1万時間の法則というものがあるようです。例えばビートルズは人気が爆発する前に1万時間の練習や下積みをしたといわれます。1日5時間として5.5年です。彼らの6年でのデビューと符合します。
一方、これを一般に当てはめてみると、1日8時間として週5日で月160時間、1年1920時間となり5.2年です。石の上にも5年という言葉とも妙に合います。
ようするに5年位継続しないと、その本質的良さや、自分の技量の上達は望めないということにもなります。
特に若いうちはすぐ結論を出そうとします。そのほとんどが自分に都合のよいように解釈して、結論付けるのですがそのほとんどが失敗に終わります。私の周りでも多く見受けられました。
私も若いころ、会社など止めて自分で起業しようとしたことがあります。しかし、恩師の先生に「5年は我慢してなんでもいいからやってみなさい。悪いと言っているものにも良いところがあります。」そう言われました。
その通りでした。悪いと思っている中にも良いものがあり、良いと思っている中にも悪いものがある。何事も一元的思考は破綻を招きます。
多くの若い人にお勧めします。どうするか迷ったら「先延ばし」にしないさい。これが中々具合が良いんです。
1万時間ぐらいかけてゆっくりゆっくりやっていくのです。このとりあえず先延ばしと結論を急ぐのではその後の人生が大きく変わります。木々も早く枝分かれして、成長する「徒手枝」は本幹にはなれません。じゃまな枝として切られてしまいます。
1万時間の法則頭の片隅に入れてみて下さい。
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