JET STREAM LUNALILO

ホノルルから、ルナリロ行きのバスに乗ります。

東の村は、広い砂浜に漁村の面影が残る閑静な所ですよ。

新興の住宅地もありますが、

背後の丘の上には、まるで気の枝の鳥の巣箱のように

床を崖っぷちに支えた家々が並んでいます。

みんな思い思いのペンキを塗って、

赤や、黄色や、緑の窓から、

遠い水平線の彼方の黒々とした潮の流れを見て過ごすんです。

貿易風の吹きすさぶ日には、

家ごと吹き飛ばされるんじゃないかと思いながら、

陽気な歌を歌って気をまぎらしています。

私の家は、そんなところですが・・・・・。

日に焼かれた海浜の砂のように、記憶が胸の底にたまっている。

深い皺の奥まで南國の日に焼かれた老女の話が

砂時計の底を抜けるたびに甦ってくるのだが・・・・・。

1976　11.26　On Air　　

少年は１７歳、ハワイにはまだ行ったこともない、少年の原風景は賑やかなワイキキではなく、このルナリロの漁村だったのです・・・・・ルナリロは島の東の静かな街です・・・

佑ちゃんおめでとう

早稲田の斎藤祐樹投手がドラフト１位で日ハムに指名されました。佑ちゃんは３球団から、大石投手は６球団そして福井君も指名されて早稲田は１位指名の投手が３人です。これはすごい！！！

佑ちゃんの後輩が我らの犬友の息子で、甲子園には縁あって応援に行けたもの彼らのおかげです。楽しくワクワクする時間をもらいました。

早稲田に入学したとき世のプロ野球解説者は斎藤君の事を過小評価していました。しかし、通算３０勝、３００奪三振は史上６人しかいないのです。結果も残しています。

もっとも彼らの評価は自らとオーバーラップする傾向が強く、大相撲のそれと似ています。つまり時代遅れロートルの意見です。

プロの世界でどのように通用するかは別です。しかし、大学の４年間は決して無駄にはなりません。

人生第一線のときよりもベンチにいる方が長いのです。そんなとき絶対にこの４年間の経験が役立つ時があります。

そう教育は贈与です。いつ必要になるか分からないものを吸収していくのです・・・・

ノルウェイの森

来週末より世界的ベストセラー村上春樹さんのノルウェーの森の映画が公開されます。

監督は「青いパパイヤの香り」「夏至」などで有名なトライ・アン・ユン監督です。西洋と東洋の混ざり合ったベトナム人ならではの感覚が私は好きです。

早く観たい映画の一つです。問題はどのくらい普通が狂気に変わっていく様を忠実に描けるかです。

主人公の松山ケンイチは好きな俳優の一人なので期待しています。

映画はどのくらい忠実かはたまた裏切ってくれるかこのどちらかしか名作の成功はないのも事実です。

ビートルズのノルウェジアンウッドです・・・・・