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2012年1月17日火曜日

クラウドと利便性

クラウドの利便性はお話申し上げるまでもなく、重たい書類を持ち運ばずともいつでもどこでも閲覧したり、加工する事が出来ます。

でも、とても大切なデータをクラウドに置いておくことは少し心配ではありませんか?

気の弱い私にはこれが気にかかります。

メールの添付資料もIpadからはそのまま送れません。もちろんデータを取り込むにはNumbersやPagesでエクセルでもワードでも可能ですが添付ファイルとして送るには、クラウドのDropboxを使うしかなく躊躇していました。

ところがT氏が調べたところによると、GoodreadersというアプリがPDFに特化しているのですが、使い勝手が良さそうです。

実際に添付のPDFを開いて、このアプリを介して読み込めばすぐにメール出来ました。

今日、Ipadから度量衡変換サイトにアクセスして使おうとしましたが、使えませんでした。

メルセデスのサイトにアクセスして車種別カタログを開こうとしたら開けませんでした。

まだ世の中の全てのWindowsに対応している訳ではなさそうです。

しばらくはアプリを活用して必要な機能を選択するべきかもしれません。

足尾銅山 立松和平氏


今日偶然、立松和平氏に戴いた本が出てきた。

といっても氏が父のところにやってきたのは私の幼いころであり何の話をしたのか、父からの伝聞しかない。

立松氏は足尾銅山の鉱毒事件、そして日本初の公害訴訟を起こしたことでも有名な田中正造を調べていたようだ。

私の名前もこの翁の名の一文をもらったとも聞く。

父は汚泥として捨てられていた泥を利用してそれがなんとか製品化出来ないか考えていた。

研究所兼窯場は足尾にあった。そこに氏が訪ねてきた。

私たちは休みになると桐生から渡良瀬渓谷鉄道(旧 足尾線)で向かう。

「はらむこう」という無人駅で降りる。駅のホームの土管にはマムシやシマ蛇が住んでいた。

隣の家の用水路には雷魚が住んでいた。

いつだったか大きすぎる蛙を一飲みした魚の口に蛙の足が出ていたことがあった。

こんな原体験が私にはある。だからエコロジーという言葉の軽薄さが気に入らない。

渡良瀬川の水は綺麗に澄んでいたが魚はいなかった。

でもまだ生きています。私は・・・・

アップルとコモデティー

日本の製造業は円高による大打撃を受けている確かにそうだ。

でも問題はそれだけだろうか?アメリカでは日本車に変わって現代自動車が売れているという、同社の業績も上向きと聞く。

トヨタが掲げる日本式のカンバン方式は徹底した合理化と部品供給に肝があるがただそれだけのこと。すでに世界中の企業で研究されもはや用済み、つまりはコモデテイ化したのだ。


今朝の日経にアップル社のCCCつまりキャッシュ・コンパーション・サイクルのことが出ていた。

私もある人に聞いたのだがアップル財務体質はとても強く、売れない在庫を持たないばかりか、新商品の発売前にすでに代金回収は済んでいるのだという。

日本は物作りの国だとまだ言っている人達はその時代錯誤に気付いていない。

ガラパゴス化ならまだいい、外来種の生物により侵食され淘汰されること自明である。

フリードマンが「フラット化する世界」の中でグローバル化とそれに伴うサプライチェーンの変革を予言していた。


そう私のipadがどこの国で作られて誰が作っているのかなど何の問題でもない。

技術はコモデティと親和性が高いのだ。すぐに移転する。

同質化は水の移転に似ている高い方から低い方に、潤っているところから乾燥しているところへと移転する。

日本にとって本当に必要なのはIBMのように過去の業績やプライドも捨てて、これから必要なものを作り上げて行くソリューションなのだ。

ある人に聞いたがテスラモーターの莫大な開発費は前金によりほとんど回収してしまうのではないかと・・・・もはや車づくりにもアップル並みの先見性を持った企業が登場しているのだ。

三丁目の夕焼けは明日を信じて前向きに生きる時代だった。しかし、今の日本にはその信頼力がないのだ。

企業にしても政治にしても国民の無関心をあてに、無知無毛な政策を推し進めここまで来てしまった。沈む前の舟は一度浮きあがる、どこぞの国の国債とやらに似ている。日本沈没はかなりの確率で高くなっている。