このブログを検索

2010年7月6日火曜日

山極 勝三朗

この人は世界で初めてうさぎの耳にコールタールを縫って人口的に癌を発生させた人口癌研究のパイオニアだったひとです。昭和5年に67歳で他界されています。

氏の研究は当時は中々受け入れられず世の人々は「癌か雁か果た頑か」と揶揄したといいます。

このときノーベル賞を争ったのがデンマークのヨハネス・フィビゲルで寄生虫を使って人工的に癌を作りだしたのですが、後になって間違いだったことが判明し、当時の選考委員の一人は来日の際間違いであったことを告白しています。

山極氏は幻のノーベル賞となったわけです。それ以来、医学の分野では選考がより慎重になり、単純な発見でも時間を掛けて検証してから受賞させるようになり、どんどん受賞者の高齢化が進んでいます。

今ではコールタールが発がん物質であることは既知でありますが、当時は雲をつかむような話だったのでしよう。今あるのも先人の努力のおかげであります。

経済産業省 消費者安全法

漏電ブレーカーの安全基準について経済産業省に問い合わせしたところ、「メーカーによってもまちまちなので詳細はメーカーに問い合わせて欲しい」と思っていた通りの答えでした。

単純にアンペア基準では日本は緩い(危険)が電圧は半分なので、一該に絶対危険とは言いきれないというこれもまたなまくらな態度です。だったらより安全にすべきでしように・・・・

しかし、感電事故である以上、新たに創設された消費者安全法にのっとり、報告を受けた省庁は消費者庁に報告しなければいけないようです。

明治よりこの国を動かしている構図は変わっていません。連続しています。どんな政権が政府を作ろうとおいそれとこの構図が変わる訳ありません。

OREXIN オレキシン

私のように時折起こる眠りたいのに眠れない更年期も嫌なものですが、その正反対いつでも眠くなってしまう病気があります。私の近いひとにこの病気の疑いがある人がいます。もちろん、危険なので自動車の運転はさせていません。また専門家の受診もしていないので素人判断は危険ですが度々疑わしいものが見受けられます。

この病気をナルコレプシーと呼びます。息子は知っていました。(当たり前か)

特徴は

①十分な睡眠を取っていてもすぐ眠くなってしまう。

②感情や緊張を伴う行動を起こそうとすると抗重力筋が脱力する。(カタプレキシー)

③金縛りになる

④眠った感覚がないにもかかわらず直前の記憶がない

⑤睡眠が不規則である

しかし全ての症状が出るという訳ではなさそうです。この病気には視床下部で睡眠と覚醒を調節しているオレキシンという物質が強く関係しているようです。

ナルコレプシーの患者の脳のほとんどでこのオレキシンがなくなっているということが明かにされているようです。

このオレキシンと言う物質は脳内ペプチドの一種です。アメリカではこの薬を点鼻して覚醒を継続させ、最強の兵士を作り出す計画もあったとかなかったとか・・・・・・・

いずれにせよ、睡眠や覚醒について調べるならばきちんと睡眠ポリグラフ検査を受けたほうがよさそうです。

気になるレストラン

これは行ってみたいという意味じぁありません。ある方法が「気になる」のです。

そもそも数年前からマスコミで「予約のもっとも取れない」とか「電話が繋がらない」ということが当たり前のように巷では取り上げられていました。そしてやっとのこと予約できた人が有難がるこの風潮を利用して、今でもこんな奇策を続けているレストランがあります。それも都内にはいくつも・・・・・・

代々木にあるレストランなんてその代表格です。前回、お邪魔した白金台の3つ星レストランも同様でしたが、こちらは値段もお味もレベルは相当高いのでまあ仕方ないといったところですが・・・・・

ミシュランで☆が付けばみんなで集中し、地味に仕事を続けている良店は忘れ去られる傾向にあります。

普通に食べられて、美味しいそんなお店が私は好きです。

************
************
普通の美味しいお店の話です。

東急本店の前にある1階がヴィロンというパン屋さんの2階にあるブラッスリーです。フランスで食べたパンの粉が忘れられなくてお店を開いたという拘りのパン屋さんですが、ここの2階のビストロも気取っておらず丁度よい加減です。

私は少し苦いエンダイブがお皿に盛られ、美味しい鶏の自家製レバーペーストがスプーンで卵型に盛られてきた一品など最高に好きな一皿です。それをパンに塗ってワインとともに食べる、至福の瞬間です。

是非、是非お近くにいったら立ち寄ってみて下さい。料理は全て丁寧な仕事です。普通に美味しいお店です。

MacBook Pro


息子が発注したマックブックプロです。外装がプラからアルミに代わり堅牢さを増しました。

マックは確かに耐久性に多少何りですが、デザインが良いです。

液晶の画素数もそう多くはないのに綺麗に写ります。

息子は研究室に今までのマックブックを置いて、自宅でこのプロを使うようです。

データのコンバートには500GのHDDです。

私も欲しいところですが、既存のデータが全て変換しなければなりません。それにはチト代償が高すぎます。

ブラインドネス  参議院選挙

blindnessには盲目、失明、視覚障害とは別にもうひとつの意味があります。無知、無分別、向う見という否定的な意味です。

そう選挙の話です。11日選挙を迎える参議院議員選挙のことです。

多くの党に分裂し、そもそもこの人の主張はなんだったのか分からなくなります。そもそも郵政民営化に反対して自民党を飛び出した人が今の民主党と連携したり、連携せず野党として同じ野党の自民党と組んでいたり、訳がわかりません。

我が国にとって必要なことは改革です。そう思って民主党に票を入れた多くの人が、実は改革とは正反対な大きな政府を作ろうとしていることをうすうす分かり始めたのではないかとも思っています。その政府自体、右から左まですこぶる幅の広さです。対する改革を訴える野党も訳のわからないアジェンダなる単語を連呼するやや***弱い代表ではこれまた心配です。



政策や主義が見えてきません。落日に向かうこの国に憂国の士は現れないのでしょうか?

岸信介  ジョン・W・ダワー「昭和」


既に1回読んで、今気になるところを読み返している。

アメリカ人の日本論をバカにする手合いは多いが、反対に他国の政治を冷静に分析できる日本人が果たしているのか疑問である。

この「昭和」で投げかけられている連続性について考えてみると、真っ先に岸信介氏を思い出す。佐藤栄作氏の実兄である。

彼はA級先般として巣鴨に収容された。他の政治家同様、アメリカの政策変更により無罪放免となった訳であるが、戦前は東条英機とともに鬼畜米英、大東亜経済圏を主張し、右翼の大物とも親交があった。一転して、戦後はアメリカ服従の政策を行った。現在の金権政治のさきがけを作ったとも言われている。ドイツではナチの出身者が政治の要職に就くことはあり得ないのと対照的である。

そう日本は戦争と言う一大転換点を迎えながら、政治的には昭和として連続されており、戦前の思想は内向されていったのだ。内向され表現する場を失いながらも、さらに内へ内へと進む。今なお、進む内向である。

著者は冷静な目を持っている。70年代にアメリカのマスコミが日本も原爆を開発中であったというニュースを流したことも、恣意的なジャパンバッシングに他ならず、日本ではそれが現実になることはあり得なかったし、そのことは皆既知のことであると論じている。痛快である。

冷静に他国の政治的な構造を探り熟考する。そう日本の政治学者にはこの賢慮が足りないのである。見習うべきである。

15少年漂流記 海底2万里


幼い私が最初に好きになった本はこの15少年漂流記と海底2万里です。小学校2年生のときです。毎日、寝る前に繰返し読んで最後にはボロボロになりました。

どちらもジューヌ・ヴェルヌの小説です。

今放送している”Lost”そのままの南海の孤島に漂流した少年達の勇気と知恵の物語です。確かに一緒に漂流した中に確か猟犬もいましたね。わくわくどきどきしながら読んだ日のことが思い出されます。

一方、ネモ船長が操る潜水艦ノーチラス号は憧れでした。海底で大王いかと遭遇するシーンもありました。あのノーチラス号をチラシの裏側の白いところに何回も何回も書いていたことを思い出しました。今でも書けます。それ以来私の潜水艦好きは始まったようです。

良い小説というのは読者をその場所に誘います。文化も、人種も、国籍も違うのに、その作者の目を通した世界観が味わえるのです。

後になってからこの15少年漂流記の原題が「2年間の休暇」だと知った時になるほどと思った訳です。こんな楽しみが出来るのも良質な物語だからこそなのです。

閑話休題

マトリックスに出てくる「ネブガドネザル号」もこのノーチラス号に心なしか似ている気がしました。
船長はネモ船長ではなく、モーフィアスです。モーフィアスとはモーフ=変化させるという意味のようです。キアヌ・リーブス演じる主人公はネオでした。これ逆?

漏電遮断器 メンテナンスデー

どこの家庭でも漏電遮断器を付けていると思いますが、みなさん過信してはいけません。

我が家の喚起扇の漏電の原因は断線ではなく、電気のコネクターに油が付着し、電気がレンジフードに帯電したために起こったようです。

この場合漏電遮断ブレーカーに電流が戻らないのでプレーカーは落ちないのです。

本来ならアースを付けておけば、放電するのですが漏電遮断ブレーカーが落ちないでアースから放電し続ける事は火災の原因にもなります。

コネクターやスイッチの基盤は水に弱く、清掃が出来ないです。メーカーとしては油の回る事も考慮して設計してほしいものです。

昨日はつくづくメンテナンスデーでした。

この喚起扇の他に同じく18年選手の子供部屋の2機のエアコンを交換して、本年中に工事を行うと補助が大きく、来年7月には地デジに移行する浴室テレビのチューナーの調査も行ってもらいました。
もっともこれだけ宣伝しているにもかかわらず、山村部ではまだ地デジ移行が進んでいないのでどうなるのだろうと思っていたら、やはり手当してあるようです。一部のCATVでは一定期間アナログも並行することが決まったようです。(これ結構レアな情報だと思いますよ)


話を漏電遮断器に戻しますが、我が国の火災の原因は20%が放火ともっとも多いのですが、その他原因不明といわれている40%のほとんどがこの漏電ではないかとも言われています。
記憶に新しいところで大磯旧吉田邸の火災がありました。

では何が問題なのか?漏電には2種類の電流があるそうです。ひとつは線を纏めた際に発生する静電容量分漏電電流(=IGC)とネズミがかじったりして起こる抵抗分漏電電流(=IGR)です。

前者はさほど危険ではなく、後者は重篤な火災などを招きます。

実は日本の漏電遮断機はこの2つの電流を分けて測れないのです。事業所などで頻繁に漏電ブレーカーが落ちるのはこのせいです。

一方、日本では30ミリアンペアが基準なのです。アメリカやカナダでは大人でも8ミリ、子供は4ミリの安全基準なのです。韓国でもこのIGR遮断システムをもとに6ミリのブレーカーを設置しているのです。

日本の基準はなんと40年前のシーメンスのものなのです。

昨日も韓国企業の官民一体となった開発の現場を特集していました。

臭いものにふたをするようにして、多くの天下りを配し、独占形態を維持する半官の企業にはこのような前向きの発想はないのでしょう。30ミリアンペアは人を死に至らしめる基準なのです。

昨日のT電力の人の「アースが設置してある場合のみ漏電ブレーカーが落ちる」という説明を妻にしていったようですが、それは違っていると思います。再度説明を求めましょう。(笑)

*************
*************

先程T電力の担当者から連絡を受けました。アースが接していない器具でも大きな電流の差があれば漏電ブレーカーは落ちるようです。どうも妻の聞き方が悪かったようです。しかし、電気がほとんど逃げずにレンジフードに滞留し続けることは本当に稀のようです。また、漏電ブレーカーの仕組みは基本的には出て行った電流と戻ってくる電流の差を感知するのでアースが合った方がきちんと稼働するのは事実ですが、メーカーが作らなければ不可能です。

人間は数ミリアンペアでびりびりきます。30ミリも流れれば心室細動を起こしかねません。昨日の肩口までの感電はとても危険だったということです。

身の回りには危険がつきものですが、こういう基準の設定こそ、日本が今見直さなければならない課題のはずです。政府が援助して、各家庭の漏電ブレーカーを安全なものに交換する・・・・・・・・
高速道路の無料化も結構ですが、安全のために何か手を打って欲しいものです。