三浦展氏も紹介していましたが、この本中々です。知り合いに頼まれて数年前にこのエリアに仕事で足を運んだ経験があります。
大西武を築いた堤康次郎はご存じのように大の左翼嫌いでした。
この沿線は東急と違って宅地開発にそんなに積極的ではなく、結果、団地が多く生まれました。
私の知り合いの弁護士ももれなくこの団地の一つに住んでおりました。(もちろんこの弁護士先生も**弁護士会所属のバリバリの左翼です)
この先生の例に限らず、某党の書記局長や昭和の思想史に名を連ねる左翼の大物がまるでうずくまる動物のようにこれらの団地を居を構えていたのは偶然でしょうか。
堤氏の思想とはまさに相剋します。
そしてそんな団地が老朽化とともに住民は減少し、高齢化の勢いが止まりません。
思想とは何でしょうか、一時のファッショなのか、それとも永久に続く時代の裏側なのか分かりません。
ただ、消えてしまった訳ではないでしょう。
首相官邸を取り巻いたデモの姿をみて、脱皮し、化体した思想の怪物が覗き見えた気がしたのは私だけでしょうか・・・・