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2010年9月28日火曜日

フリードリッヒ・フォン・ハイエク  焚書坑儒のすすめ 「エコノミストの恣意を恣意して」

ハイエクについてづっと前から不思議に思っていたことがあります。

ハイエクは本当に新自由主義や新社会主義なのでしょうか?

私はずっと不思議に思っていました。

実はアメリカ的自由主義とは論を異にしていたのではと思うからです。

今日丁度その所が、西部邁氏著の「焚書坑儒のすすめ エコノミストの恣意を思惟して」という嫌味なタイトルの本ではありますが、そのハイエクの段でハイエクの置かれた社会情勢、ハイエクの思想の深さが綴られています。ここで氏はハイエクが歴史なき場所で大がかりの秩序を作ることを設計主義と呼んで全体主義の源になると警鐘を鳴らし批判しているのです。

そう氏の全体主義的、意志の決定にもかかわる部分でしょう。

サンデルを聞いていて消化不良を起こしそうな方には是非一読をお薦めします。氏は話すように牡書き、書くように話すをモットーとしておりますから決して難儀な書物ではありません。

曲はコルトレーンからスタンケッツに変わりました。秋の夜長の読書です・・・・

砥草(トグサ)は英語でHORSE TAILというそうです。それにしちゃ細いですけど・・・・

バカウマの干物  のどぐろ


以前お寿司屋さんで食べたことのあるのど黒ですが、干物は初めてです。

横浜そごうの食料品売り場の干物屋さんは間違いなく美味しいので、清水の舞台から飛び降りたつもりで一匹だけ買いました。

炊きたてのご飯に焼きたての半身ののど黒です。

うまーーーーーい!!上品な脂です。とろけるような食感です。そしてこの甘味はなんでしょう!!!

間違いなく初めての味です。

一匹2800円は伊達じゃありません。旨いです。

今日の夕餉はこの干物とアスパラの豚巻き、スパムの野菜炒めです。

日進で買ったアスパラの太いこと大変美味しいです。豚バラもとても良い食感です。

野菜炒めもタマネギに油がまわり少しでからっと炒められました。この使いこんだ北京鍋を使うべく

鎌倉ベースもIHじゃなくガスにしようかなと思うわけです。

日進デリカテッセン  

仕事で中目黒に来ていた妻が日進デリカテッセンに行きたいというので帰りがけに東麻布です。

場所はオーストラリア大使館の前方です。

ここは日進畜産工業が経営するスーパーですが、明治屋もナショナル麻布よりもディープな品揃えです。

肉類は大きな丸のターキー、うさぎ肉、ワニ、うずら、その大きさには驚かされます。パーティでは絶対お得です。

買い物客もほとんど外国人で、午前中は大使館の車から降りてくる奥方も多いのです。

何と言ってもここのワインの品ぞろえは東京一です。特にカリフォルニアが素晴らしく種類が豊富です。カリフォルニア以外ではエノテカでしか中々手に入らないイタリアのスパークリングもあります。

今日の目玉はこの「タンタラ」と「フランチャコルタ」ですかね





会社のスタッフの子供たちにハロウィーンのランプを購入しました。明日持って行きましょう。

妻はここのショッピングバッグが気に入ったようです。犬友を是非連れて来たいと騒いでおります。



確かにここはディープです。F家のパーティの前などなら重宝しそうです。

ラブリーポーン カプリコーン1

レンタルDVDもスポーツクラブと同じく、使う時は良く使いますが、使わない時はながく使わないものです。

我が家は今はレンタル循環期です。

妻が2本借りてきました。1本は怖ーいお話の「ラブリーポーン」です。

もう一作は面白くなかったら御金返しますと言うシールの貼ってある映画です。

いかにもありそうなアメリカのお話ですが・・・・・・・・・・お金返してもらいましょう・・・・・


JOHN COLTRANE "Ballads"


言わずと知れたコルトレーンの名盤です。激しく吹くばかりでなく歌うように素直にメロディアスに吹くコルトレーンも素敵です。

秋の夜長のコルトレーンこれで決まりでしょう・・・・・・

秋の味覚 松茸ご飯

秋の味覚「松茸」です。というわけで今日は「松茸ごはん」です。

確かに松茸です。このタタミのような香が松茸のようです・・・・・・

Sパパもあまり好きではないと聞きました。Sパパの留守の時に作るのはそういう理由からでした。

私もどちらかというとどうでもいい派です。松茸よりならたけや、舞茸の方が好みかも知れません。

秋の味覚と言うことで本日の夕餉でした。


ジョン・ロールズ~マイケル・サンデル~西部 邁

サンデルの「JUSTICE」が出版された時に、サンデルが批判したロールズの書籍も読みました。

私の読み方は批判したりするその批判された意見も同時に読み比べるという方法です。

今回はマイケル・サンデルについて「エミール・デュルケーム的社会学的集合表象」「全体主義的コミュニティの政治的決断の場」が抜け落ちていると指摘している西部 邁教授のことを勉強したく数冊の本を購入しました。



彼の思想は一貫して反アメリカです。戦後の日本は歴史から欠落した時代とも言っています。一方で核武装の必要性も説いています。

しかしながらそんな氏はアメリカにも留学しています。その頃の体験をつづった「蜃気楼の中へ」があります。

アメリカへの愛着と怒り、尊敬と侮辱、この混ざり合った経験から俯瞰する社会というような気がします。

サンデルの説く、コミュニティは拡大すれば国家です。アメリカという国は自由の国だなどと一方的に思い込むことの危うさ、日本の国と言う思想の脆弱さを見抜いているのかもしれません。

人間の思想とはその人の歴史により構築されます。単に右だ、左だと結論付けられるものではないようです。

人に歴史ありを考えた秋の一日でした。