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2010年6月22日火曜日

ある数学者の生涯と弁明  G・H ハーディ




以前、Charles Percy SnowことCPスノウのことについてふれたことがありますが、本書はその彼の友人であるGodfrey Harold Hardy ことGHハーディが自身について書いたものです。

数年前に読みました。彼はこの著作の中で、数学や物理学が戦争に使われないと予見していますが、実際にはその後起こる第二次世界大戦で原爆が作られたりしているので生きていればどんな感慨を持つのでしょうかと思ってしまいます。

人と言うのは時として将来起こる事が全く想定しえない状況が多く存在するものです。想定し得る状況など、そもそも想定しても仕方のないような、微々たる役に立たないものなのです。

ハーディを批判しているのではありません、彼はそうなりたいと願望したのです。

えびめし


どうしても一度食べたかったものに岡山名物の「えびめし」がありました。(過去形)

児島湾の干拓に従事していた(年があいませんね 笑)のでということではなく、B級グルメファンとして放ってはおけなかったのです。

この「えびめし」は渋谷のIというお店が元祖と言うことを知りました。




本日はそこにてこのハーフ&ハーフです。私はベンガル、スタッフのT氏はカシミールです。

結論、後悔しています。ご飯は予め作り置きしたようで生暖かく、妙な甘さです。錦糸たまごがパサパサでこれまた合いません。海老は1.2個しか入っていません。

カレーもスパイシーてすが粉っぽく、ジャガイモは電子レンジで加熱したようにゴムのようになっていました。よくもまあと思わせる代物です。

元祖と謳えば良いというもんじゃありません。元祖が悪い場合も多々あります。

うな鐡」か「揚州飯店」すればと後悔の午後であります。

2つの月  エドワード・W・サイード ノーム・チョムスキー


村上春樹氏の1Q84に2つの月が出てくる。この二つの月の世界と「普通」(私達だけが普通と思っている世界)は決して混じり合わない。

アメリカのイスラムテロリストに対する考え方とテロリストたちの考え方のようだ。

すでに没後7年を経過したエドワード・W・サイードの言葉を援用して反米主義のチャペス大統領は米国人はこのサイードを読むべきだ演説している。

サイードはこんな使われ方を肯定するはずはない。

私のよく読むブログにノーム・チョムスキー氏のものがある。彼の出版物、講演の内容などだ。英語がやや長文なのが読みづらいものの、内容は一貫している。

そう決して交わらない2つの世界観が一方ではテロと呼び、一方では正義のための戦争といわれる。どちらも表の裏の裏なのに・・・・・・・・・・・・

「覇権か、生存か」良書です。

正義の味方  アンパンマン


犬の性格も様々で、ポールやおやつ、嫉妬?などで突然喧嘩になる事もあります。

昨日も(妻の話ですが)もバーニーズとゴールデンを飼っている家のお嬢さんが別のゴールデン(メス)がお腹を出してなぜてもらっているところ、飼い犬のゴールデン(メス)が近寄って行ったら、突然喧嘩になったのです。喧嘩といっても近寄って行った方はやられる一方で尻尾が完全に入ってしまっています。

妻も「なるかな」と放っておいたようなのですが、なんとさくらは飛び出して行ってその2匹の間に立ちはだかったようなのです。さくらは喧嘩は嫌いです。さくらより年長のそのゴールデンもさくらの大きさに驚いたのか喧嘩はオシマイとなったようです。

もう一匹のバーニーズとセブは我関せずです。犬も人間同様性格はそれぞれです。

お龍  真木よう子

友人の奥様に「ヨウコ」さんとつく人が多いのですが、NHKの龍馬伝にてお龍役を好演している女優さんもよう子さんといいます。真木よう子さんです。



彼女、目力がすごく、それでいて演技の変えられる女優さんですね。

驚いたことに昨年、女の子を出産した1児の母でもある29歳の人です。

性格は昔の大女優のようにサバサバしていて男っぷりの良い女優とみました。(分からないけどね 笑)

殯の森、火の魚でこれまた好演した尾野真千子さんといい、このところ良い女優さんが出てきてます。



日本映画も今後楽しみです。

そうそう真木さんは仲代達也さん主催の無名塾の出身で、現在の事務所フライングボックスは別会社に多くのファッションモデルを擁する有力プロダクションで、中村トオルさんや、チャン・ツィーもおります。

トルコ料理


妻たちがトルコ料理を食べに行くというのでトルコ料理のお話。

トルコ料理は、フランス料理、中華料理と並んで世界三大料理と何故言われるか知っていますか?

この3つの料理に共通するのは、多くの国と地域の影響を受け、与えている事実です。

つまり共通するのは領土拡大と侵略と言う戦争の産物でもある訳です。

残念ながら日本食は鎖国の歴史もあり、影響を受けることも少なく、与えることも少なかった訳です。


トルコ料理の特徴はこれらの多くの地域の食材(ユーラシア大陸の羊、地中海のオリーブ、トマト、黒海の魚介類など)を使うことができたのです。ですからアフリカの地中海沿岸諸国やアラブ湾岸諸国、ギリシャなどにも大変よく似た料理があります。

中でもアナトリア半島(アナトリアといえばアナトリアシープドッグを思い出すのは私だけ?)ではパスタをよく食べます。イタリアのパスタの起源とも言われているくらいです。



私のお薦めはメネメンというトルコ風スクランブルエッグ、葡萄の葉にお米や羊肉を巻いたサルマ、ビーフや羊肉の入ったトルコ風水餃子のマントゥ、地方やお店で味のかわる各種ケバブなどが好みです。尚、ピスタチオ、ヘーゼルナツツ、いちじくなどもふんだんに使われるのが特徴です。

私は数年前に飛んでイスタンブールしたので知っているのです(笑)

それにしてもトルコレストランがここ数年で増えました。横浜西口にもドネルケバブの屋台を観た事がありました。

写真は日本で最初のトルコレストランといわれている新宿のイスタンブール(今では銀座、渋谷にも増えたようです)のHPよりお借りしました。是非行ってみてください。ケバブだけでも10種類近くあります。

The summer solstice 夏至


昨日は夏至でした。日本は子午線よりずれているので日の出が一番早いのはこの夏至から1週間くらい前になり、日の出が一番遅いのはこれより1週間後になります。



そういえばアオザイとメローな映像が美しかった「夏至」というベトナム映画を観た事があります。
母の今際の一言を機に3姉妹のそれぞれを映し出す映画です。

このトライ・アン・ユン監督はベトナム人ですが、戦禍を逃れてパリに住んでいます。「青いパパイアの香り」もこの映画も東洋的美しさを一度西洋のレンズを通してフィルターしたような感じがするのはそのせいでしょうか。

今年には彼が監督で村上春樹の「ノルウェイの森」が完成します。主演は松山ケンイチさんのようです。

そんな夏至には鮎の塩焼きと少し辛い「ジョン」を夕餉にしたてます。ビールとこのジョンです。
この鮎は少しブサイクです。美味しい鮎の選び方は下あごがすっとしている美人顔です。
以前、Sママが作ってくれた稚鮎の天麩羅は絶品でした!!!!

<ピーマンとひき肉のジョンの作り方>
☆ピーマンを輪切りにして種をとる
☆鶏ももひき肉、豚肉の粗みじん、塩、砂糖、韓国産粉唐辛子、コチジャン、醤油、片栗粉をよく混ぜ合わせる
☆ピーマンに詰め、小麦粉を十分にまぶす
☆よく溶いた卵につけて、ごま油をひいたフライパンで両面焼色がつくまで炒める
☆醤油、お酢、砂糖、ごま油、すりごま、おろしにんにくの付けタレにつけて食べる