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2008年10月22日水曜日

芭蕉 バーナード・リーチ






芭蕉といっても松尾芭蕉のことではありません。芭蕉という古くからの飲食店の名前です。


NHKだったので店名は言いませんでしたが、間違いなく私達が馬小屋といっていたこのお店でした。ニュースは店内から棟方志功の壁画が見つかったというものです。




今は亡くなった父親に連れられて幼い頃ここのインドカレーを食べましたが、店内の暗さと香辛料の効いた味付けにしばらく敬遠していたことを思い出しました。父とここの店主とは仲が良かったようです。2人とも変わり者という事で話があったのでしよう。
懐かしい記憶はこの街の長崎屋の大食堂、テンク゛の洋食と中華、ナトリのシュークリームです。でもみんな今はありません。弱い光のように訪れる度に懐かしいものが薄れていきます。
私は父親の職業欄に「窯業」と書くのが嫌いでした。窯業とは大規模な設備を有し、タイルや瀬戸物を作る会社のことで、父の埴輪や茶碗、壷などとかけ離れていたからです。若いときにはこの手の工芸品は見るのも触るのも嫌いでした。しかしながらこの年になると良い茶碗や焼き物に目が行くようになってしまいました。先日も日本民芸館で焼き物を見ていたら、父と旅行した益子のことを思い出しました。

父は濱田庄司氏、バーナード・リーチ氏とも親交があったようで、父がNHKの取材を受けた折のレコードのダフネ盤でもそのようなことを言っていました。リーチ氏の故郷であるイギリスのセント・アイビスという街にいつか行きたいと思っています。


レコードプレーヤーがないので、いつかCDに変換しなければと思っています。娘は1歳のときにこの父に合っていますが、息子は父親に合う事はできませんでした。それが心残りです。




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