とうとう「子供手当」が議会を通過しました。まさかと思っていたのですが愚法がまかりとおりました。
そもそも恒久財源もないまま、子供手当を支給しても経済は良くなりません。今この国の経済はボロボロです。所得も伸びず、失業者が増加し、社会保障や福祉が整備されておらず、多くの若者は将来を悲観し、消費は一向に回復しません。
子供手当はそういった将来の不安が解消されない限り、消費には向かいません。
さらに郵政民営化の揺り戻しです。官から民という自由化の流れを封じ込め、もう一度官に権力と財源が集中する機構を作るつもりのようです。経済が好転しない限り所得格差はさらに増大します。
以前からこのままいったら日本は3等国以下になると警鐘していました。本当にその道を走り続けています。政治はオセロゲームではありません。その場、その場の対応だけでは国が沈没することは避けられません。
今回の政権交代劇は一国のトップが落ち着きのないままチョンボを繰り返し、さらに派閥の復活という旧政権跋扈にほどほど嫌気がさした国民の審判だったはずです。しかし、頼んだ民衆党も結局これと変わらず(もっと悪くなった?)迷走する様は観ていられません。現状では第三局なるものがない以上金子氏のいうとおり参院選挙の投票率は歴史的低さとなるような気がします。亡国の一歩手前です。
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