高倉健さんが出ていた居酒屋兆治とい日本映画がありました。
あの小説は山口瞳さんが好きだった国立の谷保にある「文蔵」という小さなご夫婦で経営していた実在のお店だったのです。
国立には縁あって行ったことがありますが、それは素敵なお店でした。
居酒屋とはああいうお店のことを指すのだとよくよく分かりました。
この文蔵さんも数年前に閉店し、店主の意思をついで婆娑羅として生まれ変わりまた。
あれ以来行ってはいませんが、名物のもつ煮込みは健在なので゜しょうか・・・
ところで先日購入した山口瞳さんの「行きつけのお店」は面白く、一晩で読破してしまいました。
木犀堂の店主が本を買うつど、ポコッと出てくる一言が楽しみです。
今回は「力の抜けた良い本だよ」の言葉通りでした。