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2013年9月6日金曜日

白灼基圍蝦

白灼基圍蝦

日本で食卓に揚がる海老と言えば車エビ、伊勢海老、桜海老などが古くからその代表格であったが、流通や輸送技術の発達で、深海で獲れる海老や海外から養殖して輸入される冷凍海老などその種類は大幅に増加した。タイや東南アジアで養殖されているブラックタイガーや主に中国から輸入されるパナメイ海老などが普通にスーパーで見かけられるようになった。
香港に通っていた時期があった。お目当てはあちらの海鮮料理である。今ではツアー客も多くなって観光客相手の店が多くなった、鯉魚門も当時はまだ安かった。
通りを歩きながら食材を物色する。その日のお薦めの魚があればその魚と貝類を買う。海老は量り売りの重さで買う。中々馴染めない斤の換算である。一斤600gであるから十分な量である。これを近くの料理店で料理してもらう。といっても簡単な料理で出来るだけ手を掛けない方が美味しいのだから仕方がない。海老は蒸してもらい熱々の海老を手でつかみ頭を取って生姜と醤油の中にトプンと付けて口に放り込む。海老は小さな芝エビのようだったが種類は分からない。兎に角新鮮なので旨い。ところが日本では中華街でもこの料理が少ない。私はこの蒸し海老を日本で食したことがない。先日も老舗の高級中華店で出来ないのか尋ねたが無理だった。何故だか分からないが、もしメニューにあったら真っ先に注文するのに残念だ。
本場の香港に限らず、どこでこの料理を食べても美味しい。ホノルルの中華街でもカフク産の海老で作るそれは香港の物よりやや大ぶりで身の食感も高い。これも中々旨い。いつぞや連れて行ってもらったロサンゼルスの近郊の中華店のこの料理も美味しかった。供された海老はメキシコ産だと言っていたが、本当に甘みの強い海老だった。
そこに行くまで海老の種類はどんな海老が供されるか分からないが、中華街は世界中にある。フランス語が読めなくても、ドイツ語が駄目でも、どんな店に入っても「白灼基圍蝦」と書けば間違いなくこの料理が出てくるのだ。






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