この歳になって嬉しい事は、私の周りには素晴らしい先輩がいるということです。
同年代の友人もそれはそれで楽しいのですが、歳が一回りも違っても全然ふけていないどころか、こちらの方が刺激を受けるような新しい事にチャレンジしている姿がまばゆいばかりです。
こうした先輩に共通して言えることは、常に自分の経験知を更新しているところです。留まって澱んでしまう水とは大違いです。まさにLike a rooling stone!!
知というのは常に新しいものと繋がりたがります。これは人生と同じで毎日私達は何かの出会いがあり、その出会いをセレンディピティとして受け入れ昇華出来るかどうかが人の人生では大きな意味を持つことになる訳です。
いみじくも私の恩師は「縁」を大切にしなさいと教えてくれました。その当時はまるで何のことか分かりもしませんでしたが、30年経ってその縁を大切にしてきた人間とそうでない人間の違いがはっきりと分かります。
もちろんどんなに大切にしたい縁でも次第に薄れていくものもあり、それもまた現実です。
前の会社で広告畑で第一線を歩んでいた先輩が、肩書きも何もかなぐり捨てて、水彩画の教室を開きました。
当時のその行動には素晴らしいという賞賛の声が多い半面、何故だろうという不思議がる声も多かったのも事実です。
そして今私の大切な犬友の先輩がこの画塾に通っています。
水彩画をやる人に悪い人はいないといいます。その通りでしょう。そして権威的でないということも、ただし、その裏側には物凄い量の経験と実績を踏まえた上での確固たる自信に裏打ちされているような気がします。
柔らかさは強さでもあります。自在に流れる水はその象徴です。
今週いっぱい、あざみ野の市民フォーラムでこの先輩の画塾の展覧会を開催しています。
是非、お近くにおいでの際には足を運び下さい。必ずその水の力強さを体験することができます。
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