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2010年1月27日水曜日

マーケティングの功罪  Apple社

日本の製造業もおしなべてマーケティング至上主義です。経営の神様こと松下幸之助氏が言っていた「お客の顔を見なさい」というのは違う意味だったのに・・・・・・・

確かに、コトラーや最新の行動経済学がマーケッティングの必要性をことさら強調しているのは十分承知の上申し上げたい「マーケティングをしすぎるな」と。

この現象は物づくりの多くの場面で遭遇します。発表会やら新作のデモをしながら、顧客の反応をみてまた修正する。結局出来あがったものは「エッジ」の効いたものではなく、凡庸でつまらないものになってしまっています。

そこへいくとアップル社は製品が出来あがって初めて発表します。たがらあのデザインが生きるんです。MP3や他のオーディオは未だにipodに追撃できません。

「顧客が大切なこと=顧客のいいなりになる」これは行けません。こういう発想を持っている人は今ままで「供給者の論理によって消費者と対面していた人」だと思います。反対は極に至ります。これではいけません。


ものづくり再考とは、思考の再構築に他なりません。写真はApple社のHPのIpod touchです。

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