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2011年7月27日水曜日

STEAKHOLDER CSR

こんな川柳があります。

「シーエスアール シーエスアールというものの、己の給与は横ばいで、リストラされたらたまりません」

Corporate Social Responsibilty=企業の社会的責任とは確かに存在します。もちろんエンロンやワールドコムのような犯罪はいけません。

一方で会社はSTEAKHOLDER=利害関係者のものという理論があります。この二つ密接な関係にあります。

一般に①投資家(株主を除く)②債権者③顧客④取引先⑤社員⑥地域社会⑦社会⑧政府、行政、国民となっており、順を追って広義なものへとなっていくとされています。

果たして本当でしょうか?上場企業なら分かります。でも中小零細は果たしてその順番通りなのでしょうか?

うちの債権者は私です。でも債権者の順位なんて最下位です。顧客は分かります。でも取引先より従業員が低いのは理解できません。さらに最下層にある行政、政府が幅を効かせ過ぎです。

我が社の場合には昼休みも取らず全員働いています。もちろん強制ではありません。そんな従業員のためにカップヌードルを買っておくことも現物支給になるというなら、それだけコストカットして税金を払っている分戻して下さい。

大企業も中小企業も全て同じ条件で動いている訳ではありません。それぞれの事情があり、存在しているのです。

会社は社会的責任を果たさなければならないことは分かっています。でも社員達が幸せに生活することが出来なかったら、そその責任さえ果たせなくなってしまうと思うのです。

美味しいものは皆で別けて食べるのは当然です。でも、無尽蔵には出来ないのです。まずは社員、顧客、取引先、社会の順番が宜しかろうと考えますが如何なものでしょう??

近江商人の言葉です。三方よし(売り手 買い手 世間)

名店の系譜 喜寿司

日本一お寿司屋さんの多い街はどこでしょう??銀座??

答えは人形町!!(数えた訳ではありません。個人的に思っています)

先日の日本橋会もそんな安くて旨いお寿司屋さんでした。(味は良いのに値段は居酒屋なみでした)

この界隈に通勤する友人も多く、今回はとびきりの江戸前の仕事をする「喜寿司」さんをご紹介します。場所はご自分でお調べ下さい。駅から近いですよ!!

とにかく仕事が丁寧です。季節によっておぼろを入れたり入れなかったり、もともとコハダの苦手なのですが、ここのものなら食べられます。

シンコなんて最高の塩梅です。うめえ訳です!!

若い時はお魚の良し悪しだけしか分かりませんでしたが、それならお刺身でいいのです。お寿司は酢飯とこの肴トータルの世界です。

それが江戸前の仕事というものです。

お近くの方、幸せ者です。ランチもやってます。是非一度脚をお運びください。裏切りませんよ絶対に!!

ポルシェのブレーキ

セプとさくらを横浜に置いてきたので、ポルシェで鎌倉を向かったときのことです。

長柄の交差点を2台目で右折しようとしたところ、右側から信号無視の日産車が突っ込んできました。

一切ブレーキをかける様子は無く、思いっきりブレーキングです。

相手の車の手前2メートルで止まりました。

ゲレンデなら間違いなく事故でした。

相手の車は中年の女性で全く分からずそのまま赤信号を真っすぐに行ってしまいました。

フェラーリと同じアウディに奢っていたブレンボブレーキでもここまでは効きません。きっと車重のバランスが良いのでダイブしないのでしょう。

命拾いのブレーキでした。


傷だらけの天使 再放送

昨日、偶然にTVKで「傷だらけの天使」を再放送していた。

いやー、配役が実に良い。昨日は偽札作りの親父の役柄で有島一郎が出演していた。

この頃のドラマを総括するつもりはないけどどれも同じようで、安全第一に作っている気がする。

子供心に見ちゃいけないような際どいシーンもあるがそれはそれで子供の成長には不可欠な気がする。

女優陣も大胆だ。石橋蓮司氏の奥さんである緑魔子さんも出てくる。これが味がある。

ショーケンこと修が住んでいたビルは代々木にある。屋上はあの鉄骨の林のような佇まいのままだ。

毎週火曜日の10時、ツールのかわりに予約いれます。

ソーセージにコンビーフにバナナと牛乳、これだけは嫌だけどね・・・・

煮干しの話 青と白

煮干しはなんでも同じと思っていませんか?これが全然違うのです。

まず「いりこ」これは一般に天日で無添加で乾燥されます。味は薄くて上品な味です。うどんの出汁に讃岐では欠かせません。

一般の煮干しは青と白に分かれます。瀬戸内海のような内海でとれるものが白、外海でとれるものが青となるわけですが、時期によっては外海でも白が出来ます。九十九里の白がまさにそれです。これは数が少なく絶品です。(鎌倉はこれを使っている)

一般にはこれらに保存材や添加剤が施されるのがほとんどですが、もし手に入るなら白しの無添加をお薦めします。

我が家は普段、築地仲卸の伏高さんで購入していますが、今回、材木座のもんざ丸さんにて購入した煮干しを使ってみようと思っています。ここは自家製の天日なので無添加のはずです。



出汁が命・・・和食の心です。

お金の話 ころあいとゆらぎ

お金とは面白いものです。欲を無くせば集まってくるし、欲を出せば出て行くものです。

私のところは身の丈を考えて無借金経営なので金融機関には大して貢献していませんが、それでも色々な話が持ち上がります。

私が家守をやっている資産家の方にとある都市銀行系の金融機関が超低金利の融資に借り換えないかと打診してきたのです。住宅系なら分かりますが、事業系で1%を切ります。

借換資金を差し引いても年間300万円以上の金利差になります。

ここですんなりこの話を鵜呑みにしないのが私です。目先の利益は大切かも知れませんが、物事にはころあいというものがあります。それを軽んじてはいけません。

現在は信金、地銀、そしてこの都市銀行の3行体制なのですから・・・

しかし、風が吹けば桶屋が儲かるのたとえ通り、ゆらぎは必要です。ゆらぎによって将来どのような展開になるのかそれは分かりません。淀んだ澱の中では好機は到来しません。絶えずこのゆらぎと新機軸の発想を携えて行かなければならないのです。

朝吹真理子 きことわ

前作の「流跡」を読んであまりの凝った(凝りすぎた)表現にこの人はどう書こうとしか考えていないのかなと疑問を持ちましたが、芥川賞作の「きことわ」を読んでそんな疑いも晴ました。

朝吹さん申し訳ない。大した骨太の文体ですよ。

そんな小説に百足を熱湯で処理するシーンがあります。実は先日、鎌倉で百足が出たので、この方法が頭に刷り込まれていて、お湯を沸かしにいっている間に逃げられてしまいました。

当たり前ですよね、二人だから出来る方法なんですから、でもまた疑問が、箸で抑えているのはどちら??お湯が湧くまで時間は結構掛ります。それを箸で押さえておくのは結構危険です。

それとも長い箸だったのか・・・小説を実在化して考えるのは面白いものです。


Shark トルーマン・カポーティ

某航空会社の部長をしているT氏は海で泳ぐなんてとんでもないと言います。

鮫が怖いのだそうです。彼に言わせれば陸上の人間が海で敵うはずもないということです。

彼の話まで行くかは別として、海には何がいるか分からない恐怖があります。

それには一理あります。

私もダイビングをしていた頃、そんな恐怖を克服するために鮫について勉強したことがあります。

学術文献や写真集など鮫に関する諸々のものを調べました。

するとほとんどの鮫は人間を攻撃しないのです。たまたま、偶然間違って食べてしまったのです。(これはこれでたまたま食べられたらたまったものではありませんけど)




サンゴ礁の暖かい海で見られるホワイトチップやツマグロ滅多なことでは人を襲いません。

でもモルディブのシャークショーで人の手をちぎったのはこのホワイトチップでしたけど・・・

このホワイトチップは別名ネムリブカといい、夜行性です。

世界最大の鮫、ジンベイザメはプランクトンしか食べません。草食系??

同じ暖かい海でももっとタチの悪いのがタイガーシャーク、別名イタチザメです。



ハワイで少女サーファーの腕を食いちぎった犯人です。なんでも亀(=現地ではホヌ)が泳いでいるのと間違うとか・・

そして史上最悪なのは、オーストラリアの南岸や我が国の相模湾にもいると言われるホオジロザメです。グレイトホワイトシャーク、ジョーズのモデルです。



近海で平ら貝の漁をしていた人が飲みこまれた事故も起きています。

平ら貝は砂地に生息し、潜水服を着て採ります。ホオジロザメがアザラシやオットセイを主食としているので人間を間違えやすいのかもしれません。それにしてもこやつらの歯は尋常ではありません。

鮫の歯は前後2枚構造になっていて、前の歯が折れると後ろの歯が前に出てきます。獲物を逃がさないようになっているのです。

なんでも最近の研究でハワイとメキシコの間の深海にホオジロザメが多く集まる、ホオジロザメカフェがあるのだそうです。私はこんなカフェは遠慮します・・・・・

なんで鮫の話を急に思い出したのか????

それは昨晩、久々にトルーマン・カポーティを読んだからです。

もちろん「冷血」です。




鮫の写真はウィキペデアよりお借りしました。