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2010年5月20日木曜日

教育の質  筑波大付属駒場中学・高等学校

私は息子を通じて色々と勉強させてもらいました。

私が育った渡良瀬川の街では教育者の質は決して高くなかった。ただ数人の教師によって今の自分を保つことが出来たのは奇跡であると思っています。

息子が筑駒に入って学生から「ヨパ」と呼ばれる先生が担任になったときには、どんな先生か一度拝見したくて、保護者面談に行ったことがあります(面談は後にも先にもこれ一回だけ)

先生と話してみて驚いたのは、「どこにも垣根がない」ことです。子供だからこの程度で良いなんてことはない。子供でも、大人でも同じなんです。

教職員は個室を持っていてそこには研究図書が並んでいます。まるで大学の経済学部の教授と哲学科の教授を足し合わせたように蔵書です。

とにかく贈与する側の質の高さにただ驚くだけです。

息子が中学受験をした際に、受験した全ての学校に合格したのですが、国立は今後の政策により質的な劣化もありうると話した際に「卒業するまでは大丈夫だよ」と言ったのは正しかったようです。

教育を志した経験のある身としてはこの質的違いにただ唖然とし、今でもこの事実を知らない人たちが己の経験則のみで話していることを聞くと??????

質の高い教育はわずかですが現存します。


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