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2009年6月23日火曜日

家とは

「家」とはなんでしょう?日本語では「いえ」「うち」両方使います。言葉の使い方も変化するようで、この頃の子供は「イエに遊びに来ない?」と使うそうです。

20年以上前には広くて、快適で、大きな家がほしいと思っていました。しかし、この頃は葦屋根の簡素なあばらやも楽しいと感じるようになりました。

結局、「家」というのはそのときの家族の状況に合わせて必要だったり、不必要になるような気がします。我が家のように子供も自立し、それぞれの道を歩むようになると、大きな空間より、落ち着ける場所を探してしまいます。

こんなことを考えていると100年も200年も持つ住宅を省エネ住宅と呼ぶそうですが、人間が「家」に縛られてしまうような気がします。私はごめんです。

そう考えると、「ふっと」力が抜けて楽になります。私の友人のO氏は海外での生活が長く、「家」を所有していません。しかし、かわりに海外で暮らしたいくつかの家が家族にとっての「家」なのだなと羨ましく思います。ニュージャージーの木々の音、上海の柔らかな空気、素晴らしい環境ではありませんか。
そう「家」に縛られることは精神の成長を妨げます。所詮、家はうつせみです。

「家」の中の人間が中心でなければなりません。

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