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2011年5月30日月曜日

「日暮硯」 恩田 杢  

巷では「もしドラ」が映画になったりして、ドラッガー人気は今だ衰えずの観がありますが、日本だって負けたもんじゃありません。

江戸時代に松代藩の家老だった恩田 杢という人が書いた、「日暮硯」という書籍はドラッガーに勝るとも劣らない経営指南の書なのです。



財政再建に近道はありません。地道に出来ることをやるだけと書いてありました。肥大した欲望を抑え身の丈に合ったものにすることが肝要とは今と変わりません。

そしてもっと注目すべきは、この改革の効果は100年たって、佐久間象山の出現及び彼を後押ししたのは藩財政が回復した同藩であったことは偶然ではないのです・・・・

Derby Shoes

昨日の日本ダービーは雨の中、皐月賞馬のオルフェーブルが抜群の強さで勝ちましたね・・

まさにオルフェーブルの名前の通り、賞金を獲得した訳であります。(オルフェーブルの意味は金細工師)

ところでダービーシューズという靴があるのをご存じですよね。外羽式のこういったものです。




写真の靴はクロケット&ジョーンズのものですが、競馬のダービーと所以が一緒なのです。

そもそもDerbyはDerby伯爵の名前です。この伯爵が外歩きの際に使っていた靴がこの外羽式だったのでこう呼ばれるようになったのです。

この靴の特徴は荒れた路面でも履きやすいカントリーライクなことです。

しばらく前にスペインのマジョルカ島で作っていたYANKOというブランドが何だか粗雑になってきたなと思ったらOEMで中国生産に切り替わっていたようです。

その結果かもしれませんが日本法人は無くなってしまいました。好きなブランドだっただけに残念です。

おいしい生活 ウッディ・アレン

80年代に糸井重里さんが西武百貨店のCMにこの「おいしい生活」というコピーを使った時には、まいったなやるなーと感じたものです。

物質文化旺盛の頃に少しだけ先を照らしているようなキャッチコピーでした・・・

今回のおいしい生活はそのコピーではなく、映画の方です。



ウッディアレンの映画はほとんど観ていますが、私としてはこの「おいしい生活」はウッディアレンの映画の中で3指に入ります。これも恵比寿で観た記憶があります。

岸田氏が例えば都市であるとか、ひとりの人間であるとかを抽出して、縦軸と横軸を組み合わせた映画の見方を紹介していましたが、まさに私にとってのウッディアレン×NYなのです。

コーシャフードというジュイッシュの料理も、コロンビア大学の女神のスカートの中にフクロウがいることも映画で知ったのですから・・・・・

知識の更新 常識・非常識

ウコンは肝臓に良いと言われていますが、息子の医学部の学園祭のパンフレットに過剰摂取は逆に肝臓を壊すとありました。

先日、コレステロール値の高かった妻が大好物のタコやイカがコレステロールのために食べられないと嘆いていましたが、これだってコレステロール値は高いものの、コレステロールを分解するタウリンの作用で、油を使ったりしてよほど食べすぎなければ問題はないそうです。

我々の情報というのは断片化して脳に入力されるものを勝手に作りこんで認識している訳です。つまりき知識も更新をしないとどんどん陳腐化していくようです。

そんなことを考えながら、タコとイカを入れた塩焼そばを作りました。えっ!!油使ってますね!!



イケナイ・・イケナイ!!

経営学の解 

ある人がこの本を持って私のところにやってきた。

私は既に読んでいた。その人曰く「イノベーションの大切さは分かりますが、結局は成功している企業の後追いじゃないですかね・・・」

確かに後追いかもしれない。でも絶対的価値観なんてものは存在しないんだよ。経営には。

その時々の旬を狙うしかなくて、こちら側が固定してしまえばイノベーションは起こり得ないんだよ。

君の会社だって、10年後同じビジネスを続けているか分からないよ、君自身もそこに居られるかも含めて・・・・・・・・・・・


ということは出来ず、「うんそうだね」と答えた。

午後の眠そうな時間でのこと・・・・・・

Punta Mita 天国への入り口


数年前、今は閉鎖中の恵比寿ガーデンシネマで上の写真のメキシコ映画を観た。

海に戻る(生命・肉体的に崩壊して)女性と対比的に都界の現実に戻る青年達を描いた内容だった。

そんな天国の入り口という名前の岬がメキシコにある。

アステカ語でプンタ・ミタ。

実際のプンタ・ミタは60年代から始まった開発で豪華絢爛なリゾートになっている。

ちょうど3.4年前にスターウッド系のアッパーホテルであるセントレジスが出来ると案内が回ってきたことがある。確かに素晴らしいロケーションである。




メキシコと言えばバハのワン&オンリーにするか迷うところ・・・



写真はホテルのHPよりお借りしました。

KYKLOS italian bike

坂の上の自転車屋さんことM君が、ルックやウィリエールのスーパーレッジェーラを押しのけて購入を決めたブランドがこのキクロスです。






日本では大阪のディストリビューターが取り扱うようです。

何でも開発にはレースの経験を生かしてディルーカが関わっているとか・・・・

ぱっと見た感じはウィリエールにも似ているし、キャノンデールにも似ているような気がしますね・・

バックステイの細さはカッコ良いですが、フロントフォークが直線的でちと太すぎます。個人的にはピナレロのオンダフォークのようにマッシブなフォークがあまり好みでないので仕方ありません。

KYKLOSのHPを見るとある程度アッセンブリーが決まっているようです。私的にはそこが一番の問題です・・・

新ブランド、まだ走っている台数は確実に少ないはずです・・・

XSにしたのは大正解です。このバイクはシートポストが長くないと様にならないからです・・納得です。

FIGHT FOR PINK アルベルト・コンタドール

以前あまりのTTの速さにカンチェラーラのバイクにはエンジンが付いているんじゃないの、とまで言われたことがあるように、今回のジロのコンタドールの強さには、心臓が2つあるんじゃないかと思うほどでした。

圧巻の走りで総合優勝です。

シュレック兄弟が2人で協力しても勝てないんじゃないかと面白い解説をしていました。

別府君イマイチでしたね・・・・・

5月も終わりです。選手は各々休息をとったり、また体づくりをしながら7月のツールに臨みます。

今回第3ステージのアクシデントで逝去したウィラント及び彼の家族にご冥福をお祈りします。


 総合順位
1 181 アルベルト・コンタドール スペイン サクソバンク・サンガード in 83h 34' 25"
2 91 ミケーレ・スカルポーニ イタリア ランプレ・ISD at 05' 18"
3 111 ヴィンチェンツォ・ニバリ イタリア リクイガス・キャノンデール at 06' 14"
4 16 ジョン・ガドレ フランス アージェードゥゼール・ラ・モンディアル at 07' 49"
5 81 ホアキン・ロドリゲス スペイン チーム・カチューシャ at 09' 27"
6 23 ホセ・ルハノ ベネズエラ アンドローニジョカットリ at 10' 23"
7 141 ロマン・クロイツィゲル チェコ アスタナ at 10' 38"
8 61 デニス・メンショフ ロシア ジェオックス・TMC at 10' 51"
9 173 スティーフェン・クルイシュウィック オランダ ラボバンク at 12' 56"
10 59 ミケルニエベ・イトゥラルデ スペイン エウスカルテル・エウスカディ at 12' 57"


67 214 別府 史之 日本 チーム・レディオシャック at 2h 23' 39"

海老マカロニグラタン  モルネーソース



先日、中目黒の川沿いのステーキハウスで物凄くひどいマカロニグラタンを食べさせられ人生損をした気分だったので、妻も葬儀でいないことですし、この時間に特製の海老マカロニグラタンです。

栄養のバランスを考えてブロッコリーも加えましょう。

ポイントはモルネーソースです。ホワイトソースに白ワインとほんの少量のクローブです。

コクを出したいならこれにブイヨンやパルミジャーノを加えますが、今日はさっぱり感を出したいのであえて入れません。

あとはオープンでグラタン調理を押して待つこと20分、香り高い海老マカロニグラタンの出来あがりです。

白ワインが1本空いてしまいました!!

料理は愛情です。手間を惜しんでは美味しい料理にはありつけません。ブリア・サヴァランり「美味礼讃」にもきちんと書いてあります。