このブログを検索

2010年9月21日火曜日

家族ゲーム


この映画1983年に森田芳光監督がメガホンを取ったものです。森田監督といえば最近では「間宮兄弟」なんかも作っています。

松田優作氏が私が帰省中に私の下宿を「探偵物語」で使ったことはすでに申し上げましたが、今になって思えば何故あのときサインをもらわなかったのか悔やまれます。

その松田優作氏がこの奇妙な家族の家庭教師を演じています。

実は私も大学生の頃、東京湾岸、八潮のとある建物で家庭教師をしていたことがあります。

この映画ほど極端ではありませんでしたが、公務員の父親とパートの母親、姉妹の4人家族です。

確かに妙な学歴社会への妄想のようなものがありました。食事は近くのスーパーで買ってきた揚げ物中心でした。揚げ物が悪い訳じゃありません。でも誰も文句も言わず黙々と食べているのは映画と同じで奇妙に感じました。

人は知らないことを知らない」とこのとき痛感した22歳はこんなにうるさいシジイになったのでした・・・

システム生物学 児玉龍彦教授

先日の日経新聞に東大、阪大、中外製薬、富士通が共同で特に再発癌に有効な治療の確立を目指すと言う記事載っていました。

そう息子に言わせるとこの研究の第一線にいる東京大学、先端科学技術センターの児玉龍彦教授は生物医学系でもっとも成功している筑駒出身者らしいです。氏の研究の詳細が知りたい方は以下のHPをご参照ください。

http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/research/profiles/008/index.html

しかしながらテレビでおなじみのK氏とは中学、高校か一緒で、その縁のためか共同で出版している「逆システム学」という書籍はシステム化した経済判断はおかしいとうことが同じように成果主義はおかしいとして書かれている点は不同意です。不同意の意味分かりますね。



まあ行き過ぎた成果主義には反対ですが、成果主義の否定とまではいかないのではないでしょうか・・・・・・

チャイナリスク

この本だけではなく数々のチャイナリスクの書籍が書店には並んでいます。

今回の日産の中国での増産計画のように日本の企業の多くは中国に資本も人も移転してしまうのでしょうか?

私には欲にかられた経営者の無能としか映りません。

数年前、このチャイナリスクについて勉強したことがあります。チャイナリスクには政治、体制、経済、歴史的と様々な側面がある事もその時学びました。当時、上場企業の財務担当として上海に赴任していた友人も同様なことを話していました。

今回の尖閣諸島での衝突、その後のデモを見ても、このチャイナリスクは存在していることが明確です。

中国政府は成長戦略の中には、広大な国土に様々な民族が存在し、その経済的格差は大きい訳です。その民族を一丸とするには「抗日戦線」のような外敵を作る事なのです。中国にとってその外敵はアメリカではありません。成長も止まり、外交力もなく、同盟関係も脆弱な我が国なのです。

中国はソビエト連邦の崩壊のような同国内の崩壊を阻止しようと考えています。たとえ戦争になろうともその考えは変えないでしょう。

日本の企業にはチャイナナンバーワンとして中国語を必携にしている企業もあります。必要であることと、その本質を見極めることは別の話です。政府も無思想なら、民間企業も無思想な我が国に憂国をみます・・・・・・・・

教育の本質

教育とはまさに「教え」「育む」ことです。そんな分かり切ったことですが、今、就職活動や入試に挑んでいる人の中にはそれが見えない人が多いのです。

よい学校とは何でしょう?良い会社とは?

偏差値や知名度なのでしょうか?

それは違います。結局、「その人が選んで、選ばれたところ」なのです。それが良い学校であり、良い職場なのです。

息子は小学校受験で近くのT陰学園を受けました。見事落選しました。彼の唯一の敗北です。でも我々は悔しいなどと思いませんでした。ふーんそんなこともあるさと気にしませんでした。

そうものごとはなるようにしかならないのです。

自分にはもう少し能力があったとか、あの会社が自分を選ばなかったのは間違いだなどと言っていてもそれは過去を見ているしかありません。結局、選び、選ばれたところが最適な場所なのです。

そう考えると、今の大切さが分かります。今、一生懸命に生きている人には将来があります。今を否定し、今を大切にしない人には将来は無いのです。

そう教育の本質は「自分が出来るところまでとことん努力して、その結果に満足すること」なのです。

その一言につきます。

今、子育て真っただ中の方はジジイのたわごととして聞いてください。目の前が開けますから・・・・

老体の回復  映画「ターミナル」


それにしても久々のロードでの痙攣は回復まで丸二日掛りました。

一昨日はほとんど眠れませんでした。もともと自律神経が更年期のせいか弱く体温調節がうまくいかないときがあります。強度の運動をするとこれが顕著です。

しかし、それだって押し並べて平均すればその反動で翌日は眠くなるのですから気の持ちようです。

ところで週末に一冊も本を読まなかったのは珍しいことです。その理由は妻が借りてきた映画とCATVでも映画をやっていたり、つまり映画三昧だったのです。

サイドウェイズとスーザンサランドン主演の「幸せの隠れ場所」はすでにお話しましたが、それ以外にも観たのは「恋するベーカーリー」、「めがね」です。

そんな中、これはもう観てDVDも持っているターミナルを再度観てみました。そうトムハンクス主演の「ターミナル」という映画です。

そもそも私が海外旅行に行くときの高揚感は、飛行機の中でもなく、ついてからの観光でもなく、出発ロビーそのものが好きなようです。

好きな理由は色々あります。もともと外交的でない私が一挙に社会見学できることかもしれません。人種の違う色々な人が交わす会話、カートの音、出発の掲示板がパタパタと変わる音(今は変わりませんが)・・・・・・・・・

そうあの出発ロビーそのものが好きなんです。もちろん到着ロビーではダメです。

JFK、ヒースロー、シャルルドゴールのロビーどれも楽しさに溢れています。そんな自分をこの映画は気づかせてくれます。

舞茸ごはん 秋刀魚


秋刀魚も安くなりました。舞茸も深山舞茸といって天然ではないのですが色が黒く、香りの強い舞茸が群馬県より送られてきました。

写真を取り忘れたので舞茸の写真はお借りしていますがちょうどこんな黒い色の舞茸です。

私の生まれた街には「きのこ会館」なる椎茸が嫌いな人には末恐ろしいものがありますが、私は毎日でも平気です。そんなきのこ好きの舞茸ごはんです。

義父のところから帰ってきた妻が、あちらでも同じものを作ったようです。

一口食べて「似て非なるもの」とおほめの言葉をいただきました。

レシピです。和食の達人より直伝戴いたレシピです。

☆一番だしをとる
☆ざるで水揚げしておいたご飯に一番だしをはり、昆布をのせ炊く
☆フライパンに油少量をひき鶏挽肉をいためる
☆鶏挽肉がおおかた火が通ったら、手でほぐした舞茸と少量の千切り生姜をいれる
☆日本酒、みりん、塩、砂糖、醤油、だし汁を入れ水分が適度に無くなるまで中火で炊く
☆炊きあがったら少量のバターを入れ香りを出す
☆ご飯が炊きあがったご飯から昆布を取り出し、舞茸を合わせる

好みで紅生姜を添えて出来あがり

今回はこれに秋刀魚です。もちろん内臓を出さずに焼きます。この方が数段美味しいのです。
塩はやや強め、特に頭と尻尾に強くすると生臭さが消えるとのことです。

秋の夕餉の食卓でした。