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2011年10月12日水曜日

相対的発想 椰子の木と柳

先般の台風でも椰子の木は一本も折れませんでした。椰子の木は柳の木同様に風を旨く逃がし、大きく揺れることと、その細さから難を逃れます。勁草の例えどおりです。

そんな生き方に憧れますが、もう一つ私が大切にしている事に相対的発想というものがあります。

因果な商売で社長業をやっていますが、社長業で一番大切なことは、決してベタはいけませんが、ポイント、ポイントでスタッフに助言することです。一人より二人、二人より三人で物事を見た方が物事を俯瞰してみることができます。

今日も、相対的思考をすることによって弊社ではなく、お客様が数十万円損をせずに済みました。

まさに相対的発想の勝利です。あっそれと、もうひとつシンコペーションです。これも重要な思考方です・・・・

揉め事 リューシュコード

揉め事と言ってもサーフボードのリューシュコードのお話。

愛用のディスティネーション9フィートの赤のリューシュコードが絡まって絡まって仕方ありません。

熱湯に入れてみたり、延ばしてみたりしましたが、すぐ丸まって脚に絡みついてきます。

先日もその性で(リューシュの性にしています・・笑)2.3回チンしました。カッコ悪いことこの上ありません。

まあ、4.5年も使っていれば元をとったようなもの、清水の舞台から飛び降りる気持で新しいリューシュコードを購入しました。

小さい波用だと普通より1フィート短いリューシュが好みです。それも細めです。

10フィートのボブオルソンには12フィートを併せていますが、もっぱら小波用の愛用ジョエルチューダーにはこの9フィートです。

このリングが微妙な重さで、波待ちしているときは下に、パドルや乗っている時は後方にリューシュを運んで絡み付を防止するのだそうです。

もっともサクラと遊ぶ時はリューシュは付けられません。一度、さくらを引きずったことがありますから・・・・

J.E スティグリッツ マイケル・スペンス

アメリカのウォール街で端を発したデモを見ていてどう思いました?

日本でもマスコミや私の同期のM氏などが「下流社会」と揶揄するようになりましたが、アメリカの格差はそんなものじゃありません。

ロックフェラーとロスチャイルドの歴史を読んだ時にアメリカという国がほんの一握りの人達で作られていることを知ったのです。

ならば強欲な金融機関に対するデモは正しいのか?答えはNoです。合理的行動とはかけ離れています。単なるガス抜きに他なりません。

我々は映像を見ることによって情報そのものを勝手に解釈しています。

このことはノーべ経済学賞を受賞したJ.E.スティグリッツも情報の非対称性として述べています。

そうです非対称な情報によって踊らされているのです。中国の日本バッシングもインターネット掲示板という非対称な情報ソースによって民衆が踊らされているのです。

我が国もつい最近あったじゃないですか。原発が今にも臨界を起こし大爆発し、国民のほとんどが被害を受けるようなことをマスコミで平気にしゃべって、挙句の果てに自分の子供たちは既に海外に避難させたとまで言っていた人はどうなったのでしょう。そして実際に避難して言った人達の生活はどうなのでしょう・・・

世界経済は大収斂の時代であることは間違いありません。リセッションの可能性はひどく高く、かつグローバル化がもたらした平準性とスピードはその被害を拡大させます。

世界のこれからを考えるにお薦めの2冊を紹介します。1冊はスティグリッツと同時にノーベル賞を受賞したマイケル・スペンスのこの本です。先程のグローバル化のスピードについて書かれています。

もう一つはアメリカがバブルがはじける前に書かれたアルピン・トフラーの「富の未来」(上下巻)
です。訳者は私の好きな山岡洋一氏です。残念ながら近頃逝去されました。家は私の家のすぐ近くで息子さんも息子と同じ小学校だったと記憶しています。その息子さんは私の親戚も勤めているT監査法人と聞いたことがあります。


著書の内容にはやや甘い分析もありますが、大筋は認められます。

テレビのデモを「観ている」だけではだめです。その情報に隠された(非対称)な部分を見つけることが肝要です。




997前期と後期  ポルシェ





私の911はモデル997です。さらにPDKになる前のティプトロ仕様です。

すでにモデル998が発表されました。サイズはさらに大きくなったようです。

最新のポルシェは最良のポルシェの言葉通り、最新式は何かが良くなっているのは事実です。

しかし、997はポルシェにとってのターニングポイントとなるモデルでもあるのです。

911を別の存在として存続させるため、客層も用途も異なるSUVをアメリカで売れるようにカイエンとして生産していたポルシェが本来吸収しようとしたVWに吸収され、乗用車の4ドアは作らない掟を破り、パナメーラを作り始めたのです。これによって911の存在は薄まりました。

911はフラット6のための車であり、フラットシックスは911のためのエンジンでもあるのです。

私は前期と後期二つとも乗り比べましたが、確かに後期型はPDKのおかげで変速が速くなっています。さらに乗り味もジェントルさを増しました。

ただ個人的ですが、ポルシェのような車はBMWやメルセデスのように変速がすぐにアップし、燃費効率を考え過ぎるのはこの車の個性と反する気がするのです。私は中々、アップギァせず2速や3速ホールドしながら走るエンジン音が私は好きです。

金庫のような堅牢なシャシーとフラット6、しばらくこの魅力から離れられそうにありません・・・

乗れるうちに乗っておきます。もう数十年したらガソリンの車など乗れなくなります。その前に私が免許を返納するでしょう・・・暫くの道楽です・・・・・

180°SOUTH /MIND OVER MALIBU

この頃時間と曜日の感覚がどうもおかしくててっきり昨日だとばかり思っていたアポイントは今日でした。息子には若年性(??)アルツハイマーの検査でもしてきたらと厳しいお言葉・・・

急遽、美しが丘の眼科に定期検査とコンタクトの処方です。数年前に角膜細胞数が減少していてコンタクトの処方は出来ないと言われ、挙句に自分の出ている雑誌の切り抜きを見せられ、さらに処置もしていないのに処置料まで取られた青葉台の眼科は今頃どうしているのでしょう・・・

検査の結果、細胞数は増えてはいないものの、大きく減少しておらず、目の状態は大変良いということです。目が疲れると目薬をすぐ使うようにしてから肩こりが楽になりました。結果全くの問題なしです。あれから4年ですよ・・・まあ、ドクターと言えどそういう人もいるのでしょうね・・・木を見て森見ずの例えです。

時間が出来たので近くのサーフショップです。鎌倉や藤沢と違いプロショップは少なく、お目当ての板やウエットはありません。KEENのジャスパーの白を探しましたがありませんでした。昨年、このジャスパーの水色を購入しましたがとても楽ちんで疲れないのです。


そんなこんなをしていたら持っていないDVDを発見、一つは渋谷の劇場でも視た「180°SOUTH」、パタゴニアの創業者、イヴォン・シュイナードとザ・ノースフェイスの創業者、ダク・トンプキンスの若かりし頃、南米を廻った旅を現代に再現したものです。



もう一つは、「MIND OVER MALIBU」CAのマリブというサーフスポットに焦点を当てたものです。千葉にマリブポイントはありますが、個人的には逗子方面から134号線を走り、トンネルを抜けて材木座に出た景色はマリブその物だと思うのですが・・・如何でしょう??

気分的には今日のスターターはイーグルスの「Bitter Creek」です(笑)