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2010年9月30日木曜日

隣人祭り Fête des voisins

パリに買い付けに行っていた頃聞いたのですが、パリではお隣さん同士が何か持ち寄って集まることを「隣人祭り」 Fête des voisinsというそうです。これはフランスの隣人祭りのポスターです。



日本では高度経済成長とともに隣にだれが住んでいるのか全く分からないことが多く、昔は「井戸端会議」「お花見」があったのに、今ではそれぞれの家庭や職場で行うことがほとんどでご近所のお付き合いは益々少なくなっている気がします。

それが何と日本にもこの「隣人祭り 日本支部」なるものがあったのです。

http://www.rinjinmatsuri.jp/main/index.php/invitation

それがこのHPです。

若者が自分以外の人間に興味がなく、まるで風景と化しているとどこかの心理学者が言っていました。こうした無気力、無関心が社会を一番疲弊させるのですから・・・・必要です・・・・

私達の犬友の集まりもいうなれば隣人祭りの一種かもしれません・・・・・

そう他の家のごちそうはとっても美味しいのです!!

閉鎖した市場と精神

私が日本の物づくりについてついきつい事を書いてしまったら、今鎌倉ベースの設計を一生懸命に進めてくれている先生が気にしていました。もちろん先生のことを言ったのではありません。実際のメンテナンスのことを考えれば今の日本では先生の忠告はもっとものことなのです。

私が言いたかったことは、日本市場の閉鎖性とそれによって生ずる精神的閉塞感のことです。

旧大蔵省による金融機関の護送船団方式による管理に限らず、あらゆる場面で官公庁による利権の確保が見受けられ、企業もその恩恵を受けるべくイエスマンとして活動します。本来ならユーザーを一番に考えなければならないのに本末転倒です。

さらにそうした企業は異分子に排他的に働きます。海外で日本以外の生活を体験し、異文化と触れ合った多くの帰国子女がその恩恵を受けられないばかりか、排他的に扱います。これでは新しい他の文化を理解することは出来ません。

私が前々から物作り大国などというのは全くの嘘っぱちだと言っているのはそのことです。井の中の蛙です。広い世界を体験していない。だから「ガラパゴス化」してしまうのです。

若人よ世界に船出しないさい。そして苦労しなさい。必ず自分の骨となり身になります。

レオンベルガー

歴史
1846年にドイツ南東の都市のレオンベルク州で、州の議員であったハインリッヒ・エスィヒによって、州の紋章のライオンに似せて、ニューファンドランド、セント・バーナードとグレート・ピレニーズの交配によって作られた。

特性
少しウェーブのかかった滑らかな被毛で、毛色は淡黄色、赤褐色などで金色っぽい茶。白はない。
骨太ながっしりした体格、頭蓋は幅広。マズルは長く突き出て幅もがっちりとしており黒い毛に覆われる。目は小さめすこし奥目がち、垂耳は先まで幅が広い。唇は引き締まっていて、大型犬だが涎が垂れない。趾の指には、ラブラドール種のように水かきがついている。水を好む為、ラブラドール・レトリーバー同様、休日には川遊びやキャンプなどのアウトドアに同伴したい、という人にもよい。大型犬で抜ける毛の量も多いため、アパートでの飼育には向かない。滅多なことがない限り吠えないので、家庭犬向きだが番犬には向かない。

性格
とてもおとなしくゆったりした性格で穏やかである。感情表現もおおらかで豊かで攻撃性が少ない。あまりイタズラも多くない。人間との交流が好きで、子どもの相手も好む。子どもの遊び相手に向いている。大型犬なので早期の躾は必要だが、飼い主に従順な方なので訓練には向いている。

注意
散歩は幼犬の頃は20分程度から伸ばしていく。自転車などを使用しての引き運動は行わないこと。
垂れ耳で蒸れやすいため、一年を通して耳の皮膚病に注意する必要がある。こまめにブラッシングしないと飾り毛が絡まるので注意。


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ウィキペディアに書かれていた「さくら」のことです。私の持っているこのエーファ・マリア・クレーマー著のこの世界の犬種図鑑にも概ね同様のことが記載されていました。

しかしながら「さくら」には赤字の部分は全く当てはまりません!!「温順で悠揚なる家庭犬」という感じではありません。御歳7歳になるのに「やんちゃで、怖がりで、お茶目な家庭犬」です(笑)。

しかし愛すべきやつであることは間違いありません。(笑)

今日はさくらの写真ギャラリーです。面白い顔なので見てやって下さい。へそ天は初めて家に来た時からずっとです。風呂も海も水は大好きです。布団隠れの術は糸井重里さんの家のブイヨン君宜しく中々のものです。でも体が大きくて中々全部隠れないんです(笑)






2010年9月29日水曜日

遅れている日本  成熟していない国

車のことでも日本は決して世界一ではないと書いたことがあります。戦後復興の一環としてアメリカにとって「都合が悪くなかった」ので日本車の輸入を承認し、それを一部のアメリカ人が評価してくれただけです。

ところがアメリカの現状では多大な期待は出来ません。たちまちバッシングが始まりました。だって本当は良いと思ってなかったんだから・・・

様々な国の車に乗った1経験者として、日本車ほど均質化、平準化しているものはありません。

成熟した文化の作りだすものには、成熟した感性が伴います。その感性には特徴が伴います。その感性が欠如しているのです。

食うに困っていたときはそれでよいでしょう。しかし、成熟した国民となるためには感性を鍛えねばなりません。

鎌倉ベースのFAUCETで日本には良いものがないとお話しました。アメリカではどのホームセンターでもDELTAやKOHLERなど膨大な種類の中で選択できますし、これらの企業は日本を覗いてワールドワイドに展開しています。

確かに、代理店や並行輸入をやっているところはあります。しかし、それらを修理できるところが圧倒的に少ないのです。住に関する商品はまさに「ガラパゴス化」しています。ここに日本の水道を取り巻く利権と権益確保の従来の構造がお上に従えといったねじれた文化を形成したのです。強いものに巻かれろです。

我々は少ない選択肢で選ばねばなりません。いや、少ない選択肢で我慢しているのか、感性が働かないのか分かりませんが、いずれにせよそんなことを甘受していれば本当の感性は育ちません。

よく「壊れないから」と日本製品のことを進めるひとがいます。壊れないことは本当に良いことなのでしょうか?

人間も物も時と共に劣化し、ホメオスタシスとアポトーシスを巡っていくのです。

遅れている日本、成熟にはほど遠い国です・・・・

「合理的な愚か者」  アマルティア・セン


前述で功利主義の批判を今から200年以上も前のベンサムにのっとって論を展開してしまったので、もう少し補強しましょう。

「厚生経済」という言葉を聞いたことがありますか?このアマルティア・セン氏はそのジャンルの人です。

その彼が「合理的な愚か者」という本書で「合理性」「経済性」を痛烈に批判しているのです。

彼がいう「合理的な愚か者」とは「ホモ・エコノミクス」つまり経済人のことです。

経済と言う固定的、矮小化された狭義の倫理観では人間の心理は説明しきれず、それらが重層的に複雑に絡み合った「世界」らおいてはもはや太刀打ちできないと切り捨てているのです。

アメリカ的合理主義に疑いをもったらこちらもどうぞ、勉強になります。

ラジオ体操 制服 携帯電話

ラジオ体操、制服は私の嫌いなものです。

ラジオ体操はどうしてみんなが同じ事をしなくちゃいけないのか、それも運動とは呼べないような動きで、それも一斉にやる必要がどうしてあるのか今もって分かりません。大嫌いです。

そしてもう一つ制服です。高校までは詰襟でした。これも大嫌いでした。中学の時はすぐにジャージ(ジャージは結構自由度が高かった)に着替えていました。

そんな嫌いなものにここ数年携帯電話が加わりました。携帯電話は相手のシチュエーションを無視してずかずかと入ってきます。

今現実で話している相手が一番大切にされるべきなのに、割り込もうとする携帯電話は好きになれません。だから私はいつもオフにしています。

本当に緊急の話などほとんどないのですから、全然問題になりません。

ラジオ体操、制服、携帯電話、大嫌いなものです・・・・・・・・

風邪にご用心

風邪が流行っているようです。鎌倉ベースの設計をしてくれているSさんもダウンとのこと気を付けて下さい。若いからと過信は禁物です。

今年もインフルエンザは流行の兆しがあるようです。長期予報が当たるかどうかは別として、寒い冬になったらもっと流行するんじゃないと妻が言います。

日本のワクチンはABCと万能のようです????

風邪のウィルスは気温と言うより湿度が高いと繁殖しにくくなると聞いたことがあります。

しかし、私はそこで待てよと考える訳です。ウィルスの属性はそうかもしれないけれど・・・・・・、私達がウィルスに罹患する基序というのはそんなに簡単ではないはずだ・・・・・・・・寒くて家から一歩も出なければ罹患しないはずだ・・・・・・・・・いや待てよ、寒いから動物が密生すべく人間も暖かいところ(私はなんとなく地下街をイメージしていました)集まるから流行しやすくなるのか・・・・・・・

でも私は行かないからその理論は成り立たない・・・・・・・・・


色々な事が逡巡して、妻がこちらを見ているので軽く頷きました。

私は吝薔家ではありません。ただ、へそまがりなだけです・・・・・・・・

Morning Glory

今日の日の出です。雨が続いていましたが太陽が東にのぼりました。

昨日、妻から友人の息子N君の就職が決まったと聞きました。

勤務先は恵比寿ガーデンプレイスの予定です。彼は目黒に生まれましたが、父方の祖父の歯科医院を継がなければならず群馬に戻りました。彼はその後京都の大学に進学し、今回就職が決まったとのことです。

何はともあれ、就職氷河期と言えども社会に出ることが必要です。そして、自分を採用してくれた会社こそ「縁」のある会社だと考えることが大切です。

後は「どれだけ多くの人と会い、自分を成長させていけるか」です。要するに自分次第なのです。

まあ、父と母を見ているので分かっているでしょうが、小さなころを知る親父の箴言と聞いてください。

勤務地が決まったならばランチでもごちそうしてあげましょう・・・でも母親一緒だとあの剣幕でしゃべるので彼の話をゆっくり聞けないので困るのですけどね・・・???

2010年9月28日火曜日

フリードリッヒ・フォン・ハイエク  焚書坑儒のすすめ 「エコノミストの恣意を恣意して」

ハイエクについてづっと前から不思議に思っていたことがあります。

ハイエクは本当に新自由主義や新社会主義なのでしょうか?

私はずっと不思議に思っていました。

実はアメリカ的自由主義とは論を異にしていたのではと思うからです。

今日丁度その所が、西部邁氏著の「焚書坑儒のすすめ エコノミストの恣意を思惟して」という嫌味なタイトルの本ではありますが、そのハイエクの段でハイエクの置かれた社会情勢、ハイエクの思想の深さが綴られています。ここで氏はハイエクが歴史なき場所で大がかりの秩序を作ることを設計主義と呼んで全体主義の源になると警鐘を鳴らし批判しているのです。

そう氏の全体主義的、意志の決定にもかかわる部分でしょう。

サンデルを聞いていて消化不良を起こしそうな方には是非一読をお薦めします。氏は話すように牡書き、書くように話すをモットーとしておりますから決して難儀な書物ではありません。

曲はコルトレーンからスタンケッツに変わりました。秋の夜長の読書です・・・・

砥草(トグサ)は英語でHORSE TAILというそうです。それにしちゃ細いですけど・・・・

バカウマの干物  のどぐろ


以前お寿司屋さんで食べたことのあるのど黒ですが、干物は初めてです。

横浜そごうの食料品売り場の干物屋さんは間違いなく美味しいので、清水の舞台から飛び降りたつもりで一匹だけ買いました。

炊きたてのご飯に焼きたての半身ののど黒です。

うまーーーーーい!!上品な脂です。とろけるような食感です。そしてこの甘味はなんでしょう!!!

間違いなく初めての味です。

一匹2800円は伊達じゃありません。旨いです。

今日の夕餉はこの干物とアスパラの豚巻き、スパムの野菜炒めです。

日進で買ったアスパラの太いこと大変美味しいです。豚バラもとても良い食感です。

野菜炒めもタマネギに油がまわり少しでからっと炒められました。この使いこんだ北京鍋を使うべく

鎌倉ベースもIHじゃなくガスにしようかなと思うわけです。

日進デリカテッセン  

仕事で中目黒に来ていた妻が日進デリカテッセンに行きたいというので帰りがけに東麻布です。

場所はオーストラリア大使館の前方です。

ここは日進畜産工業が経営するスーパーですが、明治屋もナショナル麻布よりもディープな品揃えです。

肉類は大きな丸のターキー、うさぎ肉、ワニ、うずら、その大きさには驚かされます。パーティでは絶対お得です。

買い物客もほとんど外国人で、午前中は大使館の車から降りてくる奥方も多いのです。

何と言ってもここのワインの品ぞろえは東京一です。特にカリフォルニアが素晴らしく種類が豊富です。カリフォルニア以外ではエノテカでしか中々手に入らないイタリアのスパークリングもあります。

今日の目玉はこの「タンタラ」と「フランチャコルタ」ですかね





会社のスタッフの子供たちにハロウィーンのランプを購入しました。明日持って行きましょう。

妻はここのショッピングバッグが気に入ったようです。犬友を是非連れて来たいと騒いでおります。



確かにここはディープです。F家のパーティの前などなら重宝しそうです。

ラブリーポーン カプリコーン1

レンタルDVDもスポーツクラブと同じく、使う時は良く使いますが、使わない時はながく使わないものです。

我が家は今はレンタル循環期です。

妻が2本借りてきました。1本は怖ーいお話の「ラブリーポーン」です。

もう一作は面白くなかったら御金返しますと言うシールの貼ってある映画です。

いかにもありそうなアメリカのお話ですが・・・・・・・・・・お金返してもらいましょう・・・・・


JOHN COLTRANE "Ballads"


言わずと知れたコルトレーンの名盤です。激しく吹くばかりでなく歌うように素直にメロディアスに吹くコルトレーンも素敵です。

秋の夜長のコルトレーンこれで決まりでしょう・・・・・・

秋の味覚 松茸ご飯

秋の味覚「松茸」です。というわけで今日は「松茸ごはん」です。

確かに松茸です。このタタミのような香が松茸のようです・・・・・・

Sパパもあまり好きではないと聞きました。Sパパの留守の時に作るのはそういう理由からでした。

私もどちらかというとどうでもいい派です。松茸よりならたけや、舞茸の方が好みかも知れません。

秋の味覚と言うことで本日の夕餉でした。


ジョン・ロールズ~マイケル・サンデル~西部 邁

サンデルの「JUSTICE」が出版された時に、サンデルが批判したロールズの書籍も読みました。

私の読み方は批判したりするその批判された意見も同時に読み比べるという方法です。

今回はマイケル・サンデルについて「エミール・デュルケーム的社会学的集合表象」「全体主義的コミュニティの政治的決断の場」が抜け落ちていると指摘している西部 邁教授のことを勉強したく数冊の本を購入しました。



彼の思想は一貫して反アメリカです。戦後の日本は歴史から欠落した時代とも言っています。一方で核武装の必要性も説いています。

しかしながらそんな氏はアメリカにも留学しています。その頃の体験をつづった「蜃気楼の中へ」があります。

アメリカへの愛着と怒り、尊敬と侮辱、この混ざり合った経験から俯瞰する社会というような気がします。

サンデルの説く、コミュニティは拡大すれば国家です。アメリカという国は自由の国だなどと一方的に思い込むことの危うさ、日本の国と言う思想の脆弱さを見抜いているのかもしれません。

人間の思想とはその人の歴史により構築されます。単に右だ、左だと結論付けられるものではないようです。

人に歴史ありを考えた秋の一日でした。

2010年9月27日月曜日

CERA TRADING

赤坂にあったころにはお客様をお連れして何回かショールームに足を運んだ記憶があります。

その当時はオリジナルは少なく、値段もとびきりだったので使うことはめったにありませんでした。

この会社はTOTOが海外の製品のデザインや機能を調査すべく輸入を行っていた会社ですが、頃ごろはとってもリーズナブルなオリジナルも開発しています。

ということで車を出したついでに乃木坂です。

やはりネットや写真では実物は分かりません。来てよかったです。

今検討している水栓、バスタブ、シャワー、洗面です。





食道静脈瘤硬化術(EIS)

今日、大切なお客様であり私のサポーターでもある人が食道静脈瘤硬化術のため入院しました。

5年前肝硬変と診断されているので、肝硬変の移行期では9割以上この食道静脈瘤が発生するらしいです。

入院は少なくても2週間以上とのことです。手術自体はそう難関なものでもなく、侵しゅうもさほどではないようですが、やはり手術は気になるものです。早く元気で退院してほしいものです。

病院は今まで肝硬変の治療を受けていた共済病院です。眼下に目黒川が見えます。

横浜コレクターズモール





前々から気になっていた横浜シルク会館内にある横浜コレクターズモールに行ってきました。

アメリカのジャンクな雑貨が並べられていました。残念ながら購入したいものはなく、外に出て

横浜開港記念館に併設された「Au jardin de Perry つまりペリーの庭で」という喫茶店兼レストランを見てきました。メニューを見たのですが入るまでには至りませんでした。

外は台風一過で急速に青空が広がってきました。

アンドレ・グンダー・フランク  「リオリエント」

世界経済システムで著名なウォーラースティンと共同作業もし批判者でもある、フランクの名著です。

今回の中国に対する日本外交のまずさについてすでに指摘しましたが、日本政府の首脳にはこのフランクの書いた本書の片鱗でも読んだ人が何人いるのでしようか・・・・甚だ疑問です。

中国脅威論を唱えるなら、この「リオリエント」と前述の「世界経済システム」の2冊を推薦します。

アメリカと中国の外交の底辺に流れる潮流の理解の一助になります。

マイケル・サンデル 白熱教室  安田講堂


昨日、マイケル・サンデルの白熱教室の安田講堂での収録を放映していました。

私の印象は「日本の学生の英語の発音いいじゃん」です。ネイティブではないにしてもインド人や中南米の人たちの英語よりクリアーです。

しかし、もう一点では画一的解釈と言うか、教科書のような考え方が目立ちます。コミュニタリズムやリバタリアンのウィキペディア的解釈から抜け出していないのです。どうせ予習するならサンデル氏のユダヤ的歴史観、アメリカの外交上の問題も含めたもっと広い俯瞰があってもいいような気がします。

日本の外交も同様です。今回の中国の問題も全く政府のリーダーシップか感じられません。ただ単に弱腰外交と批判するマスコミも問題です。

参加していた学生には失礼かもしれませんが、もう少し優秀な人材はいないのでしょうか?講義の倍率は高かったと聞きます。しかし、本当に聞いてほしい人間が果たして何人参加していたのか疑問の残るところです・・・・・

南極料理人

堺 雅人さん主演の南極料理人を観ました。いや中々の仕上がりです。

この手の日本映画の質がすごく良くなっていると思います。もちろん監督や脚本もそうですが、俳優陣も引けを取りません。

この映画で南極観測隊が着用していた「ZERO POINT」はモンベルが極寒地用に開発したウェアです。アンダーを持っていますが間違いなく暖かいです。

妻が面白い事を言いました。「南極の下の海は」・・・・南極は大陸です。

芳しき文章

読み手に作家そのものの「匂い」のようなものを感じさせる文章というものがあります。

この点では圧倒的に女性作家が勝っています。多田富雄先生も懇意にされていた白洲正子女史の文章もそのとおり「匂い」を感じさせるものです。

私には武田百合子女史もその一人です。彼女の文章は日本刀のようにズバッと鋭い切れ味でとても私達が近寄ることが出来ない代物です。そして同様に「匂い」を感じさせるものです。

彼女の「富士日記」は有名ですが、雑誌に寄稿された文章一つとっても同様の「匂い」を感じるのです。



ではこの「匂い」とは何でしょう?

今日、私は庭の檸檬の木にいたアゲハ蝶の幼虫を6匹殺しました。「ごめんね」と言いながら粛粛と排除していったのです、彼女達はこの世の中の無情と矛盾を誰よりも理解していたのかも知れません。

芳しき文章を書くには経験が乏しいのであります・・・・・・・

ある免疫学者の言葉

エッセイというのはすっと喉元を通り過ぎて心に入るものと、全くそうでないものとに分かれる気がします。

好天でバイク日和なのに日曜日の無理がたたって本日も腰痛と坐骨神経痛が治まりません。

デッキチェアに寝転びながら読書です。

偉大な免疫学者で、かつ作家でもある多田富雄氏のエッセイにはつい膝を打ちたくなるようなところがあります。

日本人はなどと大上段で構えるのではなく、ふっとした言葉の中に真実が垣間見えます。

人間の免疫機能になぞらえた911以降の宗教的民族主義との対立もあながち誇張したものではないような気がします。

人間から誇りを奪ってはなりません。誇りなくして生きていけるほど人間は強くないわけですから・・・・・

2010年9月25日土曜日

横浜そごう!!!

娘が月曜日から韓国に行くそうです。妻はウォンの両替を頼まれました。

空港の両替は高いからとの理由です。でも両替の経費と時間は???

仕方ありません。一番近く実利のある横浜そごうの地下2階のワールドカレンシーショップで両替ですい。両替を済ませ、京華楼にいったらなんと腸詰が売っていません。ガッカリです。

妻が美味しいといっていた干物やさんでイワシの丸干しとのど黒の干物です。

のど黒はなんと2800円しました。高級品です。

妻がモンクレールの「さくら」を見たいというので2階に行くと、すでに先月完売とのことです。

ダウンを8月に買うのは・・・・・・私には無理です・・・・・・・

お洒落は大変です。

2010年9月24日金曜日

研究者のスタート

息子の研究室は生物医学系の研究室ですが、学部生ですでに研究室に通っている人間は本当の一握りのようです。

彼の研究室での実験は今佳境を迎えたようで、昨日も5時半の始発に乗り、帰りは11時近くでした。

まだまだ駆け出しのペーペーだとしても、彼の研究者としてスタートのそのまた前のスタートにたったようです。

彼のストレス対処法はやみくもに楽譜を取り出して弾き出すピアノとのんびりお風呂に入りながらテレビを見ること、そして美味しい食事とワインを飲むことのようです。

何事も外から見ているだけでは分かりません。池の鴨が悠然と泳いでいるのは水面下で必死にもがき続けているからです・・・・・・・・・

無私の功罪 幸福の配分

先日、20代と思しき人たちの会話を聞いてあることを考えました。

彼らは大学は出たけれど入社した会社は2流で、自分たちには将来もなく、家を買うことはもちろん、車を買うことも結婚することも諦めたというのです。

世の中によく居る人たちかもしれない。

良く言えば物質的な欲求が少ないのです。

しかし、歳をとって分別したなら理解しますが、その年齢にして私欲がないというのは困りものです。

そう「無私の功罪」というやつです。

私は若い頃に私欲にかられてこの「あがく」ことをしなかった人間を信用しないことにしています。

そんな若い頃の「あがき」を経験してこそ、無欲の大切さを学ぶことができると思うからです。

40歳をすぎて毎年1つボランティアをしています。公園の草取り、道路のごみ拾い、盲導犬団体への寄付なんでもいい、見かえりを求めない行動です。

でもボランティアの本質はボランティアを通じて幸せをこちらが戴いていることでもあるのです。

幸せは「与え、与えられ」なのです。

前述の彼らは「与えられ」を待っているだけなのです。これこそ「神の幸福の配分」というものです。

私はキリスト教徒でも仏教とでもありません、しかしこの配分は真理をついていると感じます。

洋食天国 チーズハンバーグ ブラウンマッシュルームのポタージュ

壊れていた(実際には壊れていなかったのですが)バーミックスが復活したのでポタージュスープを作ります。

今日は大きくて立派なブラウンマッシュルームがあったのでそのポタージュです。

メインはチーズハンバーグ、洋食の定番中の定番です。ハンバーグは妻の18番なので私は作りませんが、たまには違う味も良いでしょう。

そうこうしているとランチの予約がやっと取れた池尻大橋の「OGINO」から妻が帰ってきました。

さすが食い辛抱の犬友のY子さんお薦めだけあって味もそしてコスパも最高との評価でした。10月が楽しみです。


<ブラウンマッシュルームのポタージュ>

 作り方
☆マッシュルーム(2パック)の汚れを落とし、石突を切る(決して水洗いしない)
☆にんにく(半個)と玉ねぎ(1個)をフライパンでバターでソテーする
☆マッシュルームをうす切りにして一緒に炒める
☆コンソメスープを入れ、ふっとうしたら弱火で30分煮込む(途中灰汁をとりながら)
☆10分休ませてからバーミックスでよくつぶす
☆一度ザルで濾して再度鍋に戻す(濾さなくても可)
☆生クリームを好みの量で加える
☆最後にパセリを散らして、ハイ出来あがり

<チーズハンバーグの赤ワインソース>
作り方

☆玉ねぎ1.5個をみじん切りにしてフライパンでよくソテーする(肉は1キロです)
☆玉ねぎが冷めてから肉を入れ、玉子、パン粉、小麦、塩、胡椒、ナツメグをいれ良く混ぜる
 ※本当はナツメグは塊のものをミルで曳くとさらに美味しい
☆適当な大きさに丸め、冷蔵庫で1.2時間寝かせる
☆フォンドボーに赤ワイン、塩、胡椒、トマトソース、しょうゆ2.3滴、ウスターソース(少量)で軽く味付けする
☆冷蔵庫から肉を取り出し、成形して空気を抜きフランパンで両面が焦げる位に焼く
☆赤ワインソースをからめて最後に蒸し焼きにする
☆残ったソースを戻し、余分な脂を取り除き、バター、小麦粉でとろみをつける
☆お皿にもってソースをかけて出来あがり

娘と息子はいつもの母の味が良いといっています。私もそう思います。妻の大胆さが食感として良い方向にハンバーグでは作用するのでしょう????

2010年9月22日水曜日

横山泰介写真集 「Dedication -to two watermen-」




4月に小林昭さんの展覧会に行ってご本人とお話をして写真集「P.O.P」を購入させていただいたことから、今回もこのスロープギャラリーを運営しているブエナブックスよりお手紙をいただきました。内容は横山泰介氏の写真集が発表されるとのお手紙でした。

題材は二人のリアルウォーターマンです。一人はご存じジャック・マイヨール氏、そしてもうひとりはタイガーことタイガー・エスプリ氏です。氏はハワイから日本に移住し、私も来日した当時七里が浜で、真冬に裸で海に入っている氏を見て驚いたものですが、残念ながら氏は2005年に他界しました。

この写真集はP.O.Pと並べて鎌倉ベースの秘蔵品にします。

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小林氏より10年遅れて初めてアメリカの地を踏んだ私です。前にも日本が何故アメリカに憧れたのか戦前、戦後の日本人の意識変化を書いたことがありますが、私ももちろんその一人でした。

LAの真っ青な空、LAXの雑踏、流れてくるブルースプリングスティーンの歌声どれもが魅力的でした。乗り継ぎの長旅もわくわくしたその思いでふっとんでいました。

そうそう小林氏はサーフィンを始めたそうです。海に通っているそうです。この写真は数年前の逗子マリーナのプール前です。良い波でした。くらげはそろそろ終わりです。台風に期待しましょう・・・


スイセンの話  FAUCET

水仙でも、推薦でも、水洗でも、垂線でもありません。「水栓」の話です。

日本の浴室関係ではT社、I社がつとに有名ですが、実は浴室や洗面所の水栓を選ぶときに本当に困ってしまうのです。

安っぽいプラスチックが入っていたり、容姿だけ奇抜で全体と調和しないような超モダンデザインだったり本当に「普通」のかっこの良いものがありません。

海外のホテルに宿泊するとそこには普通の水栓が使われていて、これが非常に使い勝手が良いのです。

先日もウェスティンに滞在したときにもそれを感じました。



英語で水栓をfaucetと言います。写真の商品はデルタ社のものです。ウェスティンはこれを使っていました。他にもコーラー社などが有名です。種類も豊富で中々製品としても良いものです。

コーラー社は日本にも代理店があるそうですが、その分価格はお高めのようです。以下のシャワーヘッドや浴槽への給湯水栓がそうです。



特にデルタ社は高いものから比較的リーズナブルなものまでその守備範囲は広く、デザインもモダンからクラシックまで多様です。また上位商品では特別な技術で金たわしでこすってもメッキがはがれず、飛沫を防止するためにも空気を混ぜているという拘りです。

向こうのホームセンターには一杯ありました。でも重いんでしょうね・・・・・

水栓のお話でした・・・・・・・

コリシディン 



アメリカでの生活をしたかたなら薬局でこのコリシディンという風邪薬を見た事があるはずです。

いえいえお薬の話ではありません。ギターをやっている人はもう気づいていると思いますが、この瓶が重要なんです。

デュアン・オールマンというスライドギターの天才がこの瓶を使っていたことは有名ですが、現在のスライドギターの天才、デレク・トラックスもやっぱりこの瓶を使っているのです。

デレクの超絶テクニックをどうぞ!!!

へナちょこ脚 ホイール

日曜日にたかだか56キロ走っただけなのにこの脚の苦痛は初めてです。




当日は痛くもなく、ただ脚が異常に熱を持って夜全く眠れなかったのですが翌日は筋がこわばって収縮していました。そして昨日はひどい筋肉痛です。脚の筋肉という筋肉が悲鳴を上げています。

大腿四頭筋の痙攣は初めてではないですが、リカバーにこれほど掛るとはいやはや情けない限りです。

昨年竣工した建物のテナントが全て決まった時にホイールを買うつもりでしたが、最後の一つが中々決まりません。焦って決める必要もなく、品のあまり宜しくない手合いは何件かはお断りしましたが、このところの反応ではもしや決まってしまうかもしれません。

ということは発注間近???そうです。ライトウェイトスタンダードGⅢです。へなちょこの脚にはとんでもなくもったいない代物は承知しています。でもいつ乗れなくなるかもしれません。目標は高く、価格は安く???安くないか・・・・

全ては鎌倉ベースの見積もり次第です・・・・・・・・・

SIDEWAYS サイドウェイズ


レンタルで借りて観たサイドウェイズですが、犬友に回すべくamazonで購入しました。それと一緒に原作でもあるアメリカ版のSIDEWAYSも購入しました。

この二つのどちらが好きかは分かれるところですが、私は日本版も中々という感じがします。

とにかくワイン好きにはたまりません。2つも旅のお供は古い友人と赤い車です。一方はサーブ、そしてもう一方は60年代のムスタングです。

ピノは繊細で、カベルネは力強い、そうです。ピノプランから偉大なワインは生まれない。そうです。
グレイスアナトミーに出演している彼女の家にある飲んではいけないワインはDRCのリュシュブール・・・・このへんにしておきましょう。

今日、サイドウェイズ実行委員長のSママのいる富岡に発送されます。