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2012年10月29日月曜日

西武線の相剋


三浦展氏も紹介していましたが、この本中々です。知り合いに頼まれて数年前にこのエリアに仕事で足を運んだ経験があります。

大西武を築いた堤康次郎はご存じのように大の左翼嫌いでした。

この沿線は東急と違って宅地開発にそんなに積極的ではなく、結果、団地が多く生まれました。

私の知り合いの弁護士ももれなくこの団地の一つに住んでおりました。(もちろんこの弁護士先生も**弁護士会所属のバリバリの左翼です)

この先生の例に限らず、某党の書記局長や昭和の思想史に名を連ねる左翼の大物がまるでうずくまる動物のようにこれらの団地を居を構えていたのは偶然でしょうか。

堤氏の思想とはまさに相剋します。

そしてそんな団地が老朽化とともに住民は減少し、高齢化の勢いが止まりません。

思想とは何でしょうか、一時のファッショなのか、それとも永久に続く時代の裏側なのか分かりません。

ただ、消えてしまった訳ではないでしょう。

首相官邸を取り巻いたデモの姿をみて、脱皮し、化体した思想の怪物が覗き見えた気がしたのは私だけでしょうか・・・・

2012年10月25日木曜日

時々立ち止まり  読書

以前にもお話したと思うのだけど、私の特技の一つに速読があります。訓練の賜物と言えばそれまでですが、息子が中学の時には既にそのスピードは抜かれていたので大したことはないのですが、一応普通の人より早く読めます。

そのおかげか読みたいと思う本は常に3.4冊買い置きしてあります。でも面白いと思う本ほど早く読めちゃうから矛盾して、例えばずっと発売を心待ちにした村上春樹氏の1Q84なんか2時間掛らず読み終え、場面の細部までイメージ出来るのに、これがすぐ終わってしまう。

でも全ての本がこの方式かと言うと違うのです。1年に2.3回読み返す本もあります。こうした本はページに気になるところをチェックして再度チェックする読み方をする訳で、経済、経営やマーケティングの本に多く見られます。

一方、こんな短い周期とは別に10年、20年経って読み返す本があります。私のコンドラチェフ周期にあたる本です。

今、読み返しているのは中根千枝著「タテ社会の力学」です。批評家の間では、古臭い理論だとか、右肩上がりの日本にしかあてはまらない、そもそも理論そのものが破たんしているとか、散々の評価ではありますが、私は一向に意に介しません。

私は偶然、この本を取り上げた一般教養の授業を受けていました。本人ではなく御主人の方の。授業の印象は本人の著作でもなく、さりとて他人でも無い人の本を説明するその御主人の微妙な距離感が面白かった事を覚えています。

当時ははっきり言って内容そのものは、「そんなものか」という程度にしか思いませんでした。

しかし、今になって読み返すと、ここ違うんじゃないかな、いや、この見方は面白いと、色々な所に発見があるのです。

数年前から、家族論、ジェンダー論などの本を読み始めました。最近では山極寿一氏の本など動物を対象にした家族論、集団論を読みながら父系社会、母系社会について考察していたので、当時の(30年前)とは大分、基となる知識の量や種類も違うのでしょうがそれにしても、多くの発見があります。

有名な言葉に「我々は我々の知っている事しか知らない」といものがあります。その通り、人知の及ぶところなど物凄く小さいのです。

今日もこうして今にいながら無限の冒険に旅立てるのは幸せじゃないですかとページをめくるのです。

それにしてもイエール出のMichelle Shaprowの歌声は良いなあ!!

2012年10月24日水曜日

整形外科医のひとりごと

家の近くにある掛り付けのM整形外科医院はいつも大繁盛である。老いも若きも老若男女が集まってくる。7.8人以上いるスタッフはそれぞれ分担しながら、しかも緊密に連携を取っている。

そんな塩梅だから患者を大切にしようとする気持が伝わってくる。理学療法と診察とリハビリを上手い具合に回しているのである。

そこへ行くと大学のそれはどうであろう。数時間待って診察は2.3分なんてことはざらである。若い医師はあまり患者を大切にしない。いや私がそう感じているだけかもしれない。

しかし、それはそれで良いのではと思ってしまう。もし街場の開業医が大学病院のようにやろうと思っても出来ない訳で、その逆も大学病院では困るのだ。餅屋は餅屋ということであうか。

人間、歳を取ればカ゜タは出てくる。友人が足裏に痛みを覚えたといって整形外科を受診したら「モートン氏病」と診断されたという。私もやったことがあるが、要するにもう無理はせず体のご意見を聞きながら(尊重しながら)やりなさいということなのだ。

私の場合はロードバイクに乗りすぎて、足裏の負担が増加し神経叢を圧迫して発症したが、自転車を少し乗らなかったら傷みも引いてまた動かせるようになった。

ただ、注意しなければならないのは彼らは骨折や皹が入っているような骨の異常については容易に見つけられるが、筋肉や腱、神経の圧迫,ダメージについては推測しか出来ないのだ。

なんだ駄目じゃないかと思うなかれ、それでいいのだ。これらの骨以外のダメージからの回復は3カ月すればきちんと修復されるのである。途中で無理して動かさなければ、人間の力で治っていくものなのだ。

私の場合は、頸椎も腰椎も椎間板が薄くなって、腰に負担が掛ればすぐ発症してしまう。

そうならないように背筋や腹筋を鍛えようと努力するのだが、その途中で発病したりして思うようにならないものである。まさにジレンマである。

痛みを我慢する必要はないが、多少の痛みは体を無理して動かさないようにしなさいという脳の命令なのです。

そんな事をつらつらと考えていたら、外科研修の息子が帰ってきた。週末は群馬県に行くそうである。あちらのT門会が御招待してくれるそうである。

どんな治療が良いのか、聞いてきておくれといっても息子は笑うばかりであるが・・・・・・・

2012年10月22日月曜日

1979 

経由便の格安航空機の一番後ろの席で足も手も伸ばせない恰好で青年は眼下に広がる青い海を見ていた。

飛行機は徐々に高度を下げ、左旋回しながら陸地に沿うように着陸の態勢にはいった。

車輪が2.3度もパンパンと激しく上下しながら飛行機は陸地と一体になった。

長い入国審査の列を終え、飛行場の外に出ると、なんともいえない香りが漂ってきた。

どこにこの香りの元があるのかと青年は目を追ったがそれが観光客相手に売っているレイの匂いだと分かるのはずっと後の事だった。

南国の日差しは、雲から抜けると容赦なく照りつけてきた。青年はペーパーバックを鞄にしまい、バスの前方に座り、高速道路から見える山並みを見ていた。

海の色はそれぞれの場所で違う。東南アジアのとある島は日本ではよく売られている入浴剤のような薄い緑色だったし、インド洋に浮かぶ楽園と呼ばれる島々のそれは透き通るような水色だった。

ここの色はとても深い青である。こんなに深い青を見た事が無かった。とにかく深い青。

青年の荷物はダッフルバッグひとつ。カーキ色のそれはそうとうくたびれていた、あちこちが破れていた。

青年はその鞄をいたわるように抱えてバスを降りた。

乗り換えのバス停で、青年の横に日焼けした女の子が座った。

手足がすらりと伸びて、何一つ屈託のない女の子はこの島特有の空気を運んでいた。

女の子は青年に行き先を訪ねながら、長い黒髪を後ろで束ね始めた。

その仕草は少女でありながら、これから成長する彼女の将来のように明るく、芳醇であった。

ルナリロはここからそう遠くない。

青年はこの少女と一緒にバスに乗る。

少女はパスが通り過ぎた小さな日用品店を指さして、あそこが私の叔父の店だと言う。

お世辞にも綺麗とは言えない店は、バスの排気ガスと乾いた空気でぼんやりして見えた。

青年は眼鏡をはずして、もう一度少女を見た。






2012年10月18日木曜日

証左 

私の敬愛する方で、わが社の法律顧問をしてくれているK先生が良く使う言葉であり、とても大切にしているのがこの「証左」・・・

どんなに法律論を戦わせてもその土台となる部分がぼやけていてはとうてい法廷では受け入れられないという。

裁判に限らず、この証左にあたる仕事はとても大切と考えている。

私生活は別としても私は仕事ではこの証左を求めることにしている。

人間の基本はまずその人となりがどんな人なのか、十中八九初対面の印象で決まる。

そのためにどんな言葉を使うのか、とんな身だしなみなのか、それによってその人のバックボーンがすべて見えるのである。

背広や革靴で人はごまかせない・・・すべてお見通しなのである・・・今日も証左に当たる仕事をした・・・・・



白鯨 少年の記憶 読書

今のように欲しい本があると買ってもらえる環境でなかった私は本をとても大切にしていた。

誰かからもらったか忘れたが、メルビィル著の白鯨を読んだ。読んだときの印象ははっきりいって怖かった・・楽しい本ではなかった。今日グーグルの表紙だったので思い出した・・・

私は鯨よりそれを執拗に追い求める人間のほうが怖かった・・・・人間の性とも言うべきか攻撃性と復讐心・・・心底、怖かったことを記憶している。

だからホエールウォッチングにはまったく興味がない・・・・

ところで本の少ない少年の読み物は何であったか・・・・それは百科事典・・・母が清水の舞台から飛び降りて買ってくれたジャンルジャポニカ百科事典・・・・万有百科大事典とも言った・・・これは読みたいジャンルに分かれていてもっぱら歴史と地理を溺愛した・・・辞典は磨り減ってぽろぽろになった・・・・・でも同じ本が2冊送られたりしても誰も文句を言わなかった・・・不思議だな・・・

毎日、布団の中で世界旅行や時空の旅をした・・・・・

いったことのないタージマハールや敦煌の遺跡、イグアスの滝も私は10歳にも満たないのに見てきて記憶したのだ・・・

大人になって観光にも興味のないのは、きっとこのときの経験がすでに私を連れて行ってくれているからかもしれない・・・

記憶こそが最大の旅の産物だとすれば、今日も旅をつづれられる幸せに乾杯だ!!・・・・・・・

カイルアに向かう橋の袂にあるアンテイークショップにきっと私の好きな黄色っぽいファイアーキングのマグカップが並べられる頃だろう・・・・きっと・・・・・・雨もあがりはじめた・・・・・




2012年10月17日水曜日

アマゾンが選ばれる理由

ネットショッピングが一般に浸透して消費の仕方も変わりました事は既知の事実。

その中でも色々と新手の商売も現れては来ましたが、淘汰されて今の残っているものは信用性と簡便性を兼ね備えているもののようです。

例えば商品名が決まっているものを買う場合には価格COMで値段を調べます。一番安いからといってすぐに飛びつきません。送料が別に掛ったり、クレジットが使えないものがあるからです。

そこへ行くとアマゾンは早くて安心です。多少の差ならアマゾンを選んでしまいます。

今日もたかが10数年しか使ってない電気ポットが経年劣化で嫌なにおいがしてきました。線が焦げているような匂いです。仕方ありません、あと10年は(笑)と思っていましたがアマゾンで購入しました。量販家電店で買うよりも8000円近くお得でした。

明日には届く予定です。