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2010年1月22日金曜日

丸山眞男   万華鏡





今日の朝焼けです。暖かい空気と寒い空気が入れ替わりました。



年末から丸山眞男氏の講義録を読み漁っておりましたが、これほどまでに時代によりその評価の分かれる人も珍しいと思います。

昨日も、丸山眞男氏の最晩年の講義を聞いたことのある方は「吉本隆明氏の批判もあったけれど、何をばかなことをぬかしているのか」といった雰囲気だったといいます。

一方、丸山氏が退官した後に、同学部に入学した人に言わせれば、「丸山眞男は過去の人」「彼の票は著しく低い」そうです。

尤も「赤ずきんちゃん気をつけて」でしか知らない私たちにはそのどちらでもない、丸山眞男像があるのでこれは万華鏡の如く、百花繚乱であることを思い知らされた今日であります。

見る時代、体験により人や物の評価は分かれることを痛感いたしました。

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