「鮭児」の握りを食べたとき大将がこれは種類が違うんだと言っていたのが気にかかり調べてみました。
もともと日本人の大切な蛋白源として魚は親しまれてきた訳ですが、殊にこの鮭は古くから食されています。この鮭図は近代絵画のさきがけである高橋由一氏の作品で、一度は目にしたこともあろうかと思います。
鮭の種類は
☆シロザケ
☆カラフトマス
☆さくらマス
☆べにさけ
☆ヒメマス
☆ギンザケ
☆マスノスケ
☆ニジマス
☆タイセイヨウサケ
以上になります。
輸入されるキングサーモンはこのマスノスケですが一部ではアトランティックサーモンもキングサーモンと呼ぶらしいです。
では鮭児はどれなのでしょうか?実はシロザケなのです。トキシラズも同じくシロザケで春から初夏に取れるものです。秋口になるとこれをメジカと呼びます。そして河口沿岸の定置網で取れる秋ざけ、秋あじ、ギンケなどと呼ばれます。鮭児はこのシロザケの中で性腺が未発達のいうならば突然変異種の鮭のことです。見分け方はこの性腺の数によります。というわけで結論が出ました。
写真はマルハニチロさんの運営するサーモンミュージアムよりお借りしました。そちらも是非覗いてみてください。