このブログを検索

2010年2月17日水曜日

デフレ経済の先にあるもの

デフレ=低価格  これは本当でしょうか?

巷には「デフレ経済こそ日本の成長」とか「デフレは継続する」といった極端な肯定論と否定論ばかりが平積みされています。

私には「山を見て木を見ず」のような気がします。

そもそもGEやシアーズなどの低価格戦略はアメリカ型大量消費社会に下支えされている、いわば20世紀的消費社会の残滓のようなものです。

バブル崩壊後、日本の金融機関は自らの理論で統合を繰り返し、店舗数は激減し、リテールとは程遠いものになってしまいました。いわば川上の論理です。

前出していますが、ネット社会により個の情報が共有化され、情報の不等式が等式化するにつれ、物そのものへの興味より、「その物に付随するサービス」が求められているのではないでしょうか?
そうですそれこそが川下の理論ではないでしょうか。

某建築会社が素晴らしい建物を建築してくれたとします。しかし、最後に顧客の心を無視するような行動をとったならばこの関係は崩壊します。顧客リテラシーを忘れてはならないのです。

0 件のコメント: