川エビの唐揚げ 緑が丘
緑が丘に芝松というチャンコ屋がある。最近、中目黒の駒沢通り沿いにも2号店を出店した。私はここの川エビの唐揚げが大好物である。もちろん良く冷えたビールと一緒に。
一言でビールの味といっても個人の好みに分かれる。辛口ですっきりしたドライ系のビールが好きな人もいれば、濃いビールが好きな人もいる。
私の場合にはその土地や場所で好きなタイプが変わってくる。アメリカの乾燥した暑い場所では軽くてあっさりしたものが飲みたくなるし、タイやベトナムのように素肌に湿気がからみ付くような熱帯モンスーン気候ではもう少し重たいものが好みだ。
日本ではどうかという季節によって好みが変わってくる。今のような寒い時期には黒ビールとピルスナーのハーフ&ハーフをストーブに当たりながら飲みたくなるし、もっと暖かくなればオランダのグローイッシュやキリンのハートランドを飲みたくなる。
これを自分なりに分析してみたのだが、どうやら最後のあの鼻に抜ける香りに関係があるようだ。
冬は活動量も低く、ひっそりと息をしている。そこへ行くと夏は大量に発汗し息使いも荒くなる。当然、鼻から取り込む空気も多くなりより敏感になると言うわけだ。
皮膚粘膜の感受性と言うのはどうやら湿度、温度に影響されるようである。今度、論文でも書いて発表してみる事にする。
冗談はさておき、そんな日本の夏は無性にビールが旨い季節でもある。そんな無敵のビールに合う料理は数あれど、川エビの唐揚げほど合うものはないと断言できる。
ビールの持つ匂いを川エビの香ばしい匂いでひれ伏せて逆に川エビの脂っこさをビールの豊潤な炭酸が洗い清める。これぞ相乗効果というやつである。肝心のちゃんこはどうだって?川エビしか記憶にないのである。歳を取るとこれだから困る。
もう少し量があってももちろんへっちゃらでペロリといける・・