中華にありつける。全国に名を馳せるシューマイの崎洋軒はどこのキオスクでも買えるが、ホタテの身を入れたシューマイ弁当は忙しい新幹線の中での朝食の定番である。
都内にもシューマイの美味しい店はある。友人がこっそり教えてくれた丸の内の「小洞天」のシューマイ定食はなるほどと唸る逸品である。何故唸るかと言えば、丁度いいのだ。このシューマイとご飯の量が丁度いいバランスでお昼の空腹を満たす。お昼は満腹になりすぎても午後の仕事のやる気がでない。そう、このバランスこそがサラリーマンの昼食の要点ではあるまいか。
そこへいくとお初天神の「阿み彦」のシューマイはお昼と言うより、仕事を終えて家路に向かうそんな少し前に、さっと暖簾をくぐってビールでこのシュウマイを食す。そんな場面がぴったりなのだ。もちろんこの場合のビールは瓶ビール。ここのシューマイは揚げシューマイが有名だが、蒸したものも提供している。池波正太郎も愛したここのシューマイどうしても手に入れたいが大阪まで行けないと言う人は電話をすれば送ってくれる。便利な世の中になったものだ。
朝食のお弁当箱に大きなシューマイが入っていた。このぎっしりとした肉の感じは磯子カントリーのシュウマイである。もちろん箸が一番先に延びたのは言うまでもない。
 
 
 

 

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