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2009年8月26日水曜日

クリニック +展覧会のかけもち +コストコ











太腿の筋違いの治療を終え、妻の運転で国立近代美術館の「ゴーギャン展」です。来月は月初忙しいく、中盤からマウイのため今しかありません。車は北の丸公園駐車場に入れました。
以前はあまり好きでなかったものが、段々と好きになることがあります。ポール・ゴーギャンもその一人です。画家の中では、モディリアニユトリロゴッホマチスなどが好きでしたが、フランスの哲学をかじってから、彼の代表作「我々はどこからきたのか 我々は何者か 我々はどこへ行こうとしているのか」の内なる「野生の目覚め」を感じ、好きになりました。まさにレビィストロースの外から傍観した「野生」と対比されます。

絵画を見るときに意味を見出そうとすると、作者の「それ」に捕まってしまいます。作者のデータはしまっておき、心を真っ白にして何も考えずに見るこれが私流です。

昼食は2階にある皇居の緑がまぶしいほどの眺めの良い「クイーン・アリス・アクア」で妻とランチです。ボリューム満点のクラブハウスサンドとタヒチアンバーガーです。味はイマイチです。

そうそう何分駆け足の鑑賞なので、まだ時間があります。用賀でおりたらすぐなので世田谷美術館の「メキシコ20世紀絵画展」です。有名な「フリーダ・カーロのメダリオンをつけた自画像」やディエゴ・リベラの「死者の日」など見ものが多い良展です。

今日はどうしてこう寓話的展覧会なのでしょう?!

しかしメキシコという国の成り立ち、政治状況、そしてアイデンティティの確立と大きな歴史のうねりを感じられました。もし興味のある方は是非行ってみてください。

東名で自宅に向かいました。そういえば大腿骨置換術の終わった母が「コストコに行きたい」といっていたので、「平日、散歩まで間に合うの」閃きで、コストコです。

なくなっていた消耗品とポーリッシュソーセージとパンを購入しました。

めまぐるしい一日でした。フリーダ・カーロもメキシコを代表する作家であり、フェミニズムの旗手と言われましたが、彼女はそんなことどうでも良かったのではないのかなとふと思った今日であります。

本 ヨーロッパ退屈日記


日曜の午後に読み返そうと思って本棚を見つけましたが見つかりません。確か、台北に行くANAの機内で読んだ記憶があります。


この本は伊丹十三さんが雑誌に連載していたものをまとめたものです。彼独特の視点で、ファッション、食、暮らしなど日常の様々な景色を切り取り、ユーモアとアイロニーを込めた洒脱な本です。


少し前の時代のダンディズムを観るような本なのです。


ということでアマゾンに発注しました。同時にフードコーディネーターの飯島直美さん(カモメ食堂など)と伏木亮さんとの対談で進める「おいしさの秘密」、小林聡美さんの「アロハ魂」、伊丹十三さんの「日本世間噺体系」も発注しました。3冊目は「題名買い」ですけどね・・・・・・・
文庫本は小さくて旅行のとき重宝しますが、老眼鏡が手放せません!!!