皆さんはこのショスタコービッチという作曲家をご存知でしょうか。私が実際に聞いたのは数枚の交響曲のCDのみですが、この作曲家の真髄は「反スータリニンズム」として「表の裏の裏の裏」ように飄々と専制主義を批判していることにあります。
反復されるカノンが不安を増大します。さらに歓喜しているはずの民衆が実際には歓喜していなかったり、その内容はあきらかに「反スターリニズム」です。
社会主義や共産主義が個人の自由を認めないのは周知ですが、この若き作曲家には図太い批判の精神が息づいていたのです。交響曲以外にもジャズやポップスにも興味があったようです。
そう私の眼鏡はこのショスタコービッチを真似たのです。永井荷風ではありませんぞ!