Affalterbach/Stuttgart/Leonberg
私の好きなものを3つあげろと言われれば、犬と車とワインということになります。
ワインは別として偶然この好きなものが近くに集まっているのです。
Leonbergerは名前の通り、ドイツのLeonberg市の紋章でもあるライオンに似た大型犬を作出したいというブリーダーにより作り出されました。先代のサクラはこの犬種のスタンダードからするとやや小型でしたが、気立ては優しく、他の犬と一度も喧嘩をしたこともありませんでした。享年13歳と2か月で虹の橋を渡って行きましたが、私にとってこの13年は彼女との幸せな時間でした。
私の車遍歴は30代のLANCHに始まり、FORD,DEFFENDER,RENGE ROVER,BMW,Mercedes・・・台数こそ多いものの、全く持って脈絡も統一性もありません。
私は密かに艾年を過ぎてから911に乗ろうと決めていました。初めて911に乗った時のハンドリング、シャシーの合成、足回りの素晴らしさは今まで乗ったどの車とも違いました。水平対向6気筒エンジンはキイを回すとブルッと唸るもののすぐに治まりその素性の良さは驚くものでした。私はそれ以来911のファンになりました。私の911カレラSはフォルクスワーゲンに買収される前のものです。製造場所はあのマークの跳ね馬の紋章を持つStuttgart市です。この車好調で8年近く経過しても入院は一度もありません。メンテナンス費用は驚くほど安く、保険料だってそんなに高くありません。今も大切な相棒となっています。
そしてもう一台、前述した大型犬を運ぶために荷室の広いゲレンデを購入していました。このゲレンデはSOHC 5000ccというストロークが大きく、トルクのあるエンジンでした。その後改良されてDOHC 5500ccのものや、ディーゼルエンジンも作られましたが、私の食指を動かされるものはなく、ただ唯一、私には不相応と思っていたG63が素晴らしいと感じていたのでした。
ところがこの私のゲレンデも10年の月日が過ぎ、10万キロを超える走行となり、内装も大分系年経過を感じるようになりました。私は数人の懇意にしているディラーのサービスマンの知り合いがいます。彼らは純粋に車が好きで、そして楽しく語り合える人たちです。そんな一人からこの新しいゲレンデを紹介してもらったのです。色も前と同じ白。そして何よりG63です。もちろん不相応なのは分かっています。でも後何年こうやって車を運転して楽しめるのでしょう。それにお金は天後(地獄)に持っていけません。やはりAMGのエンジンは素晴らしい。5500ccのエンジンにツインターボ、実は12気筒のBMWにも乗っていたことがありましたが、12気筒のうち4気筒は何時もお亡くなりになられていて実際には8気筒で走っていたような気がします。笑。AMGがドイツのAffalterbach市にあると知ったのはその後でした。AMGのマークのリンゴの木もこの市の紋章からとったものです。
そうそう6月にもう一つ、我が家にやってくるのです。そう、Leonbergerのパピーです。