「京からかみ」の「マルニ」さんよりサンプル帳が届きました。1冊1万円というのは驚きましたが、それほどまでしても欲しいと思わせる装丁です。
写真では中々この京からかみの質感は伝えられません。
私の好きな模様はこの「一分筋」や「七筋市松」です。大正天皇が好んだと言われる「嵯峨菊」もありました。また桐が多く使われていることも分かりました。
今度家を建てたときには、この本物の「京からかみ」を建具に使いたいと思います。
私のお仕事は「知らなければはじまりません」知ることが仕事だと思っています。
閑話休題
3バカと呼ばれた大学時代の友人が京都に住みたいと申しております。確かに四季折々京都というところは見るものを飽きさせません。しかし、京都を侮ってはなりません。「京のお茶漬」なる落語にあるように「もう遅いから泊っていきなはれ」は「もうむおそいから帰れ」です。京都は数々の戦乱の歴史から他人を信用しない習慣が根付いています。来京した折のタクシーの運転手が私が「丸山さんも勢いがあって美味しかったですよ」というと「みんな丸山はんも美味しいというとはりまんな」と返すのです「。丸山さんよりもっとお美味しいとこ京都にはぎょうさんありますえ」という意味なのでしょうか、一筋縄ではいかない京都人の気質を垣間見たのであります。
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