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2009年11月18日水曜日

パリの思い出  ラパン・アジル  アトリエ洗濯船







大して儲かりはしなかったのですが、代官山で妻が輸入文具の店をやっている頃には多いときには年に数回パリを訪れていました。それはそれで楽しい思い出です。

BHVでキッチュな雑貨を仕入れたり、蚤の市で灰皿を見つけたり、パリはスリが多いので私はそんな妻の用心棒でした。

いつぞやは荷物が80キロになり、すったもんだしたこともありました。
ホテルも年々グレードアップしていったのですが、一番最初に泊まったモンマルトルの安宿、確か「ティモテル・モンマルトル」と言った、その名のとおり小さなホテルが一番思い出があります。

その場所には「アトリエ洗濯船」という貧乏画家のロートレック、ピカソなどが集まった長屋があったそうです。

少し坂を上るとこれも有名なシャンソニエ「ラパン・アジル」がありました。ユトリロは数枚このラパン・アジルを描いています。ユトリロには「白の時代」と呼ばれる時期があり、白に豊かさと温かみを出すために絵の具に漆喰や砂を混ぜたといわれています。
冬は8時でもまだ薄暗いです。小学生が登校していきます。夕刻モンマルトルのベンチに座っていたら、セネガル人が来て「俺はこの下のレストランで働いている。お前はどこで働いているのだ」と聞かれました。
セネガル人にはアジアから来た労働者に映ったのでしょう。(笑)
よく出掛けていたのは今ぐらいの季節でした。今度またモンマルトル尋ねてみたいです。それと本物のユトリロを見たいです。

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