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2011年8月9日火曜日

W.P.キンセラ  ソシュール記号論

私は経済学部出身ですが、文学をなぜ勉強しなかったのか30才を過ぎたころから悔やみました。

哲学や文学は人間と言う幹を太くしてくれます。経済学や法学はいわば実学です。

勉強はどうせ使わないかもしれない知識のためにあるのですから、実学もそれ以外も結局は同じこと。

そう考えると悔やまれます。

W・P・キンセラ(映画フィールドオブザドリームスのシューレスジョーでお馴染みの)「モカシン電報」という小説があります。

ここで出てくる「ギター」と「ラジオ」の差異がインディアンには認められないわけです。

ソシュールの記号論によればインディアンたちは「差異を認識していない」ということです。

つまり「差異の知覚」こそ「意味されるもの」であるからです。

これは英語のsheep、muttonとフランス語のmoutonの違いと同じということです。

日本では雨でも無数の表現があります。桜にしても「残花」と「余花」ではその視点が異なります。

つまりは我々日本人はこの差異を感じやすい神経の持ち主なのです。

我々が感じる違和感とはこのことかもしれません。

話を「モカンシン電報」に戻します。しかしながら、この小説は西欧対未開という二項対立の中に、意味を失ったものの哀れさを描いています。

こうしたものの見方がもっと若いうちに出来たなら、いっそう文学の世界にのめりこんでいたことでしょうむ。

それも幸い???

翻訳の珍本が話題になっています。言語道断です。翻訳をするとういうことは作者の変わりに異言語で作者の心の叫びを著すのですから心してかかって欲しいものです。そんな出版社や訳者は買ってはなりません。

追悼 松田直樹選手

松田選手が私と同郷と知ったのはつい最近のことです。

同市のA町の出身と言うのでご近所です。

戦力外通告をされてもサッカーの魅力から離れられず、サッカーを続けてきた根っからのサッカー人でもあります。

しかし一方で好きなことを仕事にするということの悩ましさ、難しさを感ぜずにはいられません。

私なんかその反対だったので胸をなでおろしています。

天国でもサッカーを続けてください。そう願います。

ヘミングウェイと開口 健

ヘミングウェイと開口健どちらも好きな作家だ。

省略文体が経験からくるものだということは知っていたが、ヘミングウェイが10代のときに戦争で受けた心の傷を生涯背負って、そのリハビリとして小説を書いていた。

今で言うPTSDだ。

彼は深く自省する為に小説を書き、平仄を保っていた。

ヘミングウェイが3度目の妻とアジアに向かう際に立ち寄ったワイキキでの写真がある。

体にフィットしたTシャツに足元はシャック・パーセルだ。

彼はアバクロやLLビーンを偏愛していた。

物から見る作家も面白い。

そんなことを知る一冊です。プールやビーチではパラパラと頁がめくれてお勧めです。



2011年8月8日月曜日

夏の決まりごと 一品香

子供が生まれてすでに20年以上、ここ材木座の海で夏を過ごしています。

鎌倉ベースにビーチチェアはありますが、真夏くらい海の家でチェアーとパラソルを借ります。

場所はいつものところです。海の家は毎年変って生きますが、座る場所はいつもここと決めています。

T女史とご主人から戴いたクーラーボックスにビールを満載してきました。

昼食はこれも20年以上通っている「一品香」さんです。

ここのもつ煮込み食べないと夏が来た気がしません。もつ煮込みとカレーライスです。もちろんカレーは妻とシェアします。

腹ごなしにとボディボードを子供のように遊んでいたら、腰が痛くなってしまいました。

妻はウトウトして足の半分が日焼けしてしまいました。

もってきた本も大方読み終わりました。遠くで入道雲がわき上がっています。

Good Wave

夏の鎌倉では珍しく台風10号のため東うねりが入り形の良い波がたっています。

金曜日が一番で徐々にサイズが落ちています。

風はほとんどなく弱いオフショアです。

金曜日、土曜日、日曜日の写真です。




海の見えるプール

三姉妹ではないのですが、この後姿から仲のよさが伝わってきます。

会社のT氏の娘さん二人と第二子出身と育児で昨年退職したT女史の長女です。

逗子マリーナのプールは昔と比べると驚くほど空いています。きっと営業が連続でないことが(よかった?)のかもしれませんが・・・・

お揃いのミッキーのビーチドレスが可愛いです。

こうして時折会ってお互いの成長を見つけることも子供にとって刺激になります。

まだ一歳にもならない次女もプールがお気に入りのようです。

くずったり、泣いたりしません。

健康な証拠ですね・・・・


2011年8月6日土曜日

村上春樹にご用心

同名の本もありましたが今回のそれは違います。

村上春樹氏の文章は小説もエッセイもどれも面白く私の至極の時間のお友達です。

なんというか、一番は「共感」できることです。

料理を作ることが億劫でないのは氏と同じだとしても、キンピラを作るときにニール・ヤングで、ロールキャベツはプリンス、そしてきのこうどんはエリック・クラプトンとはとても拍手喝采です。

最後にメンチカツはマーヴィン・ゲイとはここまで来ると「感性」などとひとくくりに申せません。

航空会社の評価も氏は「ブラッディ・メアリ」で決めるそうです。これはなかなか使えそうです。

犬派の私ですが、猫も好きなのです。鎌倉ベースには私の911のボンネットに尻尾のマークを残していったトラ君がいて、今日も留守宅のテーブルの上で昼寝をしていました。

猫のよさは、自由さです。犬の律儀さの対極にありますが、これはまたこれで宜しい。

氏の本はことごとく購入して読んでいると自負していますが、氏の観察眼こそ私の憧れであります。

そうそう、朝の材木座の海で二羽の鳶が飛行機の曳航をたどるように飛んでいた空を眺めながらのサーフィンは犬と私にとっての至上の喜びでもありました。

腑に落ちるこんな小説やエッセイをたんとお読みなさい。幸せになります。