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2009年11月27日金曜日

阿闍梨餅


京都のお土産でO社長より戴きました。聞いてはいましたがこの阿闍梨餅を食するのは初めてです。

どらやきのようですが外がもちっとしています。つぶ餡が上品です。

その時立ち寄った「養源院の血天井」が凄まじかったと聞きました。私もまだ見たことはありません。


この養源院は浅井長政の院号からとったとのことです。

今日に限らず歴史のある街には怖いーい怖いーい話が沢山眠っているようです








Cassandra`s Dream




邦題「夢と犯罪」の原題は「カッサンドラズ ドリーム」です。カッサンドラとはギリシャ神話に登場する世に認められない凶事の預言者の意味です。
私は以前ウッディアレンの映画はほとんど観ていると言いました。その通りです。もちろん映画の中には良いものも悪いものもあります。
好きといっても色々な好きがあります。私がウッディを好きなのは彼の弱さです。ものすごく小心で臆病でその癖プライドが高いそれが本質のように見えるからです。この原題だって意味深なわけです。

もちろん銀幕の外では寡黙で物静かなウッディというイメージを作り出してるいるたげで、本当はこっちなんじゃないかなと思われるからです。そうじゃなければFシナトラを恐れて大好きなNYを離れてヨーロッパに逃げ出したりしません。今回だってもしかすると逃亡かもしれませんよ。何かからの!!
そしてそういうときに限って面白い映画作るんですよね。「夢の夢の夢は夢です」 




朝焼け 




2つの朝焼けの写真です。少し白っぽいほうが日の出近くです。手前に今プロジェクト最終段階に入った建物がシルエットで写っています。設計のK先生、S建築さんあと少しです宜しくお願い致します。
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息子は駒場祭の練習と授業のスケッチなどでここ一月近く休みもなく、朝早くから終電まで頑張っていたので昨日は爆睡でした。睡眠は大切です。
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朝焼けではマウイハレアカラのサンライズも最高ですが、私がお奨めするのはTVドラマ「GOOD LUCK」でキムタクが柴崎コウに言っていた「飛行機から見るオアフに着く前の朝焼」です。その場合は左側の窓側を確保しなければなりません。
高度があるので空の色が違います。是非、お試し下さい。そんなときぴったりなのが今聞いているBei Xuの「ユアーソービューティフル」です。
そういえばドラマの中で柴崎コウは過去の飛行機事故のトラウマがあって飛行機に乗れなかったのを、キムタクが乗ることが出来るようにしたのですから、いわば認知行動療法でもある訳です。
私が思うに発現する身体症状はアウトプットです。そのアウトプットは何かしらのインプットによって引き起こされる訳ですから、そのインプットで逆の作用の出る質のインプットを与えてやるということなのではないでしょうか?打ち消し作用です。






2009年11月26日木曜日

夜の中華街 

















夜の横浜中華街です。白黒で撮ってみました。
今は壊されて無くなってしまいましたが香港の九龍城あたりに似ています。映画「ブレードランナー」好きなんだけどそれとも通ずるものがあります。



半ドン 仕上げ 中華街











起きたばかりの息子を従えセプとさくらの散歩です。中華街に行くために腹ごなしです。

自宅から中華街まで30分掛かりません。排骨麺と芝海老のロンジン茶炒めを楽しみにしている息子を連れて「三和楼」を目指します。

があーーーん!!!休みです。今日は定休日ではないのに!!
息子の機嫌が突然悪くなりました。
近くのお店に入り1品目の車海老と黄韮炒めが出てきて少し笑顔に戻りましたが、排骨麺も「ウーム」です。鶏肉のトウチ炒めも「ウーム」です。さらにお店によって排骨麺の値段がこんなに違うんですね。今日は950円です。帰りに見た店は1050円でした。
多少の不満を残しつつ、激辛鍋用の唐辛子と四川唐辛子、マーラージャン、粉唐辛子を買い求めました。そうそう明日の2色鍋用の海老団子とイカ団子の冷凍も購入しました。袋に業務用と書いてあります。突然入って美味しいお店を見つけることが如何に困難か良く分かりました。2匹目のどじょうはいませんでした。








半ドン2 美術館  ランチ「満龍」







映画が短かったので、隣にある東京都写真美術館で「木村井兵衛とカルティ・アンリ・ブレッソン展 東洋と西洋のまなざし」を見に行ったら、展示は29日からでした。カワッテ、「セバスチャン・サルガド アフリカ展」です。70年代から今日まで撮り貯めたアフリカの写真展です。三越カード見せるたけで150円の割引です。

「悲惨」という言葉はこの写真の前では意味を失います。現実とは思えないまるでSFのような映像です。コレラにかかり目を見開いてそれでも生きている青年、砂嵐と飢餓で目が見えない女性など気が遠くなるような写真の中に、難民キャンプでミシンをする男性の写真が生の強さを思わせます。なんで電気もないのに動くの?そう思った人は現代人。答えは足踏みミシンです。
サルガト気取りで白黒でパチリ!



グーとおなががなったのでプロムナードでランチです。「満龍」の辛味噌ラーメンです。夜のために少し残してしまいました。
広場には「バカラ」のシャンデリアが点灯していました。クリスマスまで秒読みです。

半ドン 映画 千年の祈り


















アメリカにいる中国人の物語を取らせたら右に出る人がいない監督ウェイ・ワンの作品です。ヘンリー・オー(ERにも出演していた渋い俳優です)演じる父親とフェイ・ユー演じる娘の静でとても暖かい映画です。

それにしてもフェイ・ユーは監督の実際の妻コラ・ミャオに似ていると思ったのは私だけ?




そしてなんともこの脚本が素晴らしくよく練り上げられています。この脚本原作ははイーユン・リーです。さすがに村上春樹氏と同じくフラナリー・オコナー賞を受賞しただけの力があります。

例のごとく内容は映画に譲ります。中国の故事「百世修来同舟渡 千世修来共枕眠」です。ちなみに映画の中では3倍でしけど?・・・・

意味は「縁があって同じ舟にのったならば百世もの縁があり、同じ枕で寝たならば1千世の縁がある」という意味です。そうこの深い絆こそがこの映画の主題でもあり、忘れかけている私たちをささえている小人さんである訳です。

私も娘を持つ父親としてかくありたいと思います。良い映画です。


中国映画のマネーゲーム的煽動に危機感を持っている私ですが、このような良作がアメリカで作られることを考えると、そもそも**映画としてくくるのが間違いであって、ただ単に中国人の監督や出演者というだけでそもそも中国映画とは言わないのではないてでしょうか?そう感じた半ドンの木曜日です。

それにしても父親が娘に作る一汁三菜の美味しそうな事!!


映画を観た人には上の熊の人形お分かりになりますね!

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そうそう今度「食堂かたつむり」が来春公開されます。小川糸さん原作の映画化です。小川さんのもう一つ「喋々喃々」も谷中の雰囲気が描写され面白かったのですが、食いしん坊の私はこちらの方がより好みです。ただ、柴崎コウさんが主人公だとちょっとイメージが違うような・・・


それと居を欧州に移したウッディ・アレンの最新作「夢と犯罪 ロンドン3部作」も来春公開されます。


両方観たい!!!