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2011年8月29日月曜日

オムライス再び しんみち洋食エリーゼ

私の舌には「ことぶきや」のオムライスが原体験として刷り込まれているので、オムライスの定義は以下のようになってしまう。

①玉子焼きはあくまで薄くパリッとするくらいのもの
②玉子の均一になっていてはいけない。白と黄色が綺麗に織り込んであるのが良い
③ライスはリゾット風はだめ、でもパサパサはもっとだめ
④具はチキンまたはハム、マッシュールーム、グリーンピース(エリンギなんて駄目)
⑤ソースはケチャップ、サラダはキャベツの千切りでドレッシングは要らない
⑥価格は千円以下

よく通っていたしんみち通りにあるエリーゼがこれに似たオムライスを出していたことを思い出した。ポテトサラダは御愛嬌で良しとしよう。でも学生時代は高かったので食べられなかった。30歳を過ぎて近くの設計事務所に打ち合わせに行くときに時折り食べたのが初めてだった、今はお値段はいくらなんだろう、今度再来してみることにする。

写真はイメージです。

4敗1引き分け 麺の話

銀座ア**の鎌倉駅西口のかた焼そばに始まって、若宮大路のあ***のラーメン、小町通りの二**の排骨麺と3連敗のあと、盛華園のラーメンはまあ普通として1引き分け、そして本日、東急本店の揚州飯店です。ここの上海焼そばは美味しいのですが、今回は翡翠麺にしました。

これがその翡翠麺です。



はっきりいって惨敗です。具にイカと海老とホタテがのっているのですが、麺とつゆとがアンパラスです。

麺はぼそっとしています。金糸玉子もこれには合いません。参りました。駒沢のオムライスも聞くところによるととろっと系なのでやめます。うーむ、このところ敗戦続きです。起死回生のホームランは中々出ないようです。

実行力のある人

民主党の代表選、つまり日本の首相、リーダーを決める訳です。それなのに立候補者の誰を見ても実行力があると思える人はいません。

日本のリーダーが今求められているのはおそらく以下の点ではないでしょうか

①原発の収束の方法と道筋
②復興における国のビジョンと具体的方法
③財政健全化のための基本方針
④エネルギー政策の策定 例えばスマート戦略なども含めて
⑤短期、中期、長期に分けた経済戦略(成長とは言い切れません)
⑥政治、官僚機構の見直しとそれに伴う制度変更

国民も増税は嫌だとか、子供手当が無くなるのは嫌だと言う場当たり的損得を遠慮しましょう。それより、将来この国をどうするのか、企業も円高、円高と嘆くのではなくどう対処するのか、そうした大局的な見地を考えられる人を首相にするべきだと思いませんか。もちろん国民に負担だけさせて既得権益を守るなんていうのは言語道断です。公務員改革は断行すべきです。

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お笑いはあまり見ないのですが、それにしてもイモトアヤコは凄いと思いません。キリマンジェロの登頂にしても、一人で登るだけでも大変なのに、ずっとしゃべり続けて、フォローしていくあの実行力大したもんです。つまりは独りよがりでは何も実行できないのです。周囲を巻き込んで共感させ、実行していく。それこそが求められる実行力なのです。イモトさんの100分の1でも良いから実行力を磨いて下さい。世の政治家の皆さま!!!!

アトリエ洗濯船 テルトル広場

レイのパリでの生活は2年目を終わろうとしていた。

1年の交換留学のばずだったが、お世話になったホストファミリーの父親からパリの美術学校で講師をしてほしいと依頼されたからだ。

レイはホストファミリーの家を出てモンマルトルで一人暮らしをしている。

モンマルトルは下町で昔から芸術家のたまり場だった。レイの住んでいるアパルトマンのすぐ前は今では小さなホテルになっているが、以前は多くの芸術家が出入りしていた「アトリエ洗濯船」という下宿だった。ホテル片隅に今でもそんな説明が書かれている。

モンマルトルは小さな丘になっている。丘のてっぺんは平らで、テルトル広場と言う場所があり、多くの画家が絵筆を運び、似顔絵やパリの風景を描いて観光客に売って生活している。

レイはこうした画家を否定したり、軽蔑するつもりもない。しかし、自分はやらなかった。それはパリの学校に来て一年もたたない頃のことだった。

「ああして簡単な似顔絵を描いて観光客に売るのは自らの腕を切り売りしているようなものだ。もっと言えば、才能を切り売りすることになる。芸術とは切り売りせず、完熟するまで苦悩し、大輪の花を咲かせなければならないのだ。例えそれが生きているうちには咲かないかもしれなくてもだ、優れた芸術家は皆そうなのだ」とベルギー人の講師が生徒皆に力説していた言葉が頭から離れなかったからだ。

レイは優れた芸術家とも、大輪の花を咲かせようとも思わなかったが、病気で生死の境を彷徨ったことが、生きる上で人に諂い意思を曲げて生きることを嫌わせたのかもしれない。

レイはテルトル広場から見るパリの街が好きだった。あれほど青い明るい空に憧れていたのに、パリに住むようになってここの景色が好きになった。

ここからの景色は混沌とい言葉がぴったりだ。特に夕暮れのパリの空はうすいミルキーグレイに青と赤の刺し色をところどころに入れた墨絵のようで、レイの作風とも一致していた。それが時間と共に全体の影がぼんやりしてきて最後には見えなくなってしまう。レイはその儚さを好んだ。

講師の仕事は週に3日だった。それ以外の2日はサントノーレ通りにあるNという鰻屋でアルバイトをしていた。この通りは高級ブランドのお店が連なり、お洒落な人達が多く集まるところだ。レイには関係ない所だと今でも思ってる。

ヨーロッパでも鰻はポピュラーな食べ物で知られている。レイは一度だけその店の鰻を食べたことがあったが、皮はひきちぎれない程硬く、味付けは甘く大味だった。

それでもバカンスを楽しみ日焼けした肌に大きなダイヤを付けた裕福そうなマダムが器用に箸を使いながら美味しそうに食べていた。

レイは面接の時にそのことは一言もしゃべらなかった。

鰻は英語ではEELという。穴子も全てEELなのだ。ヨーロッパの鰻は何でも日本の鰻と種類が違うらしい。鰻の学名はアンギラスという。レイはこんな名前の怪獣がいたなとふと思ったことがあったが、ようはこの何々アンギラスの何々の部分が違うということらしい。

今日はそのアルバイトから帰り途、アベス駅の改札のところで携帯が動いた、サイレントモードだ。

パリの地下鉄は難しいというが、慣れてしまえば使いやすい。必ず行き先が電車に書かれている、それをしっかりと確認すれば良いのだ。モンマルトルという駅は無い。ここアペス駅が最も近い、階段を登ればレイの下宿はすぐそこだった。

携帯の相手はレンだった。

レンとは3カ月以上電話もしていなかった。レイは学校の講師とアルバイトの掛け持ち、さらに講師仲間とも会う時間も作らなければならず空いた時間はヘトヘトだった。

レンは自分の研究が認められ助成金が出るようにまでなっていた。研究室に土日はなく、盆や正月もなかった。

そんなレンよりの電話だった。

「レイ、来週、ジュネーブで学会があって、帰りにパリに行くんだ。教授のサポートだけど、ジュネーブからパリに戻ったら自由な時間が出来るから会わないか」

「土曜日ならOK。どこのホテル泊まる予定なの?」

「教授はチェルリー公園のすぐ近くの高級ホテルたけど、俺はまだ決めていない。レイのところに止めてもらってもいいかな?迷惑?」

「迷惑じゃないけど、狭いし、ちょうど暖房も壊れていて寒いのよ。私の方が避難したいくらいなんだから。レン、下宿のすぐ前のあの洗濯船・・・のホテル泊まれば」

「えっ何洗濯船って?」

「いいのよ、洗濯船、来れば分かるから、私が予約しておくね。きっと安いと思うよ。一泊なんだよね」

「日曜の夜にはパリを出発する予定だから、正式には1.5日かな」

「分かった」

レイは部屋に戻り暖房のスイッチを入れた。




お気に入り CD



この布川俊樹&福田重男さんの「Childhood’s Dream」というCDは布川さんの高校のご学友であるドクターF氏より戴いたものです。

これが中々良いんです。一緒にやっている福田さんは私と同郷ですが、この二人の力の抜けた絶妙なコンビネーションがちょうどシンコペーションしながら次々と感情の襞を開かせていくようなリラックスできるアルバムです。

夜聞いても、朝聞いても良い音楽です。

事務所のBGMは私が作っています。季節に応じて編曲しています。

音楽を自作するようになったのはお店をやっているときからで、折角来ていただいた人にすこしでもリラックスしてもらえるような会話の邪魔にならない音楽を選んでいます。

今はプレイリストがあるのでとても楽ちんになりましたが、当時はLPからテープに編集していましたから大変でした(最初にこの大変な作業をやってくれたのはT氏でした・・)

今は「Late Summer」です。スターターはこのChildhood’s Dreamです・・・

近くのお店 盛華園

いつも近くにきても入らなかったお店があった。小坪は魚が安いし美味しい。だから肉や中華を食べようとはあまり思わず、20年ずっと来た事のないお店もある。

小坪のY食堂という有名店、私には何故並んでまで食べたいのか分からない。チャーハンはただ量が多いだけだ。ラーメンも魚臭い。

材木座に「薊」という中華があったが、取り壊されて住宅に変わっていた。見る限り理想とする普通のチャーハンだったのに残念。

ということで商店街の道を挟んで反対側にある「盛華園」さんである。

ビールとチャーハン、ラーメンを妻とシェアした。

いやこれが中々旨い。お世辞にも綺麗なお店ではないがラーメン500円はまっとうな味だ。

チャーハンもグリーンピースが無いのがたまにきずだが味付けはしっかりしている。

レバニラも今度試したいお店である。

鎌倉での生活が長くなると、そこに住んでしか分からないことが分かるようになってくる。

鎌倉のお店はそのお店のメニュー全てが美味しいということはなく、ここのお店のこれが美味しいと言う風に限定的である。さらに日によって味が違う(先日のN楽荘の排骨麺)

妻が鎌倉在住何十年というミセスに伺うと、土日は観光客がどっと混みあうのでどこのお店も人員を増やし、アルバイトなどで対応させるため味が落ちるのだそうだ。(もっとも違う店もあるけどね)

概ね、大きな席数のある店はそのようだ。

そう、確かに美味しいものはあるし、歴史もあるけど、東京と比べると「浅い」のである。これは歴史ではありません。店の経営の話です。

しかし、そこは鎌倉の人、全て怒っていたのではつまらなくなります。

そのミセスがいうには「平日の暇な時間に行けばいいのよ、そして土日は家から出ないでのんびりしているの」

なるほどそれが鎌倉の極意のようです。

郷に入らば郷に従えの教えのとおりです・・・・・



言いまつがい 

朝からバカなお話で申し訳ありません。

クイズ好きの我が家では昨日も高校生クイズ見ていました。

私がその場面を見ていない妻に向かって

「子規の弟子で河東碧梧桐は知らないかもしれないけど、有名な人知っているよね」

「知っている」

「高浜キョヒ?????」拒否してどうするんじゃい???

違う質問で「ホイヘンスの原理」知ってるよね?

えっ???何「ホリエモンの原理」?????

違うでしょ!!もう収監されてますから???

さらにダメだしは

妻、「そうね彼もうオリの中だしね」?????

猛獣じゃありませんから、塀の中です!!!

とってもトンチンカンで早とちりの我が家の奥方であります・・・・