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2009年11月30日月曜日

男の小部屋

洋の東西を問わず男には物にごたわりる習性が存在します。

もちろん全くごだわらないという人もいるのでしょうが、私にはそういう人は魅力的ではありません。

子供のような一途さというのは年をとるほど良いものです。昨日知ったのですがリックのパパのオーディオは凄いらしいです。

拘るものは車、オーディオ、時計、靴などなど様々です。

私ももう一度カーグラフィックの編集長に戻るべく興味のアンテナを立てることにしました。

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銀の言いまつがい

妻 印象派の画家の中でモネとスザンヌが好き

夫 セザンヌだよ

再会 一期一会

高校時代の親友と週末会う予定です。

一人のM氏とは東京にいる頃にはちょちょく会っていたのですが色々あって今は群馬に住んでいます。かれこれ10年以上会っていません。

もうひとりのT氏は周産期医療の長をやっており、以前は横浜で学会が開かれるときなど会っていたのですがこちらも多忙になり、今は学会に出る暇もないほどのようです。

いずれも元気がなによりです。この二人とは「庄司薫 赤頭巾ちゃん気をつけて」を読んで、青春や恋愛について青い議論をした仲間です。

昨日もリックのパパが「丸山眞男」のことを「私たちのアイドル」と称していましたが、私たちの頃にはこの本で知りえた程度でした。

この時期の軽井沢は人も少なく、落ち着いています。落ち合う宿は軽井沢から少し離れたところを予約しました。かけ流しの温泉もあるようです。

昔は日本酒1升瓶を抱えてあっちこっちの家で飲んだものです。もう1升とはいかないので、美味しいお酒を少しづつ皆で飲みたいものです。

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一期一会です。

娘の父親

オーストラリアで暮らすK家のRちゃんが彼を連れて帰国したそうです。そう秒読み間近のようです。

この前Dr・F氏のHPでお会いした折にも「俺はまだ正式には許可した訳ではない」と言っていましたが、奥様に「一番甘いのはパパじゃない」と突っ込まれ、「だって嫌われたくないもん」と皆を笑わせていました。

聞くところによるととても良い青年のようです。

娘の父親というのは相手がどんなに好青年でも100%はありっこないのです。ただ、娘の人生は娘のものだし、娘の幸せが一番と思うのは同じでしょう。まして、遠く異国で暮らす娘を心配して当然です。

彼が「幸せにします」と言ったそうです。私もこの言葉に一番弱いと断言します。きっとMパパもそうだと思います。あの小さかったRちゃんが結婚とは感慨深さひとしおです。娘とS家に泊まりに行って、八景島で海鼠をむんずと掴んでニッコリしていたのが昨日のことのようです。

Kパパと今度同じ娘を持つ父親として一緒に酒でもやりたものです。そうそうSパパ、K井パパも仲間に入れてです。Dr・Fは盗人2人なのでハブンチョです。(笑 冗談です)

実証結果  防水剤「ハジックス」




人に勧めるのは実証してからです。
というわけで事務所の汚れのひどかったコンクリートの壁を水性防水剤を塗布しました。
建物外壁の汚れは一般的に汚れが溜まっているものと雨水が外壁をつたう際に付着します。
ですからさっと水がはじいてしまうようならば付着しにくくなります。
この写真の右側はあえて塗布していません。はっきりその効果が現れています。
タイルの目地にも有効です。さらに汚れが付着しやすいレンガや木材にも大変効果が予想されます。


床も水がまるまって粒になっています。恐るべしナノテクノロジーであります。

坂の上の雲

NHKで司馬遼太郎の坂の上の雲が始まりました。

若い頃にはあまり興味のなかった司馬遼太郎の本も30歳を過ぎてから良く読むようになりました。

既出ではありますが司馬遼太郎氏の小説は海外にわずか3冊しか翻訳されていない、言うなれば日本人のみに共感させる小説ということになります。そうジャパニーズオリジナルです。

現代の日本はこの時期に大きなパラダイムを迎えました。それまでの価値観をまったくひっくり返すような出来事です。つまり我々のアイデンティティはここで作られたのです。

E・ザイードが西洋中心の思想を「オリエンタリズム」として批判しました。しかし、その東洋人である我々がすでに西洋に対する憧憬と悚懼を内包しているのです。

明治以前の歴史ドラマを見ても他人事として観られるのに対して、明治以降の物語は主観的なのはこのことを物語っているのではないでしょうか。

昨日もリックのパパがもとのブラジル人のボスが「サウダージ」という言葉は単に郷愁とか追憶といった言葉の意味だけではなく、もっと将来に向けた意味があるといっておられましたが、これもまたこれから隆興する国のアイデンティティなのではないでしょうか。

坂の上の雲はめざせます。坂ノ下には雲はありません。現代日本のテーマです。

2009年11月29日日曜日

HP ランチ


この9月に定年退職をされたリックパパのお祝いをしましょうと約束していたのに中々出来ず今日になってしまいました。


猪を射ちに行っているマーちゃんパパ、ゴルフに行っているアンちゃんパパ、実家の不幸で戻っているミュウちゃんパパは残念ながら参加できませんでしたが、女性陣は参加です。今日西宮に転勤になったダンディご夫婦も残念です。


カネロニとマグレ鴨喜んで戴きました。テリーヌも好評でした。ワインも8本空けました。(自画自賛)


リックパパは私より1まわり以上上ですが、大変博識です。今度駒場に学士入学しようと勉学へのトライを目指しています。素晴らしいことです。


学部は違えど息子の大先輩でありました。ファンダメンタルがしっかりしているはずです。素晴らしいの一語です。ランチで丸山眞男の話が出来たのも初めての経験です。もちろんレビィストロースも既知のことでした。


息子に言わせるとランチでこんな話題して嫌われないのは珍しいとの事です。


こんな近くに素晴らしい人がいることを再発見した日曜日であります。
「百世修来同舟渡、千世修来共枕眠」         その通りです。






2009年11月28日土曜日

VALUES


何で好き好んで高い年会費払っているのかーと思うことはありますが、このVALUESという雑誌は・・・・・・よく出来ています。


これが廃刊されたらブラック降りるでしょう・・・・・・


今回も三枝さんのコラムとても良かったです。我々は知らない間に西洋の分母になっています。ザイードやバレンボイムも音楽とのコラボレーションという対話本を出していますが、そこには言及されていません。


そう私たちは西洋に感化されています。明日の坂の上の雲は翻訳されていないのです。

市川雷蔵 西村雅彦




西村雅彦さんが出演していると思って見ていたら、夭折した市川雷蔵さんの映画でした。似ていると思いません?

私だけー?

New BMW 5


新しいBMWの5シリーズが発表されました。ツーリングは1年遅れが通例なので来年でしょう。セダンというよりクーペのようです。ポルシェの4ドアクーペのパナメーラに似ています。
それにしてもエンジンが3500CCと5000ccで全長が5メートルです。ツーリングはもっと大きくなるのでしょうか?これは如何なものでしょうか?
個人的にはストレート6がやはり好きです。
早とちりだったようです。これは通例の5シリーズとは別に派生して作られたグランツーリスモといモデルらしいです。かっこはX6みたいです。全長5メートルはやはり大きすぎます。

鴨 いろいろ

マグレ鴨と書きましたがマグレとはフランス語で「痩せた」という意味らしいです。

フォアグラを取った後の鴨肉を農家の人が食べているのを少し食べたらとても美味しいので市場に出回るようになったといわれています。

価格的にはシャラン産の鴨の方がずっと高く、さらに青首鴨は野鴨の代表です。

マグレ鴨はなんといってもフォアグラとの相性がよく、このフォアグラでソースを作ると淡白な肉質をフォローします。一方、獣臭の強い野鴨は強いフォンドカナールを強いお酒(ブランデー)や血でソースを作ると美味しいです(サルミソース)

ジビエにはそれぞれの素材の特徴を生かした料理が一番です。ワインとジビエの相性は抜群です。

今度鴨の骨が手に入ったらサルミソースに挑戦します。

京鴨をオーダーしてあります。どんな肉質か楽しみです。

2色鍋 


念願の2色鍋を購入しました。別名「甘辛鍋」なれど我が家では「辛辛鍋」辛い物が苦手の人には地獄です。海鮮の方はタマリンドを入れトムヤムクン風です。ブリッキーヌを沢山入れます。お肉の方はチゲ鍋風のキムチ入りです。


牡蠣もさることながら、中華街で仕入れた海老団子と烏賊団子が結構いけます。


鍋も陶製なので汚れがすぐ取れて便利です。

BMW 修理 ドッグラン




午前中に割れたフロントガラスの交換のためにBMを工場に持ち込みました。


明日の午前中には出来上がる予定です。すずかけ台までゆっくりと散歩気分で歩きます。途中大きな銀杏のとなりにさらに大きなメタセコイアです。学校には必ずあった木です。
久々の電車で市ヶ尾に戻り成城石井で明日の鴨のためにフォアグラを購入しました。これで「マグレ鴨のグリエ フォアグラソース」が出来ます。
夕刻前、息子を連れて田奈のドッグランです。暖かいカフェオレを飲みました。

夕餉は明日の付け合わせ用に素揚げした蕪とセロリと鶏肉の炒め物、魚久の銀だらです。




2009年11月27日金曜日

阿闍梨餅


京都のお土産でO社長より戴きました。聞いてはいましたがこの阿闍梨餅を食するのは初めてです。

どらやきのようですが外がもちっとしています。つぶ餡が上品です。

その時立ち寄った「養源院の血天井」が凄まじかったと聞きました。私もまだ見たことはありません。


この養源院は浅井長政の院号からとったとのことです。

今日に限らず歴史のある街には怖いーい怖いーい話が沢山眠っているようです








Cassandra`s Dream




邦題「夢と犯罪」の原題は「カッサンドラズ ドリーム」です。カッサンドラとはギリシャ神話に登場する世に認められない凶事の預言者の意味です。
私は以前ウッディアレンの映画はほとんど観ていると言いました。その通りです。もちろん映画の中には良いものも悪いものもあります。
好きといっても色々な好きがあります。私がウッディを好きなのは彼の弱さです。ものすごく小心で臆病でその癖プライドが高いそれが本質のように見えるからです。この原題だって意味深なわけです。

もちろん銀幕の外では寡黙で物静かなウッディというイメージを作り出してるいるたげで、本当はこっちなんじゃないかなと思われるからです。そうじゃなければFシナトラを恐れて大好きなNYを離れてヨーロッパに逃げ出したりしません。今回だってもしかすると逃亡かもしれませんよ。何かからの!!
そしてそういうときに限って面白い映画作るんですよね。「夢の夢の夢は夢です」 




朝焼け 




2つの朝焼けの写真です。少し白っぽいほうが日の出近くです。手前に今プロジェクト最終段階に入った建物がシルエットで写っています。設計のK先生、S建築さんあと少しです宜しくお願い致します。
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息子は駒場祭の練習と授業のスケッチなどでここ一月近く休みもなく、朝早くから終電まで頑張っていたので昨日は爆睡でした。睡眠は大切です。
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朝焼けではマウイハレアカラのサンライズも最高ですが、私がお奨めするのはTVドラマ「GOOD LUCK」でキムタクが柴崎コウに言っていた「飛行機から見るオアフに着く前の朝焼」です。その場合は左側の窓側を確保しなければなりません。
高度があるので空の色が違います。是非、お試し下さい。そんなときぴったりなのが今聞いているBei Xuの「ユアーソービューティフル」です。
そういえばドラマの中で柴崎コウは過去の飛行機事故のトラウマがあって飛行機に乗れなかったのを、キムタクが乗ることが出来るようにしたのですから、いわば認知行動療法でもある訳です。
私が思うに発現する身体症状はアウトプットです。そのアウトプットは何かしらのインプットによって引き起こされる訳ですから、そのインプットで逆の作用の出る質のインプットを与えてやるということなのではないでしょうか?打ち消し作用です。






2009年11月26日木曜日

夜の中華街 

















夜の横浜中華街です。白黒で撮ってみました。
今は壊されて無くなってしまいましたが香港の九龍城あたりに似ています。映画「ブレードランナー」好きなんだけどそれとも通ずるものがあります。



半ドン 仕上げ 中華街











起きたばかりの息子を従えセプとさくらの散歩です。中華街に行くために腹ごなしです。

自宅から中華街まで30分掛かりません。排骨麺と芝海老のロンジン茶炒めを楽しみにしている息子を連れて「三和楼」を目指します。

があーーーん!!!休みです。今日は定休日ではないのに!!
息子の機嫌が突然悪くなりました。
近くのお店に入り1品目の車海老と黄韮炒めが出てきて少し笑顔に戻りましたが、排骨麺も「ウーム」です。鶏肉のトウチ炒めも「ウーム」です。さらにお店によって排骨麺の値段がこんなに違うんですね。今日は950円です。帰りに見た店は1050円でした。
多少の不満を残しつつ、激辛鍋用の唐辛子と四川唐辛子、マーラージャン、粉唐辛子を買い求めました。そうそう明日の2色鍋用の海老団子とイカ団子の冷凍も購入しました。袋に業務用と書いてあります。突然入って美味しいお店を見つけることが如何に困難か良く分かりました。2匹目のどじょうはいませんでした。








半ドン2 美術館  ランチ「満龍」







映画が短かったので、隣にある東京都写真美術館で「木村井兵衛とカルティ・アンリ・ブレッソン展 東洋と西洋のまなざし」を見に行ったら、展示は29日からでした。カワッテ、「セバスチャン・サルガド アフリカ展」です。70年代から今日まで撮り貯めたアフリカの写真展です。三越カード見せるたけで150円の割引です。

「悲惨」という言葉はこの写真の前では意味を失います。現実とは思えないまるでSFのような映像です。コレラにかかり目を見開いてそれでも生きている青年、砂嵐と飢餓で目が見えない女性など気が遠くなるような写真の中に、難民キャンプでミシンをする男性の写真が生の強さを思わせます。なんで電気もないのに動くの?そう思った人は現代人。答えは足踏みミシンです。
サルガト気取りで白黒でパチリ!



グーとおなががなったのでプロムナードでランチです。「満龍」の辛味噌ラーメンです。夜のために少し残してしまいました。
広場には「バカラ」のシャンデリアが点灯していました。クリスマスまで秒読みです。

半ドン 映画 千年の祈り


















アメリカにいる中国人の物語を取らせたら右に出る人がいない監督ウェイ・ワンの作品です。ヘンリー・オー(ERにも出演していた渋い俳優です)演じる父親とフェイ・ユー演じる娘の静でとても暖かい映画です。

それにしてもフェイ・ユーは監督の実際の妻コラ・ミャオに似ていると思ったのは私だけ?




そしてなんともこの脚本が素晴らしくよく練り上げられています。この脚本原作ははイーユン・リーです。さすがに村上春樹氏と同じくフラナリー・オコナー賞を受賞しただけの力があります。

例のごとく内容は映画に譲ります。中国の故事「百世修来同舟渡 千世修来共枕眠」です。ちなみに映画の中では3倍でしけど?・・・・

意味は「縁があって同じ舟にのったならば百世もの縁があり、同じ枕で寝たならば1千世の縁がある」という意味です。そうこの深い絆こそがこの映画の主題でもあり、忘れかけている私たちをささえている小人さんである訳です。

私も娘を持つ父親としてかくありたいと思います。良い映画です。


中国映画のマネーゲーム的煽動に危機感を持っている私ですが、このような良作がアメリカで作られることを考えると、そもそも**映画としてくくるのが間違いであって、ただ単に中国人の監督や出演者というだけでそもそも中国映画とは言わないのではないてでしょうか?そう感じた半ドンの木曜日です。

それにしても父親が娘に作る一汁三菜の美味しそうな事!!


映画を観た人には上の熊の人形お分かりになりますね!

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そうそう今度「食堂かたつむり」が来春公開されます。小川糸さん原作の映画化です。小川さんのもう一つ「喋々喃々」も谷中の雰囲気が描写され面白かったのですが、食いしん坊の私はこちらの方がより好みです。ただ、柴崎コウさんが主人公だとちょっとイメージが違うような・・・


それと居を欧州に移したウッディ・アレンの最新作「夢と犯罪 ロンドン3部作」も来春公開されます。


両方観たい!!!












事業仕分け  つぶやき  

事業仕分けで丁々発止しているR議員の姿を見ているとこのところ不思議な感じがします。

昨日もノーベル賞受賞者のN博士が反論している姿が映りましたがどうなんでしょう?

ちなみに議員のブログは「**のつぶやき」だそうです。あれじゃつぶやかれても困りますが・・・・・

事業仕分けは大いに結構です。しかし、この方法では教育の分野でまず削減されるのが基礎研究となってしまいます。将来のために撒かなければ決して発芽しないのが基礎研究だからです。

この国は一握りの文系の人たちが、理系の人たちを理解しようとせず国を動かしている」と誰かの言葉を思い出しました。議員は確か青学の法学部出身でした。首相は理系なんだからこのところしっかり均衡を図って戴きたいと思います。

油彩 下塗り  音楽鑑賞 JAZZ


テリーヌの仕込みも終わり妻と2人の夕餉も済ませました。今日は至上最細の皿うどんです。具には豚肉、ホタテ、いか、たまねぎ、キャベツです。うずらの卵は残念ながらありませんでした。中華丼のうずらのたまごに惹かれるのは私だけ?


新しく描き始めた「モンマルトルの家並み」の下絵です。油彩の場合この下塗りが大切です。これをしないと上に絵の具がのりません。今回はタッチを変えてみます。


下塗りも終え、JAZZを聞きながらジャックダニエルの水割りです。さくらが布団で呼んでいますが、ここはもう少しゆったりと音楽を楽しみます。今日はキースジャレットの名盤「ケルンコンサート」でした。
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大学時代の3バカプラス1のその1が銀婚旅行で奈良に行ってきたようです。彼女のいうとおり京都と違って奈良は落ち着いています。確かに唐招提寺は良いお寺ですね。西に行きたくなりました。


艶かしいお姿 海老と蟹のテリーヌ






艶かしいお姿といってもセプとさくらのことではありません。テリーヌです。ホタテが主役なのに「海老と蟹のテリーヌ」の命名です。ホタテの自尊心は消えうせたでありましょう。


定年退職を迎えたリックパパをお迎えしてのランチのための主役です。世の多くの定年退職を迎えた人達を私は尊敬します。30年以上も満員電車にのり会社勤めをする。いや継続していることが
大切でもあり、大変なのです。

海老と蟹のテリーヌ レシピ
☆生海老
☆生ホタテ
☆蟹肉
☆はんぺん
☆生クリーム
☆フィメドポワソン
☆白ぶどうしゅ
☆パプリカ
☆ディル
☆卵白
テリーヌの作り方
①パプリカは焼いて表の皮をむき、小さくみじん切りにする
②ディルをみじん切りにする
③スピードカッターに海老、生ホタテ、はんぺんをいれ、白ぶどうしゅ、生クリーム、フィメドポワソンをいれ滑らかになるように調整する
④軽く溶いた卵白、蟹肉を加え塩胡椒する。(胡椒は白胡椒)
⑤テリーヌ容器にバターをぬり上のテリーヌをしっかり詰める
⑥冷蔵庫で1晩寝かせる


ソースの作り方
①鍋にバターをいれ、みじん切りにしたエシャロット、にくにく少々を軽く炒める(焦がさない)
②生クリームを加えよく混ぜる
③温めながら、ゴルゴンゾーラチーズ、塩コショウをして出来上がり(今度は黒胡椒)
※仕上げにイタリアンパセリを飾り出来上がり!!今回のポイントははんぺんをいれある程度硬さを保つこと、パプリカを焼いて甘みを出し、小さくきることで切りやすくしたことです。






2009年11月25日水曜日

ペットロス  可愛い家族




寝ながらふと考えてしまいます。いつかはお別れしなければならないときが来ると分かっていてもその辛さは尋常ではありません。




ジーニーが死んでしまったときのことを一度たりとも忘れたことはありません。今こうやっている瞬間にも無常にも時間は経過していきます。




さくらは寒くなったので私の布団にもぐりこみます。さくらは以外と寝相は良いです。まくらに顔を乗せ寝息を立てています。さくらの心臓鼓動と私のがよく分かるくらいぴったりと体をくっつけて寝ます。




この子達は子供とはまた別の可愛さがあります。何故犬は寿命が短いのでしょうか、それ故毎日を大切にしなければなりません。元気なうちにもっと色々と連れて行ってあげたいですが生憎の空模様です。長い散歩にでも連れ出しましょう・・・・・








社会科教師 歴史観

はずかしながら社会科の教員資格を持っています。専攻は世界史でした。

私がつねづね不思議に思っていたのは、世界史でも日本史でも中世や近世はよく細かな点まで記載されていたのが近代になるや10倍速ほどのすっ飛びの内容なのです。

我が国についてもこのようなものですから、各国史についてはもはや言葉を発することも出来ません。

生徒に「ケマル・パシャ」知っていると言ってもほとんどの生徒は知りません。トルコ建国の父なのにこの有様です。

U先生が世界水準になれるのは、「対抗文化」であると言っていました。しかり。

しかし子供達に教える教科に限って対抗文化はどこの国の教科書も取り上げていないわけです。一番対抗文化を吸収、排出しながら成長している時代をです。

これはどこの国でも「歴史観」というものが「確定的」であることが前提だからなのでしょうか。
だとしたら現在の結果主義に通ずるところがあります。「多様性を認めない個の生産」は以外やこんなところから発しているのかもしれません。

坂の上の雲 司馬遼太郎

NHKの大河ドラマ「直江兼続」が今週終わってしまったので(今回の大河はイマイチと思っていたのでいいんですが)どうしてかなと思っていたら、3週連続で司馬遼太郎の「坂の上の雲」を放送するのだそうです。

坂の上の雲は「日本騎兵」を育てた秋山好吉、「日本海軍発展の祖」となった秋山眞之正岡子規の織り成す明治維新の物語で仔細は番組に譲ると致しますが、ここで注目したいのが作家司馬遼太郎氏についてです。

彼の著作はたった3冊しか海外に翻訳されていないというのです。同様に多作で有名な評論家の吉本隆明氏はゼロだというのです。その一方で世界的に評価の高い村上春樹氏は奪うように翻訳出版されています。

この違い何なのか?U先生によると「対抗文化」だというのです。なるほど納得です。

司馬遼太郎氏や吉本隆明氏の文章に日本人以外は全く興味を占めさないのです。これは面白い行です。

イデオロギー 個人の歴史


午後から回復すると言う天気予報が嘘のようにどんより曇ってぐずついている空模様なので、今日の香りは清涼感のあるユーカリです。ユーカリはEucalyptusを短くしたものです。ラテン語の原意は「eu 真に」「Kapiputos 覆った」です。アボリジニは傷の手当にも利用し、頭を明晰にして集中力を高めたり、花粉症にも効くと言われています。




洒脱な言い回しの「東京灰骨紀行」が面白かったので、眠れないときに枕元に置き今読んでいる写真の「通り過ぎた人々 同 小沢信男著」には実に様々な人々が登場し、彼なりの弔辞としているわけであります。


先に慶応と立教が彼の2つの著でそれぞれ現在の聖路加病院あたりで産声を上げたとい行があり、調べてみたらどちらもそのようです。慶応は1858年、立教はウィリアムズ主教により1874年です。ちなみに我が母校は現在の紀尾井町で1913年に開校されています。


閑話休題


私が大学に入る頃には「安保闘争」は下火になり、数少ない大学で「多少燻っている」程度でした。

何より、左翼運動そのものが、「かっこ悪い」という風潮になっていました。おそらくその時代を過ごした人とのイデオロギーの埋め込まれ方は大きく異なっているのだと思います。彼の著に登場する人たちはいずれも魅力的で、精力的です。もし自分がこの時代に生きていたら、きっと傾倒していたかもしれないと思わされるものでした。しかし、時代は遡行不可能です。私たちには私たちのアイデンティティが生成されているのです。いずれも弔辞を述べている著者は心なしか寂しそうにメランコリックな印を受けたものです。

不運と思うか 幸運と思うか

先月駐車中にぶつけられて修理を終えたばかり我が黒い貴婦人ことBMが今度は高速道路の飛び石でフロントガラスの交換が必要となってきました。最初は小さなほつだったのが20センチ以上に亀裂が広がり、ディーラーより交換が必要と相成りました。

まあ、これを「不幸」と見るか、「幸運」と見るか人それぞれでしょうが、いずれも高速で前のトラックが宙返りしてスレスレを通り抜けたり、大きな積荷が崩れて後一歩という経験している私としては「幸運」ととらえることにします。

蛇足ですが、ガラスというのは均質な物質です。合気道の達人でもあるU先生が、均質なものほど「隙」が出来ると言っていました。本当は一部のエリートによる日本の権力システムつまり官僚構造のことなんですけどね。

話は変わってとある日の出来事

契約してからまだ一度も行ったことがない私を妻が銀行の貸金庫(別に何も入れてないです権利証ぐらいなのですが)に連れて行ったときのことです。カードで入室のOKが出て、中に入り、金庫の位置を妻が説明しているとき、他の貸金庫に鍵が付いていて空いています。それを妻は見るや否や、

すぐインターホンで連絡して!」それを言い終わる前に妻はパタパタとあわてて外に飛び出して行きました。私が振り返ると作業室は2机あり同時に2組入れるような構造です。それに私たちが使っていないところの扉は閉まっています。

外に出て、銀行の人にあわてて話している妻に

人がいるんじゃない?」というと、妻は「ハッ!」

あわてた銀行の人もすっといなくなりました。後で私が妻に「どうしてあせるの?」

すると妻は「私たちが疑われたら嫌じゃない

何一つ悪いこともしていないのに、「疑われたって構わないでしょ」と言うとと黙ってしまいました。

そりゃ人間失敗することもあります。25年経って変わらない癖もあります。みんなあばたもえくぼです。
いいじゃないですか。

しかし、しかし危機管理能力はもう少し付けましょう。大人なんですから。

私はおっちょこちょいですが、こんな火事場には冷静です。大きな火事場ほどです。脳の空間認識能力というものはこういった事例に関与しているのかもしれませんが、なにせもう少しで大台です。パタパタは遠慮しましょう。もう少し冷静に周りを観察して欲しいものです。


2009年11月24日火曜日

犬仲間 Rパパ定年退職祝い

前のジーニーの頃より犬仲間のRパパが今年9月に銀行出向先のクレジットカード会社を定年退職と相成りました。我が家の開催の5月のパーティには出席戴いています。本人曰くしばらくは何もせずリックの散歩に徹すると申しておりましたので、その間に何とか心ばかりのお祝いをしたく(きっと家族やみんなのためにずっと働いてきた)今になってしまいました。

ということで今週あたりお誘いしてみたいと思っています。

今頭の中でメニューを考えています。今のところの候補は「サーモンのテリーヌ」「東京Xラグーのカネロニ」「京鴨のローストオレンジレモンソース」「りんごのサラダ」です。あとは「鴨」が飛んでくるのを待つだけです。

美味しかったらレシピを公開します。鴨は絶対の自信なんですがなにせ初挑戦です。

生姜鍋 


Sパパに相当気に入ってもらったらしく、昨日もSママよりレシピ確認のメールがきていたのでお料理の師範であるSママのことです、私のより数段上等な生姜鍋が完成したと思いますが念のために私のレシピを書いておきます。


材料

生姜 おおきいの4個または小さいの6個

鶏肉 手羽先、ぶつ切り、手羽元の必ず骨と皮のついたもの大量

日本酒、みりん、塩

白菜、せり、黄韮、白葱、きのこ(あればはなびら茸、よもぎ茸、平茸など)


ゆずこしょうの材料・・・・・・・・ただすって混ぜるだけ

ゆず皮  たくさん

粉唐辛子

日本酒

白胡椒 ほんの少し



☆土鍋にみず、日本酒、みりん、鶏肉、生姜の絞り汁(半分)を強火で1.2時間

☆灰汁は黄色い油をよく取る

☆途中、水、日本酒を加え塩で味を調える(白濁して肉がとろとろになっています)

☆残りのすった生姜をそのまま入れる

☆白菜、白葱、きのこを先にいれ、火が通ったらせり、黄韮をいれ食べる






※残った汁で雑炊やうどんも美味しいですよ。とにかくコラーゲンたっぷりのヘルシー鍋です。このレシピ元は見ているだけでもこの人なら美味しいものが食べられると確信させてしまう、写真の五十嵐美幸シェフのレシピがオリジナルです。烏山の「広味坊」のほかに幡ヶ谷に「美虎」がオープンしました。なんだか幡ヶ谷に美味しい中華集まってきましたね!!



エルガー序曲「コケイン」 コカ・コーラ

エルガーの序曲「コケイン」は「コカイン」とは全く関係ありません。この序曲に「In London Towm」と規されたにロンドン下町の異名「cockney」から愛情を込めて命名したものです。

一方、「コカ・コー」は正真正銘「コカイン」が含まれていました。コカコーラは発明者が自らのアヘン中毒の薬として南米原産の「コカ」の実から取ったコカインが含まれてようです。近年では***ブルとい飲料にもこれに似た成分が検出されドイツでは販売禁止になったようです。

それにしても「コカイン」を連想させる名前を堂々と商標としているのですから世の中分かりません。

一番難しいピアノ曲




テレビで一番難しいピアノ曲としてバラキエフの「イスラメイヤ」が紹介されていました。確かにリムスキーコルサコフに影響を与えたような東洋的な音階にタッチの速さでこの曲は難しそうですが、リストの「超絶技巧ピアノ練習曲」と聴き比べると「ウーム・・・・・・」よく分からなくなってきます。


会社のT女史にそのことを聞いてみると(彼女は音大のピアノ科卒業であります)、リストは自分で書いていて自分でも弾けなくなってしまうことも度々で、暗譜しないと弾けないとのことです。確かに音楽で技術のレベルのみ競うのはどこか間違っている気がします。私には技術的には分かりませんがラフマニノフの交響曲のほうが聴いていて豊かな気持ちになります・・・・・・・・・
ピアノ繋がりで
今日Thierry Langの新しいアルバムを注文しました。「プライベートガーデン」は持っていますが、ノルウェーの森林のような静謐さが漂っています。アルバムは「リフレクションズⅡ」「ビトウィーン・スマイル・アンド・ティアーズ」です。私にはビルエバンスよりさらにモダナイズされた演奏が好みとするところです。
視聴後
これはいいアルバムです。「リフレクションズ」は連作で3枚ありますが、残りの2枚も欲しくなりました。作品にはフランス語のタイトルも多くあります。ラングは何分スイス出身ですから。今年の冬のプレイリストにこれとビルエバンス、スタンケッツ、ジョンコルトレーン、オスカーピーターソン、BeXuを加えてミックスしましょう。




中央線 吉祥寺・高円寺・阿佐ヶ谷


80年代は多くの大学が中央線沿線にありました。まだ郊外に転出する前でした。御茶ノ水が日本のカルチェラタンだった頃です。
当然、通学に便利な中央線は人気の路線でした。かくいう私もその一味でした。友人も多く、阿佐ヶ谷・高円寺はサンダルで歩く街でした。この街はいわばモンマルトル?!


ジャックダニエルを始めて覚えた高円寺の「アフターアワーズ」、テキーラサンライズを始めて飲んだ「サムタイム」お金はなかったけど毎日が発見でした。ドジャズもその当時流行っていたフュージョン、AORなんでも聴いていました。田舎の実家に帰るとそういった類の店は皆無で、ひとりでクロスオーバーイレブンをヘッドフォンを付けて「エアチェック」するのですが、エアチェック分かります?ラジオなので雑音が混ざります。


そんな高円寺で痛ましい火災です。亡くなられた方にご冥福お祈りします。


そういえば阿佐ヶ谷には卓球のバタフライの本社があって、甲州街道の近くに卓球場もありましたが今はどうなっているのでしょう。今度、パールセンターでも歩いてみます。
そうそうわが母校は女子が強く各方面で活躍しています。政治の世界では元郵政大臣のN女史は2つ下、元環境大臣のK女史はずっと上、アナウンサーは数知れどです。今回歌舞伎役者の市川海老造氏と婚約した小林麻央さんも心理学部卒業らしいです。そういえば心理学部の友達はまわりの人とはどこか違うテンポだった気がします。彼女も??

2009年11月23日月曜日

五反田 ワルシャワ条約機構


渋谷、恵比寿、目黒までは私の中でなんとか日本なのですが、五反田は違います。広い国道が社会主義国を思わせますし、ごちゃごちゃした飲み屋は古い北京やハノイを感じさせます。そう思っていたら小説家の田口ランディさんも同じような思いを抱いていたようです。感性が似ているのでしょぅか。もっとも私には小説は書けませんが。

そうそう小説で思い出しました。目黒区で唯一、江戸時代から続いているお店があります(飲食店です)池波正太郎にも登場する太鼓橋の袂の鰻屋さんです。今も袂にあります。目黒の地名は以外に古く、平安時代には「目黒」はあったようです。もっともお不動産の由来ですので古いのは当たり前ですが。

ぼちぼち谷中


谷中には千人塚が多々あります。大正後期には大学病院などで解剖した身元不明者や罪人を土葬で葬ったそうです。(写真の東京灰骨紀行より)


そんなこんもりした千人塚とは別に今は天王寺で東京大学医学部解剖慰霊祭が執り行われているようです。息子に「怖い話」として今度話してみましょう。


それにしてもこの本「東京灰骨紀行 小沢信夫著」はユニークです。現在の築地の聖路加病院敷地に慶応大学発祥の地があってたことははじめて知りました。


今日初めて知った漢字です。


鳳梨=パイナップル

石决明=あわび(からのこと)
知らないことを知りまた忘れてしまう。そしてまた知らないことを知る。その繰り返しです。
著者の小沢信男氏は82歳だそうです。82歳とは思えない色気の有る文章です。おもしろさに惹かれてもう一冊2007年に上梓した「とおりずきていった人々」を注文しました。






オーラス 駒場祭






















息子の音楽部最後の公演は駒場祭での演奏です。



曲目はメンデルスゾーン序曲「ルイ・ブラス」、ブラームス悲劇的序曲、ドヴォルジャーク交響曲第8番ト長調です。


入る頃には青空がハラハラと落ちてくる葉の間に見えていたのに、真っ暗です。


入る前に縁日で買った「ケバブ」をビールで流し込み会場の列でした。



息子には生涯好きなことを続けてほしいと思います。続けることの難しさを知っている結えであります。












後片付けと打ち上げを終え夜中に帰って来た息子はベッドでまだ眠っています。少しだけ悲しげな顔でありますが、人生に分かれ道は必ずあります。これでまた成長するでしょう